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プロローグ
夜桜です!よろしくお願いします。
血を浴び、肉を裂き、人を斬る・・・
その者、少女の身にして人を斬ってきた刺客・・・。
少女の身になにがあったのか・・・。それは誰も知らない・・・。
――刺客少女・・・・いざ参る。
「ぎゃああああ!!!紅雪姫だぁ!!!ぐっ・・・」
その直後、背中から噴き出す血。
そこらへんが真っ赤に染まる。男は何か言いながら息絶えた。
その近くにいたのは華奢な女。手には血で染まった剣。そして真っ白い肌や着物に飛び散った返り血がこの女が殺したことを物語っていた。
女の名前は綾。通称紅雪姫。
その真っ白い肌に花のようにさく血を物語っている通り名だ。
女は何故人を殺していくのか・・・?
その理由は壮絶な過去にあったのだ・・・