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フィリップ・アルテナ

ご都合主義作品です(`・ω・´)ヾ



親友のエルヴィンから相談事をされたのが、王立学院に通い始めて4年の目の事。

卒業まであと1年という時期だった。

途中編入のケーシル伯爵令嬢に追い掛け回されているという。

エルヴィンだけではなく、第一王子にもわけわからないことを言って付きまとっているとか。

俺に実害がなければ放っておくのだが


「ローザのことを口悪く言うんだ」


エルヴィンと第一王子からケーシル伯爵令嬢に言われたというローザ……俺の妹に対する言葉を並べられて、思わず剣を手にその伯爵令嬢を切り付けたいと思っても許されるよな?


我儘?

 いつも国のことを思って自分の我儘を一切言わないのに?

 むしろ周りはもっと我儘を言ってほしいと常日頃言っているのに?


俺達を縛り付ける?

 逆だ、俺とエルヴィンがローザを俺達の傍に縛り付けているんだ。

 ローザの交友関係も俺達がばっちし把握しているんだからな。


いつも睨みつけている?

 あれは生まれつきだ。親父に似て釣り目なんだよ。

 本人はすっごく気にしているんだからな。


というか、妹は生まれてから一度も王都には来たことがない。

隣の領地であるアルフレッド公爵領になら頻繁に出かけていたけどな。

エルヴィンの両親は子供が全員男だったため、遊びに行くローザをことのほか溺愛している(現在進行形)。

ローザがよちよち歩きの頃から『いつかは我が家の嫁に!』とうちの両親に申し込んでいるくらいだ。

しかし、悲しいことに王家・公爵・侯爵家に生まれた女子は少ない。

ローザを含めても数人しかいない。

周辺国との結びつきを考えてローザたちは外交カードとしてそれぞれの領地で大切に育てられており、情報も年齢以外は学院に入学する歳になるまで徹底的に隠されている。

なのになぜ、ケーシル伯爵令嬢はローザのことを知っているんだ?

ほかのクラスメートたちに聞いても『フィリップ(俺)が溺愛している』という事以外は知らないという返事が来るのに……

絵姿は王宮に保管されているけど、王族以外は見れない場所に保管されているからローザの容姿を知っている者はごく親しい者しかいないはずだ。



「殿下、例の件ご協力いたします」

俺が持てる情報網を駆使して集めた情報をまとめて第一王子とエルヴィンに渡した。

エルヴィンは第一王子の護衛として傍にいるため必然的に巻き込むことは決定である。

「フィリップ、本当か!?お前が協力してくれるのならものすごく助かる」

「殿下、これだけは申し上げておきます。俺はローザ……妹をあの女から守るために協力するのです」

「何でも構わない!あの女から逃げられるのなら!それで?」

わくわくと瞳を輝かせる第一王子。

相当鬱憤が溜まっているかと思われる。

第一王子の背後からどす黒いオーラが迸っている。

昔から鬱憤が溜まると俺かエルヴィンが第一王子の剣の餌食になっていたんだよな。

第一王子の剣はエルヴィンに次いで強い。

剣が苦手な俺はできれば剣の餌食にあるのだけは避けたい。

幼馴染だから羨ましいとよく言われるが、良いことだけじゃないんだよと声を大にして言いたい。

今回は爆発する前に何とか回避できそうだ。

「エルヴィンに囮になってもらう」

「は!?なぜ僕!?」

「あの女がお前にターゲットを絞ったという情報を得たからだ。殿下は最近婚約話に積極的だと知れ渡っているから無理だと判断したのだろう。他の狙っていた高位貴族の男共も同じ時期に婚約発表したり、見合いしたりしているからな。何もしてないエルヴィンを標的にしたのだろう」

「……は?ちょっと待てよ。僕はローザ一筋……」

「ああ、俺達はお前の一途なまでのローザへの(重っ苦しい)想いを知っている。だがあの女、そのことを知らない周りの奴らにローザからエルヴィンに近づくなと嫌がらせをされているとか吹聴してやがる」

