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4月13日土曜日、宣戦布告

ー○○/□□ ◇◇:хх ???ー


~むかーし、むかし、あるところに“にんげん”がいました、その世界はある時神様達にリセットされました、そして何回も、何回も。ただし神様はリセットする度に必ず数人リセットする世界に残しました、そしてある時────勇者が────の神──────魔王を────────永遠の──そして─世界は………


──────


一冊の“本”の前に2人がいた。

「これ以上はもうわからないか…」

「そうみたいね…」

「結局何も解らずじまいで僕らは…後悔や未練はないけど、少し悔しいな…」

「未練あるじゃない。」

「まあ、確かに。」

男女2人は笑った、そして男は暗い顔をした。

「…僕たちは─」

「…」

女は男の口を、唇を自分の唇でふさいだ。

どれぐらいの時が経っただろう、私は思う、この2人に言葉はいらないのだろうと。

そして2人は───

私は2人の時をこの中に書き留める。

そして永遠にこの詩は吟われ続けるだろう────


ー世界協戦歴3014 4/13(土) 6:00 宮城 神花邸ー

竜「おはよう。」

姫乃「遅いわよ!」

「さずがにいきなり呼び出されても困るよ」

「言い訳無用!」

「ごめんなさい。」

「よろしいわ。」

俺は部屋を見渡すと、部屋には姫乃以外にも4人いた。

おっと失礼、自己紹介がまだだったね。俺の名前は青崎あおざき りょう15歳高校1年生、今は一軒家で1人暮らしをしてる。

そして目の前にいるのは神花かみばな 姫乃ひめの通称:姫、いわゆるお姫様キャラだ、いやまぁ事実お姫様なのだけど今はおいておこう、歳は俺と同じで15歳、髪は金髪ロングで後ろで結んでいる、まぁ俺たちのリーダー的存在だ。

舞「あー、りょーおはよーございますぅ!」

「おはよう。」

この子は氷野ひょうの まい、15歳で銀髪ショートで…まぁおいおい解っていくだろう。

リナ「やぁ、今日は雲があるいい天気だね!」

可憐「おはよう、お前も朝の稽古けいこしていくか?」

「いや、やめておく。」

葉風「へ、へるぷっ…」

えー、まず言語能力の低いオレンジ色の髪をした女子が高滝 リナ(たかたき りな)、肉弾戦だけならトップクラスだろう。

次に真面目に朝から木刀を片手に稽古している黒髪で髪を後ろで結んでポニーテールになっている、 半袖長ズボンのジャージのこの子が、日騎にっき) 可憐かれん)この子は、戦闘に関しては最強だ、特に武器などで戦うなら俺らのなかならまず勝てる人はいない。

最後に、かわいそうに朝から可憐の稽古に付き合わされたと思われるあわれな男子が、紫獣しじゅう 葉風はかぜまぁ、普通だね。黒髪で特に長くはないがいつも癖っ毛や寝癖がある、身長も175㎝で平均、目立った特技もなし、だからといってなにも無いわけじゃないけど、やっぱり普通だ。

「みんなおはよう。」

「まあ、雑談もこの辺にして、本題に入りたいのだけど。」

「いや、あんまり雑談してないかな。」

「文句でもあるのかしら?」

「いえ、何でもないよ。」

「そっ、ならまず場所を移動しましょう、そうね…会議室で良いかしら?」

「話の内容によるが、まぁいいと思うよ。」

「まずシャワー浴びさせてくれない…?あとみずをぉ…」

「後で良いでしょ、葉風行くわよ。」

「ぐっぅ」

姫乃に引きずられて葉風が連れていかれた、残った4人もそのあとをゆっくり話ながら進んだ。


ー神花邸(第1会議室)ー

姫乃「じゃあ本題はいるね、まず“あれ”が完成したわ。」

竜「ついに完成したのか…」

「えぇ、早速今日から本格的に活動開始よ。」

葉風「今ここにいないやつらはどうすんの?」

「夜に作戦会議をするわ、流石に学校は行かなきゃ貴方達はダメでしょ。」

「いやいや!お前も学校行けよ!」

舞「そーですよ!私達が学校行くのに姫だけ学校行かないなんて、ズルいです!」

「いや、舞問題はそこじゃないと思うよ?」

「問題はそこじゃないわ、今日は何がある日か知ってる?」

「4月13日は…なんかあるのかい?」

「全くちゃんとニュース見なさい。」

「いつも見てないくせに。」

「葉風なんか言ったかしらぁ~?」

「何でもないで~す。」

「そう、ならいいわ。今日はね日本中から新作の機械兵展覧会をここ宮城で行われるの、そこで私達のことを世の中に知らせるわ。」

「なるほどな~、俺達だけで出来ないことは無いと思うけど…」

「心配はないわ、宮城最強の“トリニティーリーフ”はいないし、今日いるのはお偉いさんがたの護衛騎士しかいないしね。」

「いつ実行するんだ?」

「大体準備が終わるのは、20時ジャストよ、作戦会議も含めて集合は5時30分にここよ。」

「了解で~す。」

「じゃあ一旦解散ね~。」

「おーい、いきなり過ぎやしないかな?」

「まあまあ、また後で話せば良いでしょ。」

「はぁ…」

「どんまい。」

そのあと軽く雑談ののち登校の準備をして各自登校ルートえ歩いていった。


ー7:40 登校ルートー

神花邸を出たあと各自登校ルートを歩いている、まあ出たばかりだから同じ道の人もいるだろうけど…4人も同じ道に来るなんてことがあるか?いや勿論可能性はある、だけど俺は最低2人は違う登校ルートなのをしっている、全くの真逆だ。

