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チート勇者の異世界冒険記  作者: 松竹梅
第二章 いとも悪しきは人の欲
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秘話 白と黒の二人の少女

一番悩んだのは・・・タイトルですかね。



 白い、白い、ただただ白い空間。

 その中央に、一人の少女は佇んでいた。


 少女は、腰ほどまで伸ばした、白と灰色の混ざったような色の髪をしていた。

 その体には、極光に照らされているかと思うほど、神々しささえ感じられる衣を身にまとっていた。


 そしてその手には、少女の頭ほどある水晶が、何かを映し出していた。


「あの者も、あの方の糧になったようですね・・・」


 手元の水晶を見つめていた少女は、急にポツリとつぶやいた。


 すると次の瞬間、少女から2メートルほど離れたあたりに、黒い穴が出来た。


 しかし、その光景に少女は、何も反応しない。何も、探ろうとはしない。


 するとそこから、黒い少女が這い出てきた。

 まるで、白い衣をまとい、白と灰の混ざった髪をしている少女を、そのまま黒くしたかのような少女が、そこから出てきていた。


「やっほ~。どう?『あの方』の様子は?」


「順調、と言いたいですが・・・やはり、『魔王』ほどではないと、まったく成長できる感じがしませんね」


「そんなこと言わないでよ~。そうやすやすと、『魔王』級の転生者なんて輩出していいわけないし、何より、もともと人だった存在を魔王なんかにしても、あの世界にあるシステムじゃなきゃ、うまくいきっこないって」


 そういって、黒い少女は嘆息する。


 そこまで言って、黒い少女は思い出したように白い少女に話しかける。


「そういえば、次の魔王の調整に行くから、一緒に行こうよ」


「そうですね・・・。最近はあなたに任せきりでしたし、私もたまには行くとしましょう。・・・でも、『調整』は、なんか変ではないですか?」


「そうかな?あの行為はすっごい機械的だし、『調整』でいいと思うんだけど?」


「あれは『調整』というより、『譲渡』とか、『与える』という表現の方があっていると思いますよ?」


「そうなのかな~?」


 黒い少女は首をかしげながら、白い少女の手を取る。


「ま、いいや!ほらほらさっそく、出かけようよ!!」


「そんなに焦る必要は・・・いえ、確か先ほどいたのはあのあたりでしたし、少し急ぐ必要もあるかもしれませんね」


「ほら言った!それじゃあ、しゅっぱ~つ!!」


 黒い少女が楽しそうに言うと、二人の前に、黒い少女が来た時と同じような黒い穴がいきなり出現した。


「やはり、あなたの魔術(・・)の腕前だけは、超一流ですね」


「魔術『だけ』ってなにさ~。でもそういったって、僕はまだまださ。あの方に比べればね。あと、『魔術』って言わないでよ。これはあんなのと比べられないぐらいのものなんだから!!」


「だったら、そんな雑に使っていないで、もっとありがたみのある物のように使ってくださいよ・・・」


 白い少女と黒い少女は、話し合いながら黒い穴をくぐる。


 そして二人が完全に穴に入った瞬間、穴は突如として消え去った。


 あとには、静寂と、白い少女が持っていた水晶のみが残っていた。



突然ですいませんが、休筆させていただきます。


理由はですね、私は今、受験のシーズン真っ只中なんです。

なので、そろそろ勉強に本腰入れ始めなきゃいけないので、受験が終わるまで、一時休筆とさせていただきます。


自分の一身上の都合で休筆することを、どうかお許しください。


それでは、三月位にまた投稿する日まで。

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