「おいおい、ローザはまだこの学院に入学すらしていないじゃないか」

呆れたように言う第一王子にエルヴィンも頷く。

「学院内じゃなくて王都の城下町でということらしい。もっともローザは王都に一度も来たことないから裏を取ればすぐにウソだとバレるようなことをあの女は吹聴しているんだよ」

バシっと目の前の机を拳で叩くと第一王子とエルヴィンは表情を厳しいものにした。

「……吹聴し始めたのはいつごろだ?」

「報告書によると3か月前からとなっていますね」

渡した報告書をぱらぱらとめくりながら内容を頭に叩き込んでいるエルヴィン。

エルヴィンは騎士科に所属しているがローザを得るために俺の父である副宰相(+父の部下たち)からありとあらゆることを叩き込まれているのでこんなことは朝飯前のことだ。

もちろん、俺も同様のしごきを受けている。

「3カ月前からならローザ嬢には無理だろう」

「ええ、ローザは半年前から周辺国に外遊(しごと)に出ているからね。立派な証人がゴロゴロいますよ」

にっこりと笑う俺に第一王子とエルヴィンは口を引き攣らせた。


「ローザ嬢の帰国は俺達の卒業式の前日だったな」

「ええ、3か月後です。それまでにすべて終わらせます」

「……で、僕は何をやらされるの?」

「あの女の機嫌さえ取っておけばいい」

「は?僕、あの女に近づくのものすごく嫌なんだけど?遠くから声が聞えただけで回れ右しているんだけど?」

心底嫌だと訴えるエルヴィンだがたった一言で大人しくなる。

「すべてはローザのためだ」

すべてはローザの為。この言葉でこの男は動いてくれるから助かる。

もっともローザが拘わらないと動かないけどな。

「うっ……わかった。近づいてきた時だけ最低限相手するってことでいいよな。それ以上は精神的に無理!」

「下手に構うと増長するだろうから、適当に機嫌を取っておけばいい。卒業式の前日までに俺と殿下(+国王陛下達)があの女の追放先を決定するから」

懐から一枚のリストを取り出し、殿下とエルヴィンの見える位置に置く。

「周辺国の変態親父のリストじゃないか」

ざっと見ただけで書かれていた内容を把握したエルヴィン。

「なるほどね、彼女なら十分にやっていけるだろうな。変態親父といえども外見だけは美しい人たちばかりだからね」

にやりと笑う第一王子から黒いオーラが徐々に消えていく。

「あ、そうそう第一王子妃(予定)のサリー様の国は除外してあります」

「サリー嬢の国?」

「殿下のお相手はほぼサリー様で決定でしょ?というか殿下はサリー様以外眼中にありませんよね?」

「……フィリップの観察力には参る」

「……ローザからの情報ですよ。ローザとサリー様は幼い頃から親交がありますからね」

降参のポーズをする第一王子と苦笑するエルヴィン。

「なあ、どうせなら簡単に帰国できない遠方の国にしないか?」

変態親父リストを見ながらエルヴィンがいくつかの候補を上げていく。

「そうだな。このリストの中からだと……」

第一王子も嬉々としてリストの中からいくつかピックアップしていった。



幾人かピックアップして俺はそれを国王と宰相と副宰相(親父)に提出した。

親父たちもあの女の所業や言動に頭を抱えていた為、さっそく諸外国へ交渉に乗り出した。

ケーシル伯爵を王宮に呼び付け、事情を話すと伯爵も娘の悪行に頭を悩ませていたという。

昔から言動がおかしく、何度注意しても治らないので学院卒業後は修道院に強制的に入れようかと夫人と相談していたところだという。

嫁ぎ先のリストを見て一瞬青ざめた伯爵だから、すぐにリストの中でも北方にあり一年の半分が雪に閉ざされる国の宰相の息子(年が一回り以上離れている)を嫁ぎ先に決めた。

その即決力は潔かったと親父が褒めていた。

表向きは北方国の宰相の息子が仕事で来ていた時に参加した舞踏会であの女を見初めたという筋書きで進めていたが、相手にあの女の姿絵を贈ったら『今すぐ迎えいに行きます』とすぐにでも乗り込んできそうだったので卒業式の日まで待ってくれとお願いした。