竜「ねぇ、舞、可憐2人っては学校、真逆だよね?」

可憐「いや、ただと、遠回りをして学校に行きたかっただけだぞ!別に…」

舞「私は~、竜さんと一緒に登校したかったので、ついてきました!まぁギリギリになったら走って登校しますよ。」

「そ、そうか。」

葉風「いやー、朝からモテるねー、おりゃー違う道から学校いこうかなぁ…。」

「お、おい葉風!私はただ運動がてらにこっちのみてを…道を選んだだけだぞ!」

「はいはいそーですね。」

「おい!なに流してるんだ!」

「いや、もう朝から疲れたのにまた疲れるのも嫌だからさぁ~。」

「まぁまぁ朝から言い合いしてないで、どうコーヒー牛乳でも飲まない?朝御飯の代わりに何個か持ってきてたんだよ。」

「おっマジ!もらう!ちょーど喉乾いてたんだ~♪」

「んむ、もらおう。」

「あれ?舞は?」

「さーね、もう登校したんじゃないの?」

「そうかな?」

「いいから行くぞ、俺達だって遅刻ギリギリなんだ。」

「う、うん。」

「おっと私もそろそろ向かわなければ…では2人ともまた会おう!」

「おう。」

「また後でね。」

そしてしばらく葉風と2人で登校し、別れて数分後学校についた。

あと聞いた話だけど、舞は道にいた猫と戯れていたらしい、登校途中の姫乃に拾われて無事遅刻ギリギリで間に合ったらしい。

もし姫乃が来なければどうなっていたのか…。

その後学校に着き色々あったが平和で特に何かあったわけでもなく過ぎた、ので割愛しよう。


ー川沿いー

竜「ふぅ。」

ため息を着きながら腕時計で時間を確認した。

「4時13分か…まだ時間はあるな。」

右手に持った『この絶妙な微唐!』と書かれた缶コーヒーを味わいなが飲んでいると、突如なにもいなかった場所から黒い猫が現れた。

クロ「ニャー」

「やぁ」

この黒猫は俺の使い魔で名前はC、愛称はクロそのまんまだ。

「クロ話しても大丈夫だぞ。」

「あまり油断するな、私が話してるのが解ったら大変なのはお前だぞ?」

「大丈夫だってば、使い魔を連れてる人なんて今どき探せば何人か簡単に見つかるよ。」

「そういってまた襲われても知らんぞ?」

「いろんな意味で襲われるのはどっちかと言うと、君じゃないかな?」

「うっ…」

「ほら後ろに舞が…」

「!?」

引っ掛かれた、おもいっきり。

「冗談だってば。」

「あの娘は冗談ですむようなやつじゃないだろうて!」

「はは…確かに。あっそう言えば何でいきなり出てきたの?」

「おっとそうだ聞きたいことがあったのだ、今日の作戦で私を使うのか?」

「いや、多分使わずにすむと思うよ。」

「油断はするなよ。」

両目をつぶり

「あぁ。」

と、答えた。

その後クロは無言のままどこかへ消えていた。


ー17:20 神花邸 第一会議室ー

竜「ふぅ、間に合ったよね?」

少し息をきらしながら会議室にやって来た。

姫「えぇ、大丈夫まだ10分あるわ。それにまだあまりそろってないしね。」

会議室のなかを覗いてみると、まだ3人ぐらいしかいなかった。

「今何人いるんだ?」

「そうね、私を除いて5人かしらね、あっあなたも除いてるわ。今から集まる人数は7人ってことは?」

「ほぼ全員そろうのか!」

「そーゆこと、これからはみんなに積極的に協力してもらうわ。」

「そうか…」

「嬉しくないの?」

「いや、嬉しいけど、何て言うか、申し訳ないな…」

「いいじゃないみんなお互い様よ。」

「ふっそうだね。」

話していると、廊下から男女2人がやって来た。

「こんにちは。」

うっくん「あっ、竜さん!」

さっちゃん「こんにちは竜さん。」

2人は俺達の師匠の子で向かって左の男子は、桜枝さくらぎ 右鉄うてつ、右にいる子が桜技さくらぎ 左由子さゆこ桜技母が2人をうっくん、さっちゃんって読んでるから愛称がうっくん、さっちゃんになった、2人は色々何をするにもバランスがよく、特に父親譲りで剣術はなかなかすごい。

「竜さん、姫さん、取り合えずなかに入りませんか?」

「そーですよ、なか入りましょ!」

「右鉄もう少し落ち着きなよ。」

「うるさいな~」

「まあまあ2人とも、まず中入ろ。」

「「はーい」」

なかには舞と可憐、葉風がいた。どうやら3人でテレビゲームをしてるようだ。

その後みんなで話ながら数分まつと残りの7人もやって来た。


ー5:30 会議室ー

姫「さてみんな揃ったし作戦会議を始めるわよ!」

その前に少し今さっき来た7人を紹介さらっとしよう。

まず、長い薄茶髪でワンピース姿の女子が、唄里うたざと 歌奈かな、通称 歌姫

次に、金髪で、ツインテールのこの女子が、あかり 輪真利わまり、通称…いや自称 電星でんせい

次は、黒髪のポニーテール、いつもメイド服のこの女子は、有咲あざき 由凛ゆりん、通称 由凛、この人ほど凛という字が合う人はなかなかいないだろう。

そして次に、髪は白く、眼鏡をつけていているクールなこの男子は、白灰はくば しゅう、通称 集、俺の親友みたいな付き合いだ。

次は、緑髪でロング、頭の後ろに緑色のリボンを結んでいる、基本無口で、あまり自分から話しては来ない、おっと忘れてた、名前は森神 もりがみ しずく、魔女の一人娘、魔法の事では俺の知ってる限りでは一番だ。

最後に、黒髪のフードを深く被ってるこの男子は、無夜むや 影牙ようが、まぁ、色々な情報など、情報屋的な存在だろう。

さて説明はこの辺で、本題に入ろう。

姫の台詞でみんなは楕円型の真ん中が空いてる会議用テーブルに各自座った、俺はモニターの近く姫の隣に座るよう言われたので、なにも言わずにそこに座った。

各自座ってもテーブルの半分ぐらいしか埋まっていない、ここで14人は少なすぎるのではないか?と思いつつモニターに注目した。

「では作戦を説明するわ、作戦名は…」

「考えてなかったのか?と言うか必要か?今日決行するのに。」

「うるさいわね!必要よ!むしろ一番大事なところよ!作戦名は、宣戦布告よ!(人差し指を立て、上に腕を上げ言った。)」

「…」

「…」

「…」

「まぁ、いいんじゃないかな?」

フォローしてみた。

「そうか?」

「僕には解りませんでした。」

と葉風と右鉄が小声で話していたが、静かな空間でそれはちゃんと本人に聴こえていた…

姫は満面の笑みに影を作りながら──

その後数分少々事件があったが略そう。

「コホン、えーじゃあ作戦を話すわ。」

犠牲は2ですんだようだ、鼻血を出した2人が正座していた。

「今日の作戦は2人1組の全7班で作戦を行うわそして────」


ー6:30 研究室ー

姫「次にスーツの説明よ」

案内された研究室は明るく何本もの柱やケースのようなもの、壁に埋め込まれている引出しのようなものまで様々なものが置いてある。

いつ来てもなれないな、ここは。

「このスーツは肌に誰でもフィットするようになってるわ、それに毎日着けていても感覚は変わらないし、食事もトイレもなにも支障なく日常生活はできるわ。」

そう説明しながら姫は、モニターのスーツの説明をし始めた、スーツの形は人がなの真っ黒で白い線の模様が描いてある。

これはスーツと言うよりは…全身タイツに近いな…。

「この白い線は、頭から足の指まであるけど、これは伝達神経みたいなものよ。これを通して自分の操りたいようにスーツを使うことができるの、例えば右手に持った鋼鉄を割りたいと思ったら、それができるのぐらいの握力を、得られるし100mを5秒で走りたいと思えば魔法無しでも実現出来るようになるわ。」