卒業式を終えた後なら好きにしていいからという一文を付け加えて。


それからはスムーズに事が進み、あの女を北方国に追いやることに成功した。

これで平穏な日常が送れると安堵していた俺達だったが、第二の悪夢が待ち構えていた。


エルヴィンは学院卒業と同時にローザへ求婚したいと親父に許可を求めたが

「はぁ?何言っている。ローザが学院を卒業するまで婚約などさせん。ローザが学院を卒業するまでみっちり鍛えてやる」

と、なぜか俺まで巻き込まれて仕事漬けの日々だった。

騎士団(本当は軍隊に入りたかった)に入団しつつ、親父の補佐として働く日々。

唯一の安らぎは週一のローザとのお茶会くらいだろうか。

ああ、エルヴィンは親父から許可が下りるまで特別な日(誕生日など)以外はローザに近づくことを禁止されていた。

俺が時々ローザのことを話すと恨みがましく睨むんだよな。


エルヴィンがローザに近づく……求婚の許可を親父から得たのはローザが学院を卒業するまであと1年という時だ。

とりあえず、急な求婚はローザを困惑させるから今までの穴埋めをするよう注意だけはしておいた。

周りからは生暖かい視線を送られていた二人だが、鈍感なのか気づいていない。

ローザに至っては「自分は外交カードだから恋愛結婚は無理」と自分に言い聞かせているし……

エルヴィンは遠回しに好意をぶつけているが、決定打には欠けている。

見ている周りの方は早くくっつけとイライラしてちょっかいを出す羽目になった。


まあ、その結果。

エルヴィンは無事に俺の義弟になれたのだが……


ローザの様子がおかしい。

結婚式前日の午前中までは浮かれていたのに、夜挨拶に向かうと泣きそうな顔をしていた。

結婚前でナーバスになっているのかと思ったが、違ったようだ。

数日後、ローザ付の侍女から無理やり事情を聴きだし、『なんだその勘違い!』と怒鳴りそうになった。

エルヴィンがいかにローザを大切にしているか説いたが、聞く耳持たずだった。


そして、数か月後。

ローザの懐妊が知らされた。

エルヴィンはすぐさまローザの元に駆け付けようとしたが、第一王子の元へサリー様が輿入れされることが本決まりとなりなかなか自宅に帰れない日々が続いた。

騎士団は少数精鋭の為、なかなか休みが取り辛い。

今度上に掛け合おう。

そして、悪いことは重なるとつくづく思い知った。


本当にケーシル伯爵の娘達はどうかしている。

長女を北方に追いやって安心していたら、あの女の妹が既婚者であるエルヴィンにちょっかいを出すとは。

しかも、あることないこと噂を流し、ローザを陥れる。

俺達と同年代の者たちは真実とは違うと聞き流しているようだが、ローザの世代はあの女の妹にコントロールされているのかローザが悪者にされている。

もともとローザはあまり人前に出ない(出さなかった)し、国内よりも国外の友人が多い。

すぐにフォローしてくれる身近にいる友人が少なすぎたのだ。(地位目当ての取り巻きは多かったけどな)

それでもローザは学院時代は誰にも文句を言われない侯爵令嬢として、今は伯爵夫人として振る舞っている。(礼儀を重んじる口煩い年寄連中のお墨付きだ)


エルヴィンは日に日に不機嫌になっていっていた。

上層部に扱き使われて家に帰るのは午前様の日々。

当然起きているローザに会えない。

寝ているローザに触ることしかできないと毎日のように俺と親父に愚痴る。

さっさと騎士の位を返上して領地でのんびり暮らしたいと言い出す始末だ。

何とか俺と第一王子で思いとどめているが、これ以上長引くと実力行使にでも出そうだ。


なのに、あの女の妹は人目のあるところでエルヴィンに構う。

周囲の誤解がどんどん広がっていく。

同時に火消を行っても、すぐに次の噂が立つ。

一体、どうなっているんだ!?

俺やエルヴィンが冷たくあしらってもあの女の妹は大胆な行動を起こす。

エルヴィンが軽くあしらってもめげずに食らいつこうとするのはある意味感心するが……

エルヴィンに向かってローザの悪口を言うのは如何なものだろうか。

エルヴィンの眉間のしわがくっきりと刻まれているのに気付かないのだろうか。

正直、どうして俺達に……エルヴィンに付きまとうのか不思議でならない。

エルヴィンのローザ一筋はある意味、とても有名だったから。

一歩間違えば犯罪者まがいなこともしようとしていたほどだから……


第一王子の婚姻式が終わり、やっと落ち着いてきたある日。

ローザが男の子を出産した。

医師から安静にしているように言われ侯爵家に戻ってきているローザ。

息子を抱き上げ嬉しそうにほほ笑む陰に隠されてる悲しみが家の者たちの心を苦しめた。


医師からの許可も得て、第一王子妃のサリー様からのお茶会に参加したあの日。

あの日もあの女の妹はエルヴィンにまとわりついていた。

しかも、サリー様とローザの会話が聞こえた瞬間に躓いたふりをしてエルヴィンに抱き着いたのだ。

たまたまその場にいた者は唖然としてその行動を見ていたが次の瞬間、サリー様の悲鳴に全員がそちらの方を振り向いた。

サリー様がローザを引き留めるよう声を上げているがローザはがむしゃらに走っていた。

俺は立場上(サリー様の護衛をしていた)すぐに動くことが出来ずエルヴィンに追いかけるように叱咤した。

一瞬呆けていたエルヴィンだがすぐにあの女の妹を放り出して(実際地面にたたきつけるように巻き付かれていた腕を振り払っていた)走り出した。

エルヴィンのローザを呼ぶ声が悲痛な叫び声に変わり、俺は悪い予感しか浮かばなかった。


サリー様と俺もすぐにその場に駆け付けたが、その場は赤かった。

ローザの腕や足……何よりも頭から血が流れている。

サリー様がすぐに医師を呼ぶよう手配し、動かすのは危険だが、止血しなければと侍女たちに布を持ってくるように指示を出す。

侍女たちが持ってきた布を赤く染め上げるローザの血。

その様子を口元を歪め笑いながら見ていたあの女の妹。


俺の殺気に気づいたサリー様が視線で制する。

今はローザのことが先決だと。


すぐに駆け付けた医師の診察と治療でローザの命は取り留めた。

しかし、頭を打っているので意識が戻るまでは安心できないと言われた。

意識が戻るまで王宮の一室を間借りすることが決定した。

また、エルヴィンもローザの意識が戻るまで特別休暇が第一王子より与えられた。



***


「なあ、フィリップ」

ローザの手を握り締めながらエルヴィンは歪んだ笑みを浮かべる。

「僕は無力なんだね。好きな女ひとり護れない」

「エルヴィン?」

「大切な、僕の命よりも大切なローザを傷つけてばかりいる」

「しかし、それは……」

「『殿下たちに近づく害のある女を排除するための密令』だろ?でもそれは僕でなくてもいいはずだ」

暗い瞳を俺に向けるエルヴィン。

「なぜ、僕なんだ?なあ、フィリップ。なぜ僕ばかりこんな役回りを?」

「エルヴィン……」

「僕ね、ローザがこのまま目覚めなかったらどうなるかわからないんだ」

「…………」

ローザの手を握り締めた手に額を押し当てて呟くエルヴィン。

「……僕にはローザだけなんだ。やっと、やっと家族になれたのに……子供も生まれてこれからどんどん楽しい思い出を重ねていくはずなのに……なんでこんなことになっちゃったんだろう」