葉風「へー、そりゃーすごいな。だけど、エネルギーはどうするんだ?俺みたいな魔力の少ないやつには─」

「うるさいわね!それは今から説明するわ。えっと、このスーツだけじゃなく全体のエネルギーを補うのがこの粒子よ。」

と言って取り出したのは黒い箱、各面に赤い線で十字を描いている、大きさは大体50cmぐらいだろう。

「子のはこの中に粒子、私達は絶対粒子、略してZRと名付けたわ、この粒子はエネルギー量だけ見たら、大抵の魔法石より圧倒的にエネルギー量は高いわ。今、私が持ってるのはこの粒子を最小限小さく閉じ込める事ができる大きさよ、戦闘時はこの2種類を使うわ、一つめは。」

取り出したのは、半円形の細長い黒い物体だった、今度は半円の至るところに規則よく赤い線が描いてある。

「これは腰に着けてもらうわ、大体の人はいい感じにフィットすると思うのだけど、合わなければ長さは変えられるわよ。この粒子の入った“箱”は色んな装置が内装されているわ、でもこれはスーツを着てる人にしか発動しないのだけどね。細かい説明はおいといて次に。」

と持ってきたのが2~3mはぐらいの縦長の箱だ、この箱にも赤い線が十字に描いている。

「この箱は転送装置みたいなものよ、この半円形の箱に色々なものを転送するの、例えば銃が欲しいときは半円形の箱をとうして銃を出現することができるわ、まあ半円形の箱にも元々何個かは装填できるけどそれだと一番ほしいときに、欲しいものを出せないから効率が悪くなるわ…」

竜「どうした?」

「決めたわ!この半円形の箱はK1(ケイワン)、縦長の箱はK2(ケイツー)にしましょう!」

「…」

「で、話続けるわよ?K1とスーツの掛け合わせの基本だけど、スーツにあるこの白い線あるでしょ?この線には大事な役目があるの、粒子を放出しながら空を飛ぶことが可能よ、白い線からだったらどこからでも、服の上からでも大丈夫、次にライトワイヤー、形はないけど目的地にワイヤーを飛ばすと壁などに刺さるわ、正式にはくっつくだけど、取り合えずワイヤーの先がくっついたらその場所にワイヤーを短くして素早く近ずくこともできるし、相手につければ自由自在に操ること後できるわ。」

説明しつつ次の物を出した、次は円上の物体が2つさほどおおきくはない。

「次にこれを説明するわね、これは自由自在に刀の刃を作り出す装置よ、説明大変だから見てて。」

そういって円上の装置を腰の両脇に一つずつ着けた、そして姫は刀の刃のない柄をもち円上の装置えとちかずけると瞬く間に刀の鞘に変わった、いや円上の装置から鞘が“生えた”という方が正しいかもしれない。

「これは刃を作り出す鞘なのよ、刃は粒子で鉄などの物質に変換、構築して作るの、だからほぼ無限に刃を差し替える事ができるの、勿論強度も切れ味も最高よ、この刀の刃には粒子を微量にまとわせてるから大抵のものはサクッと切れちゃうわよ。」

その後スーツと粒子、他の装備についての説明を受けて、十分程度練習をして準備を整えた。


ー7:10 隠し部屋ー

姫「さて、最後に竜、これをあなたに。」

そういって姫が渡してきたのは、伝説の剣だ、長さが約1m、刃は片方にしかついてなく、全体的に青く、美しくそして力強い、そんなオーラを、放つ伝説の剣。

その名も『キング判断ジャッチメントセーバー

この剣の所有者は王の力を得ると言われている。

そして何よりこの剣は──

「この剣は私達がやろうとしている、いや目指している、先代の自由騎士団のキング女王クイーンの象徴の剣よ、それをあなたに、あなたに王になって欲しいの。」

竜「…」

「それに、私達は先代の2人がどうなったのか知る必要があるわ。」

「俺で良いの…?」

「むしろあなたじゃなきゃダメよ、ね、皆」

その場にいる姫と俺以外が全員うなずいた。

「なら覚悟を決めるか。」

葉風「始めてみたぜ…これが言ってた伝説の剣…かっこいいけど、ネーミンクセンスないな。」

「なっ…そうね、確かにネーミンズセンス無いわね。」

「お、おい、このあと俺はこの剣の所有者になるんだ、契約しにくいこと言わないでくれ…」

全員が微笑んだ、そうだ俺はこののんびりとした空気を取り戻す!そのために…!

自然と剣を両手に力が入った、その時竜の足元が光りさらに、回りにいくつもの複雑な魔方陣が発動していく、そしてそれぞれがだんだん複雑になっていく。

─契約が始まるのか…!?うっ、意識が…

目を開けると、世界が光一色に埋め尽くされていた。

『ここは?』

─お前は?

突如頭に直接話しかけてくるような、そんな感覚だ。

『…俺は竜だよ』

ここは冷静に行こう。

─いいね、その冷静さ、それで君が次に私の所有者になるのか?

『…』

─なぜ答えない?なにかいったらどうだ?

『それは少し違う、俺と君は共有関係どうしだ、どうせ俺の“中”の事も見ただろ?』

─あぁ、見たよ。だがなぜ共有関係どうしなんだ?

『君は俺に力を貸してくれる、そして俺は君を自由にする、ただそれだけだよ』

─ふ、ふはははははぁ~!!本気でそれだけのようだな!面白い、いいだろう共有関係を結ぼうじゃないか!お前のばかさをもっと見てみたい!

世界が再び光に包まれていく。

『ーさ、最後に君の名前は!?』

─私の名前?