涙声のエルヴィンに俺は何も言えなかった。


ローザの眠る部屋から出て俺は中庭を無意識に歩いていた。

エルヴィンとローザの生活を壊したのは俺。

学生時代、俺がエルヴィンを囮にしたから。

エルヴィンのローザへの想いを試したかった。

最初はそんな悪戯心から高位貴族にマナーを守らず纏わりつく問題児・ケーシル伯爵嬢のことを利用した。


ずっと見ていたから知っていたのに。

ずっとそばにいたから二人の想いに気づいていたのに。


大切な妹を奪っていくエルヴィンを試すようなことをしたから。


俺の醜い嫉妬心が、二人を傷つけた。

幸せな結婚生活を送れるはずだった二人。

その幸せを壊したのは他でもない俺だ。


「フィリップ様?」

茫然と歩いていたら後ろから声を掛けられた。

振り向かなくてもわかる。

俺が嫌いな人物だ。

だが、それを表面に浮かべるようなことはしない。

鉄壁の笑顔を張り付けて振り返ると予想通りセシル・ケーシルが立っていた。

「どうなさいましたか?ケーシル伯爵令嬢」

俺の笑顔の仮面に目の前の女は薄らと頬を染めて上目づかいに俺を見上げてくる。

正直気持ち悪い。

学院時代のフロリーナ(あの女)そっくりの媚びたような表情にどす黒い感情が浮かんでくる。

「あ、あの……」

「はい?」

「ローザ様は……」

「残念ながらいまだ意識は戻っておりません」

「まあ、フィリップ様も心配ですわね……」

心配していますという表情を浮かべながらも口元が笑っている。

隠すなら完璧に隠せと悪態をつきそうになる。

「私よりもエルヴィンの方が……」

「え?」

「いえ、なんでもありません。申し訳ありませんが仕事がありますので」

一刻も早くこの場から立ち去りたい俺は適当に会話を断ち切り踵を返した。





ローザが中庭で転んでから数日ほど過ぎた頃。

アルテナ侯爵家、アルフレッド公爵家、アーバルト伯爵家のみに生けられている『ローザ』と名付けられたミニバラが一斉に咲いた。


その日、ローザが眠りから目をさまし、エルヴィンの必死の説明で誤解が解け、アーバルト家にようやく穏やかな春が訪れたのだった。





今回のローザの件は王宮の中庭で起こったことなので隠すことはできない。

このままではエルヴィンの評価が悪くなるかもしれない。

元々ローザはサリー様の兄に嫁ぐことが内定していた。

しかし、エルヴィンの必死の訴えに意外とロマンチストな国王があっさりと結婚の許可を出したため外交関係の貴族たちから睨まれていた。

最も、サリー様が第一王子に輿入れするという話をまとめたことで睨みは消えたが、時々酒の席でチクチク言われることもある。

幸いにも、学院時代も今回もエルヴィンがあの姉妹を冷たくあしらっていたことは広く知られている。

また、あの姉妹たちは周囲の迷惑を顧みないことでも有名だった。

その筆頭がウソの噂をばらまいたこと。

ほんの少し情報が欲しいと友人たちに零せば、出てくる出てくる。

あの姉妹たちの悪行が……

俺はそれを丁寧にまとめ上げ、国王に『被害届』という形で提出した。


国王はすぐさま調査に入り、ケーシル伯爵夫妻にも事情聴取を行ったという。

その結果、セシル・ケーシルは戒律が厳しいことで有名な修道院に生涯入れられることが決まった。

決定的な証拠として、ローザに殺意を抱いていたことを克明に書いた日記と暗殺者への依頼書(の写し)などの証拠品を両親に提出されたのだった。

ケーシル伯爵は爵位と領地を返上し、長女のいる北方の国への移住を決めたそうだ。



誤字脱字は見つけ次第訂正いたします<(_ _)>

一応読み返してはいるのですが…読み返せば読み返すほど誤字脱字が見つかるのはどうしてでしょう…(=;ェ;=)


【追記】

ラストの方で『証拠品を~』の部分が

両親が証拠品を提出したのか、

両親に証拠品を開示したのかという質問を2~3頂きましたが、どちらに捉えて頂いても大丈夫ですが、その作者的な答えは第4話にて明らかにします。



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