そう微笑めながら、いや微笑んでるように感じながら最後に─

─私の名前は─

目を開けると天井が見えた。

「無事契約できたようね。」

「そうみたいだな。」

右目に違和感があるのが証拠だろう。

「名前はなんていうの?」

「名前?」

「その剣の名前よ。」

「あー、えっと…そうだ結局聴けなかったんだ…」

ムゲン「私の名前はムゲンと呼んでくれ」

「「「うわ!」」」

皆が皆驚いた、そこには知らない顔の青年が立っていた。

「まさか、君は…」

「そうだよ、この剣の主さ。」

と言いながら、ムゲンはてを差しのべた。

「よろしく。」

「あぁ、よろしくお願いします。」

「敬語は今さら要らないぞ。」

「そうかい?ならこれでいかせてもらうね。」

「こほん!良いかしら?」

「なに?」

「時間がないの、話を進めさせてもらうわよ?」

「…了解」

「さて王も決まったことだし、作戦スタートの合図は私が送るわ、作戦実行は20:00時よ、さぁ準備をして!」

───


ー20:30 宮城みやぎ軍事城ぐんじきち周辺 目的地50km地点 1班ー

一班2人の班分けで、俺は葉風と組んで1班、2班は姫と舞、3班は集と森姫、4班は、可憐とリン、5班は歌姫と舞、6班は蛇と右鉄、7班は電星と左由子、この7班で目標は今、機械兵の披露を行っている場所だ。

俺達1班は、目標から約50km離れたビルの上で待機をしている。

葉風「ふぅ…なぁ竜よ、このスーツなんか、きつくないか?」

竜「いや、別にきつかないよ?」

「そうか、お前は違う服だったな…」

葉風がなんの事を言ってるのかはわかる、姫のご命令で俺達は姫が用意した、制服に着替えさせられたのだ、しかもそれが真っ黒のスーツだ、葉風は暑いのかワイシャツ姿で待機をしている。

「別に迷彩あるんだったら、私服で良くね?」

「まあ、しょうがないよ。」

「はぁ…」

姫『みんな~聞こえる~?』

耳についている小型連絡機から音がした。

葉風の方お向くと、こちらを向いてうなずいた。

「こちら、1班2人とも聞こえてるよ。」

『全班大丈夫なようね、そろそろ作戦開始よ、機を引き締めなさい!』

「おう!」

『各自時間確認!開始まであと30秒前!』

俺と葉風は、空中に浮かぶ電子版を確認しながら、目元を覆うような横長のマスクを装着した。

タイマーが残り、10秒を告げていた。

『10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0!』

0と同時に至る所から爆発が、数ヶ所起こった。

これが作戦の合図、回りからサイレンが聞こえる。

俺と葉風は、ビルの上から躊躇なく飛び降りた。

タンと、音がするだけで降りられ、すぐさま次の目標地へ向かって走った。

別に、空を飛んでいっても良いのだが、地上の方でいけ、と言う姫の命令なので走ることに。

「なぉ竜、俺達時速なんキロで走ってる?」

「さぁ?でも車より早いのは確かだよ。」

─この作戦は、宣戦布告、勿論誰も殺さず、そして私たちを大々的にアピールする日!

と、姫が言ってたからさっきの爆発で誰も傷付けてはいないだろう。

そして今から起こるの─

空かに人形の機械兵が真上を飛んでいった。

そして、遠くから機械兵の銃声がした、と言うことは囮りは発動した。

囮は4班のリンと可憐だ、と言ってもほとんど相手からは見えない、“ただそこに確かにあるぼやけた物体と戦っている”のだ、魔法や、能力でそういったのはあるが、俺達のはそれとは違うものだ、そして2人は戦闘においては派手な戦いかただ、敵の目を引き付けるのは簡単だ。


ー20:40 広場から約15km地点の大通り 4班ー

リン「やぁ!」

と回し蹴りを機械兵の顔部に、軽く回し蹴りをすると、機械兵の頭の部分が砕け散り、膝をつきながら倒れていった。

「これで機械兵17機目だよ!そっちは!?」

ない胸を張って可憐に聞こうと可憐の方を向くと、両手に日本刀を持った、可憐がいた、問題はそこではなく、可憐の下に山積になった機械兵と、その周辺に倒れている兵士たちがいた。

可憐「私はそうだな、ざっと40機といったところだ。」

「な、なななな!私の倍以上!これは負けられない!」

「待てリン!私たちは囮だこの周辺で戦わなくちゃダメだ。」

「そ、そうだった…」

「ほら、次が来たぞ!」

目の前に現れたのは大きさが回りにあるビルと同じぐらいの、機械兵が数機でっかいマシンガンを持ってこっちを向きながら飛んで来た。

よし、巻き返すぞ!

と、思いながらリンは、隣にあるビルの壁に飛び、そしてそのまま壁を走って行った。

「まず一機!」

と、目の前に飛んでいる機械兵に飛びかかろうとしたら、その機械兵は胸元の操縦席以外切り刻まれて、バラバラになった。

「もう!僕の獲物だよ!」

「誰がそんなこと決めたん、だ!」

そう言いながら、機械兵の腹を真っ二つに、しかもエネルギーパックを傷付けづに。

「あー!またぁ!」

リンも操縦席を斜め上から拳を当て、操縦不能にさせる。

敵兵士A「撃てー!」

と言う声が聞こえてきた瞬間、銃弾や砲弾が、雨のように前からやって来た。

「まぁ、予定通りだな。」

「はぁ~…」

2人は目の前に、粒子の盾を作った。

銃弾は、目の前の盾に当たるが、盾が全て弾いていく。

「このスーツとシールド凄いね!」

「姫、こっちは予定道理段幕を張らせたぞ。」

『了解、ダミーをセットして、近くの建物にはいって、しばらく待機。』

「了解。」

可憐は回りを見渡し、近くのビルに入ることにした。

「ダミーをセットして、あのビルで私たちは待機だ。」

「えー…了解」

そう言い可憐は電子版を指でタッチしながら、ダミーを設置。

リンも手こずってはいたが、ダミーを設置できたようだ。

2人は、完全にステルスを発動させ、ビルに入った。

「次の合図まで休憩だな。」

「つまんないよー。」

「しょうがない。」

「うー…」


ー20:40 目的地30km地点 2班ー

姫「進行度はどのくらい?」

由凛「4班は予定道理、待機に入りました。1、5班はもうすぐで第一予定地に到着します。3班は射撃準備中です。」

「早いわね、このままなら一気に行った方が早いかしら?」

「…」

「…冗談よ。」

「わかってます、でも竜さんに指示を頼まなくて良かったのですか?」

「良いのよ、まだ能力にもなれてないし、何よりこの作戦は、私がたてたのよ?私が指示を出すのは当たり前でしょ? 」

「そうですか。」

「何か不満?」

「いえ、私は姫の指示に従うまでです。」

「そう。」

「姫、7班から連絡が入っています。」

「繋いで。」

電星『もしもし、こっちは、ほとんど準備できた。』

「さすがね、でもほとんどってことはまだハッキング出来てないところがあるの?」

『何個かの部隊のハックがまだ…残り9つ、でも2箇所時間がかかりそうな場所がある。』

「ならそこはパッキングしなくていいわ、あと10分で出来るところだけやって。」

『わかった…』

そこでぷっとおとをくぎりに、通信が終了した。

「さて私たちも、動こうかしらね、6班に連絡をして、装置を作動させと伝えて。」

「はい。」


ー20:45 目的地より20km地点 1班ー

葉風「大分混乱してるな、予定を早らせて、自分達の自信作をもっち来たのに、敵を見つけられず、見つけても倒せないなんて、お偉いさんの顔は丸潰れだな。」

竜「あぁ、しかもそろそろ全てのハッキングがすむ、システムも丸見えにされて、乗っとるんじゃなく情報を見るだけなんてなめた真似してるんだ、相手も必死さ。」

「新型もいない、能力者や魔法使いもあまり連れてきてないみたいだしな。」

と、葉風は電子版をいじりながらニコニコしていた。

「葉風、何が楽しいんだ?相手がバカなのは解ったが、そこまで笑うことか?」

「なに言ってんだ、なにも楽しくなんてない。ただ怖いのを紛らわしてるんだよ。」

「そうか…そうだよな─」

「おっと、謝んないでくれよ?解りきって参加してんだ、それにこれぐらいのことで俺らのリーダーに謝ってもらっちゃ困るぜ?」

「…そうだな、葉風、帰ったらなんかおごるよ。」

「サンキュー。」

姫『皆位置についたわね?次の段階に入るわ、広場に敵を集めてるわ、1~5班はそこに行くわよ、そしてある程度、戦闘を出来ないようにしたら最後に、宣戦布告といきましょう。』

由凛『広場に向かう時は飛行を許可します。』

『あっ忘れてたわ!ありがとー。』

『いえいえ。』

「お前らは通信でなにしてんだ…」

『はいはい、じゃ、みんな動いて!』

「了解!」

「竜、俺達は何でいく?」

「飛行の方早いし、飛んでいくかな?」

「うっ…了解だ。」

「そう言えば、葉風は高所恐怖症だったね。」

「あぁ…でも大丈夫さ!さっきだって飛べたんだ!」

「ビルの上からとんでたね、大丈夫か?」

「このスーツのおかげかな?恐くない、って思えば恐くなくなったよ。」

「想像を可能にするか、その点に関しては能力や魔法も同じだろ?」

「俺はお前たちみたいに、凄い能力者じゃないよ…この指輪が無きゃなにもできない…」

「俺だってそんなに凄くないよ、それに能力を使えるんだ十分だじゃないかな?」

「…そうだな。」

「さっ、行こうか!」

葉風は無言のままうなずき、またビルの上から2同時に飛び降りた。

今度は着地でわなく、飛ぶのだ、竜も少し緊張はしていた。

電子版の合図で想像した、前に飛びたいと、“どんな風に感じに飛ぶのかも”。

それは簡単だった、頭に流れ込んでくるのだ、自分が飛べてるのを確認すると、すぐに隣を見た、葉風も顔は少し焦っているが、安定して飛べている。

「それにしても、凄いな…」

体を斜め前に、足は軽く開き膝を曲げ、腰から目で見るのもやっとな青緑の粒子を腰の辺りから放出しながら飛んでいる。

重力や、風の抵抗は全く感じられない、ただ走ってるような感覚だ。

「ふぅ…ひーひーふー…」

葉風も、コツをつかんできたのか、無事飛べている。

「それじゃ、あんまり落ち着かないよ?」

「い、いいんだよ!」

「ほら、そろそろ着くよ。」

「早!まだ5分たってないだろ!」

「10km先なだけだったしな、そしてこのペースだったら2分30秒だよ。」

「それじゃ、いま分速4kmぐらいか…」

「まぁ、そんなところかな?ほら、見えてきた。」

そこには色々な、機械兵や兵士が、数えきれないほどいた。

「あの機械兵達、見たことないな…あれ全部新作つーことか?」

「みたいだな、さてそこのビルだ、行くよ。」

「あぁ…。」

「広場のすぐ近くのビルの上に着地したよ。」

『遅いわよ、もっと早く来なさい、1分も待ったわ。』

「飛ばしすぎなんだよ、でもこの数だと怪我人が増えるんじゃないか?」

『大丈夫よ、こっちには歌姫がいるんですもの。』

「あー、なるほど。」

『おまけに空を見てみなさい。』

言われるまま、俺と葉風は空を見渡した。

「…機械兵がいない?」

『そっ、全部ハッキングして、指示を出したの、おまけに集くんと森姫ちゃんが脅しをかけてくれたから。』

「なるほど。」

「さすが~。」

『じゃあ、開始するわよ!蛇!ライト!』

蛇『…』

突如、空に、中型飛行艦のように見えるデコイが、5艦ほど表れた。

それに気づき、機械兵の数機はデコイに向かって飛んでいった、地上にいる、敵兵も、慌ただしい。

『突撃!』

その姫の合図で、俺達は装備していた、鞘を起動させ、柄を転送させて、鞘に先端を、はめた、そのあと勢いよく鞘を抜くと、刃の無かった柄に、刃がついている。

刀を右手に、ハンドガンサイズの、サブマシンガンを左手にもち、ビルから飛んだ。

下は広場で、地上に降りていた、機械兵は空に、浮かぶ中型戦艦に集中している。

俺は、左手の銃を構えると、ロッオンのような赤く円形表示が出た、銃を動かすと、ロッオン表示も合わせて動いた。

銃口を、機械兵の頭部に、向けて、引き金を引いた。

銃は、激しいおとをたて、目標に向け弾を連続で出した。

引き金を、離し、機械兵を見ると、頭部を破損して、操縦不可能になったようだ。

地上に着地し周りを見渡すと、混乱している兵士達がいた。

「見えてないんだよね、なんか変な感覚。」

さらに遠くを見てみると、煙が何ヵ所か上がっている、他の班が機械兵を倒しているのだろう。

葉風は、空から両手にハンドガンを持ち、機械兵や兵士を撃っている。

ハンドガンの弾は、麻酔なので人に当たっても気絶するだけ、だが機械兵に当たれば、簡単にあたった部分は壊れていく。

「さて、僕も頑張ろうかな!」

と、銃を敵兵に、撃ち、さらに踏み込んで、目の前の敵兵を切る、兵士は崩れ落ちるように倒れた、血は出てない。

この刀も、相手を切っても眠らせるだけだ、だが殺したいと思えば殺せる。全て想像して戦えば実現する、それがこのスーツであり、この世界だ。

「さてと。」

目の前の、兵士を、切り、少し離れた兵士を撃ちながら進んでいく。


ー20:50 大通り広場近く 5班ー

敵兵B「く、敵はどこだ!」

敵兵C「わかりません!が、被害が拡大していきます!ど、どうしますか!?」

「負傷者は!?」

「今のところ…ゼロです。」

「なに!?」

「はい、皆気絶してるだけだとうっ…!」

倒れこむ

「ど、どうした!?…き、気絶している?…っ!」

ふぅ…と舞が、ため息をついた。

舞「こっちにくる敵を倒すのは大変ですね。」

歌姫「いちいち、息を殺さなくても、大丈夫だよ?」

「いやー、なんかいつもの癖で…」

「いつもの癖なんだ…」

「あー、変な人みたいな目で見てますね!」

「見てない見てない。」

「嘘ですぅ!」

「そろそろ私たちも、やるよ?」

「了解です、全力で援護します。」

「後でケーキ買ってあげるね。」

「ヤッター!」

歌姫は、舞を見て軽く笑い、そして深く息を吸い込んだ。

右手に持った、スイッチを押すと、音楽が流れ出す。

右手をマイクに持ち変えて、歌う準備を完了させる。

すると、歌姫の足元に魔方陣が出現し、魔方陣が光だす。

「しゃあ、一曲目いきまーす!」

ー広場 1班ー

竜は、左手に持っていた、銃を転送させ、柄に変えた鞘に刺し、刃を作り二刀流に変えた。

竜「こっちの方が、やっぱりやりやすいね。」

と、右の刀で、前の兵士を上斜めから振り落として切り、そのまま左手でいま切った兵士の肩に手をついて、兵士の上を飛び、体を横向きの体制で回転しながら後ろにいた3人を一気に縦切りで切りつけ、着地した。

切った兵士は気にせず前を見ると、数人倒れている、葉風がやったのだろう。

前を見るかぎり、敵兵は減ってるようには見えない。

次にどこを切りにいこうかと、考えていると。

前にいた2人の兵士が、後ろ向きのまま飛んできた。

あわててバックステップで、飛んできた兵士を避けた。

葉風「おっ、悪い。」

表れたのは葉風だった、右手に刀、左手にナイフを逆手で持ち、立っていた。

「切っても、切っても減らないな…どうする?」

「どうするって言われても、もう少し減らすか、それか─」

と、俺が言い終わる前にアップテンポ音楽がが聴こえてきた。

「始まったか。」

「みたいだね。」

姫『各自、もう少し兵士を減らしたら予定ポイント3に集合!』

「了解。」

「はいよ。」

俺と葉風2人とも、武器を持ち直し。

「どっちが多く切るか競争しないか?」

「あんまり、そう言うことしたくないな。」

「良いじゃん、竜だってヤル気満々だしさ、制限時間は、そうだなー2分だ。」

「わかったよ。」

「しゃ、よーい、スタート!!」

2人は、同時に前に走りだした。

ー20:45 目的地30km地点 3班ー

集「こんな距離の射撃、はじめてだな…」

森姫「恐い?」

「恐くはないかな、どのみち全部当てて見せるよ。」

「ならいいわ…」

「心配してくれたのか?」

「…いえ。」

「そうか、そっちはどうだ?その弓で当てられる自信は?」

「…問題ない。」

「会話が盛り上がらないな。」

「…会話する、必要性が解らないわ。」

「必要性ならあるさ!チームワークのためだ。」

「…そう、そろそろくるわ。」

「そうか、了解した。」

集は、スナイパーようのロングライフルを、森姫は長い弓を構えた。

すると、空に、戦艦が出現した。

「やるか。」

集は、ライフルのスコープを覗きこんだ。

凄いな、数十キロ先まで見える。

視界に敵機械兵が見えた。

「俺は右、森姫は左だ。」

「…解った。」

と、言い森姫は矢を放った、すると、魔方陣が矢の先に出現し矢が通り抜けると、矢は光をまとい光の早さのごとく、一直線に飛んでいった。

負けてられないな。

集も、引き金を、引いた、少し銃口をずらしてもう一度引いた。

2人は黙々と、撃った、10秒に1発の速さで。


ー21:00 広場中央 2班ー

姫「大体片付いたかしら?」

由凛「姫、まだまだいます。」

「はぁ、こんなもんよ。」

きちを目指しますか?」

「そうね、全員に通達して。」

「はい。」

姫はよってきた敵兵を、右手の刀で一気に薙ぎ払った。

「皆さん、目的地へ向かってください。」

『『了解!』』

「歌姫、邪魔なの全部惑わせちゃって。」

『はーい。』

「3、6、7班ワープの準備してね。」

「私たちも向かうわよ。」

「はい。」

と、2人は歩きながら、目の前の、兵を切りに倒していった。


ー21:10 宮城城前ー

リポーター「いったい何が起こってるのでしょうか?いきなり爆発があり兵士の皆さんが慌てています、空には所属不明の中型戦艦が4艦浮いて、いまだに動いていない様子です。」

報道陣や、野次馬て溢れ帰っている展覧会の式場、大通りはがら空きで機械兵が数機いるだけだ。

姫「全く、これぐらいの囮でほとんどの戦力を出しちゃうなんて、ダメダメね、宮城兵士は、残って奇襲対策をしてるみたいだけど。」

竜「いつ行く?」

「まだよ、脱出用のゲートの準備ができてからじゃないと。」


ー???ー

光と闇、そして日本語でかかれた文字がいくつも行き交っている空間に、一ヶ所ベットの上で寝ている青年がいた。

「フぁ~ネむい…」

見渡す限り、光と闇の部屋

「えッと…」

手を振るとなにもない空間が一気に四角い輪があちらこちらにできて、そのなかに色々な画面が写し出された。

「何ネン寝てタ?…10年ぐらいか?」

画面を空中に浮いてる沢山の数字に向けて腕をた、すると目の前に数字が表れた。

「おぉ!1年モ寝テなイ!」

最近は短くても3年は寝てた、1年で起きるなんて!

「ふっ、コレはおいワいだナ!地上にオリてアソぶしかないナ!」

出掛ける準備を使用とすると、からだが動かない。

「あぁ、ナるほド、ずっト寝てたカラ体がナマッてるのカー。」

と、右手で指を鳴らしそして、両手で体を叩いた。

「おオ、うごイタ、動いた!…コエも変だナァ…あー!アー!アアーあァあー!はぁ…」

と、喉に右手で軽く叩いた。

「あぁー、よし治ったみたいだナ!…まぁ少しぐらいいいサ。」

支度を使用としたが、指を鳴らしたら全部そろった。

「つまらないな…ン?」

鏡があったので、覗いてみると、髪は伸び、爪も、延びきっていた。

見るに耐えなかったのでさらに指を鳴らした、すると、体にに火がつき髪や爪更に汚い服や体の汚れを焼いていた。

火が消えた頃には髪や爪は、ほどよく短くなっていてなっていて、服も体も綺麗になっていた。

「どこに降りようかナ~」

画面を見ていると、一つ気になったものがあった、これは地上のテレビ局のモニターだ。

「ほぅ、面白イ。」

パーカーのフードをかぶり、指を鳴らし、部屋にあるものすべてを、手の中に閉じ込めた。

「行こうカ。」

ニヤニヤしながらその青年は、光の扉をくぐった。


ー21:20 宮城城前ー

由凛「すべて準備整ったようです。」

姫「よし、なら始めるわよ!」

その場にいるのは、1~5班のメンバーがここに集結した、6班7班は裏方だ。

「もしもし、電星、お願い。」

『了解。』

その合図で城周辺の光がほとんど無くなった。

そして、大通りにの一ヶ所にスポットライトが、当てられた。

ライトで照らされているところに10人程の人影が写し出された。

兵士A「な、なんだあれは、指示は?」

兵士B「待機だそうです。」

「なにぃ!?なぜ待機なんだ!」

そう言った声が聞こえるなか、その数たった、10人の男女は前に2人その後を一列で8人並んで歩いている。

そのメンバーの歩く道には赤い絨毯のようなものが、引かれており、先頭の2人は王と女王のような派手な服装だ、さながら王様とお姫様気取りなのだろうか?

その2人の後ろを歩く男性はスーツ、女性はドレスを着て歩いている、だが偉そうにはしない、前の2人の召し使いのような存在に見える。

全員共通しているのは、華やかさと、目元にマスクのような赤い線上の物を着けていることだ、多分顔を隠すためだろう。

市民A「なんだあれ?写真に写らないぞ?」

市民B「本当だ!どうなってるんだ?」

カメラマンA「カメラには写ってます!」

報道員A「くそ!どうなってんだいったい!取り合えずカメラ回しとけ!」

「は、はい!」

「ふふ、いい眺めね。」

竜「いや、どっちかと言うと最悪だよ。」

「もうすぐ目的地よ、堂々としなさい。」

「言われなくても大丈夫。」

目の前に、機械兵が1機、飛び出てき、銃口をこちらに向けてきた。

兵士C「止まれ!」

だが全員止まらない。変わらないペースで歩いていく。

「撃つぞ!?」

「撃ってみなさいよ、私たちは武器は持っていないわ。それにあなたに打たれても問題ないもの。」

「くっ、このぉ!」

機械兵が引き金を、引いた、銃声が鳴り響き、弾が飛んでくる、が、弾まは届く前に弾かれた、見えない壁のようなもによって。

「な、なに!?くっそ!」

また引き金を引こうとした瞬間、機械兵は粉々になり、空中で爆発した。

操縦者は、機械兵がいた場所に目を見開き、座り込んでいる。

「な、な、な、ドラゴン…!!?」

操縦者の前にいたのは、銀の体、銀の翼、銀の腕、銀の足、銀の尾を持つ銀の竜だった、それこそシルバードラゴンと言った方が良いのかもしれない。

回りから、色々な声が聞こえた、まあ当然だろう、いきなりドラゴンが目の前に、現れたのだから。

「静かにしてもらうわよ!」

と、姫の一言で、静まり返った。

気づけば一行は中央まで歩いていた。

どこから当たっているのか解らないスポットに、更に銀色のドラゴンが2体が、膝まずいている。

「今、私たちは武器は持ってないわ、だから銃を下ろしなさい、無礼よ。」

ざわめきはあったが、銃を向けるものは誰一人いなくなった。

「私達は、世界の平和と私達の自由のために戦う組織、自由騎士団!この王様キングと、私、王女クイーンを中心に、この世界を平和にすると、宣言するわ!」

宣言と同時に膝まずいていた、ドラゴンが立ち、旗を中央に掲げた。旗には円の中に逆S字形の竜、そして円を飛び出る竜の翼、円の左斜め上から一直線に反対側の円まで突き刺された刀。

竜と姫は、王の、女王の剣を、取りだし前に掲げた。

「これが、俺たちのシンボルとする自由の明石だ!この翼は自由、この刀は夢を実現させるための力だ!実際に今日の戦闘で、誰一人俺達は殺していない!」

「まだ実力を認めてもらえないなら、かかってきなさい、こてんぱんに倒してあげるわ。」

「これは宣戦布告だ!後日、実力を認めさせる日が来るでしょう、その日まで今後期待下さい。」

「また、発表があるわ、その日は、全テレビ局、ネット、軍に連絡してあげる。」

「でわ。」

2人、剣を腰の鞘に納め、王が礼をすると、他の皆も礼をした。

「じゃ、撤退しましょうか。」

兵士D「まて!」

と、銃撃しようとするが、引き金を引いてもなにも起こらない。

「なんなんだ!」

「動きが遅いんだよ。」

葉風が、敵兵をナイフで喉を切った、が血は出ない。兵士はその場で気を失った。

「良いわよ、思いっきりかかってきなさい、全部倒してあげるわ。」

刀を取り出そうとした瞬間、空から音がした、まるで地震のように。

空を見上げると黒い、ひびのようなものが空間に、出来ていた。

兵士「これもお前達の仕業か!?」

兵士は叫んでいるが、誰も反応できなかった、別に自分達が仕掛けたものでは無ければ、そう言う、だがそのひびから流れ出す、今までに味わったことのない感覚に、体が動かないのだ。

「な、なんなのあれ…」

やっとの思いで、出た言葉は、震えていた、今にも意識を放棄していまいたい。

今、やっとの思いで立っていられるのは、恐怖だろう。

黒いひびから、光の四角が表れた、そこから光で見えないが人のようなものは見えた。

???「君達が自由騎士だン?」

「そ、そうだよ。」

「ん?、何で震えてるノ?あー、そっかこれか、ごめんごめん今解くネ♪」

そう言うと影が指を鳴らした、すると黒いひびは消えて行き、体の自由が聞くようになってきた。

「ゴメンね、いつも誰もよらないように、魔除け的な物を、使っているんだよ。」

目の前に、パーカーのフードを被り、ジーパンをはいた青年がいた、髪は黒く、肌は白い、

だが圧倒的な存在感がそこにはあった、まるで神のような…

「お初お目にかかります、えーっと神です、そう君達が考えた通り、神です。」

「神?なに神話?」

神「あー、いえ、神話の神でもなければ、誰かに想像されて作られた訳じゃないんだヨ。どちらかと言うと、僕が創造者かな?この世界ノ。」

「な、…名前は?」

「名前?捨てたよ、そんなもの。」

「…」

「信じられないと言った顔ダ…その前に、僕は撮影NG~!。」

また、指を鳴らした、すると回りで撮影しているカメラがすべて粉々に壊れた。

「これじゃあダメかな?」

確かに、十分だ、神と言うだけあってすごい力だ、だが…

「神なら何で降りてきた?」

そう、神が地上に降りてきたときは大抵何かを起こす、幸運か、だがここまでの人に見られる場合は、破壊か…自由騎士団のデビュー戦にしては、厳しいな…

「大丈夫だよ、地上ここを破壊しに来たんじゃない、破壊するのは、もっと後ダ。」

「…!今てなんて?」

「地上を破壊するのは、もっと後だって言ったんだよ?ちゃんと聞いてたでショ?」

これは、本当の神だとしたら、世界の、いや、生命の創造者だと言うのか?

「なら、何であなたはここに来たの?」

「僕は、その腰の剣を見に来たんだ、昔…いや。でも取り合えずはまだいかしてあげるよ?あまりはしゃいじゃダメだからネ♪」

「っ…」

一瞬の殺気が肌に突き刺さった。

「おっと、僕はそろそろ、またどこかで会おうね。」

指を鳴らすと回りから、ため息が聞こえた。

「取り合えず、撤退しましょ…」

皆うなずいた。兵士達も市民もなにも言わずただたっていた。

一つだけ解った、今のままじゃ、神には勝てないと。


ー22:00 大通りー

大通りを予定通り、1、3班が走っていた。

離脱地点までは、1班と5班が大通りを、2班と4班がここより少し近い仙台大橋に向かって走っていた。

3班は一足先に、動き射撃ポイントに向かった。

帰りはある程度までは、ステルスなしでいき途中で一気に飛んでいく。そんなシンプルな作戦だ。

目の前にから、バズーカの弾が飛んできたが、俺が刀で凪ぎ払い弾いた。

フォーメーションは、俺と葉風が前、その後ろに歌姫、最後尾に舞こんな感じのフォーメーションだ、歌姫には射撃をお願いした、俺と葉風が特攻をかけて後ろからの攻撃は舞が弾くようにした。

電星『竜さん、前方1km先に、敵機械兵15機。』

竜「了解、葉風、俺が先に、行く取りこぼしは頼んだ。」

葉風「了解。」

歌姫「私が、先制射撃を!」

「あぁ、解った!来たぞ!」

竜と葉風が同時にとんだ。

その場に停止して、歌姫は両手に抱えているレールガンを構えた。

「チャージ完了、撃ちます!」

右手の引き金を引くと、バチバチと音をたて銃口から電撃が放たれた。

竜と葉風はギリギリの所で射撃範囲から回避した、目の前の敵全体に電撃が飛んでいった。

「今だよ、一気に叩く!」

「おう!」

2人は、両手に刀を持ち、飛んで一気に距離を詰めた、残りは8機。


竜は目の前の2機の首を右左と切った、機械兵の喉からシューと音がなり、倒れていった。また目の前に、機械兵が4機。

一気にやるのは無理か…なら。

目の右前にいる2機だけに目標を絞った、装備が多く、赤い装甲の機械兵が2機、まず近い方の頭部に、右手の刀を突き刺した、頭部は砕け散り戦闘不能を確認、次に前にいる機械兵は操縦席とエネルギーパックに気よつけて、斜めに真っ二つにした、爆発はせずにすんだようだ。

そのまま着地すると左の方でも機械兵が2機崩れるように倒れた。

よし、とそのまま、前に走った。

「ちっまたか。」

と目の前に、機械兵が表れた、数は2、いけるな、だが銃弾ではなく火の玉が飛んできた、慌てず、横に一太刀、火の玉はあっさりと消えていった。

「魔法使いか?」

「さぁ、だけど行けるっしょ。」

「大体兵士が…6人いる、最高でも6人だけだね。」

「半分半分にしよう、俺は左の竜は右でどうだ?」

「良いよ、歌姫後ろから機械兵来てるから、舞の援護。」

「了解。」

走って間合いを積めていると、また火の玉が飛んどいた、今度は飛んだ。

火の玉と同時に地面から蔦のようなものが出てきていた。

「分かりやすいなー。」

「油断するなよ。」

「解ってますって!」

照準を会わせないように上下左右飛び回り、切り込める位置まで積めた。

「まずは…」

銃撃してくる、機械兵の胸元に着地、そのまま降りるように、操縦席部分を縦に切った、これで操縦できないはず。

そして着地、回りには4人。

「一気に…!」

右足を重心に回転して、円舞切りをした。

敵兵は、後ろへと飛んで行き、他の兵士はこちらに気を取られ、上の葉風に気づいていない。

葉風は両手にハンドカンを持ち、固まっている敵兵に銃弾の雨をお見舞いした。

「こっちは片付いたね。」

「あっちも片付いたみたいだ。」

舞「…」

その後、敵兵は、突如いなくなり、目的地へ到着、そのまま、作戦領域を離脱した。

ー23:00 神花邸リビングー

みんないつになく黙り、そして疲れていた。

空気が重い、こう言うときに盛り上げるのは姫か舞だが、2人は落ち込んだようにソファーに座っていた。

今回の作戦は成功だった。が、神に皆体が全く動かなかった。

デビュー戦にしてはなかなか辛い始まりかただ。

そのあと皆解散した、『また明日…いや、明後日会いましょう』集合と、言う姫の言葉がその日最後の言葉だった気がする。

家に帰ると、部屋に直行し、布団を引いてそのまま寝た、風呂に入る気力もなく、そのまま意識を手放した。


『4月13日土曜日の宣戦布告』

ーend



後書きだー!(2回目)今作はバトルもの、今後爽快にかっこよく、謎に包まれていて、可愛いキャラをだして…等々頑張って行きます!

…スミマセン、寝不足でなに書いたら良いのか…

まず、この作品を読んでくれてありがとうございました。

次回も書きます!さらに次回も!さらにさらに次回も!さらにさ─って感じで書いていきます。

次回の話先って、おかしいような?まぁーいっか!えー、この作品は、魔法あり、ガンアクションあり、剣や刀もあり、魔物あり、美女あり、機械あり、能力あり、必殺技あり、恋愛あり、かっこよさありで、いろいろ溜め込んでます!

あっこの世界の設定少しだけお話~、この世界では魔法や能力は一般人でも持っていることが多くて、それらを使うには想像しなければいけない─的な?

後は、本作でちょくちょく説明していきます。

では、次回、寝ます、お休みなさい!

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