あんぶれら
今日は生憎の雨模様
やっぱりお出かけは止めにするわ
だって貴方を困らせてしまうもの
もう、すぐそこに
春は近付いている
だから私は貴方から卒業しなくちゃいけないと思うのよ
ねぇ、私が貴方のために最後に泣いたのは
いつだったかな?
日が経つにつれ感じていた
薄れる感情を、、、
貴方のことを大好きだった時間がなくなりそうで怖いの
今も、きっと明日も
貴方から卒業する時なのかもしれない
今日をお出かけに選んだ理由
それは本当に寂しくなっただけ?
、、、いいえ、違うの
本当はさようならをするため
心のどこかで貴方に頼っていたのかもしれない
存在さえ曖昧なこの感情の中で
でも、薄れてゆく感情に気付いてしまった
大人になってきてるんだ、と気付いたの
貴方のカレンダーはあの時のまま、
時を刻んではいないけれど
私のカレンダーはこれからも
ゆっくりと心に傷や癒し痛み優しさ
沢山の思い出を残しながら刻んでゆくだろう
私のカレンダーまで自分で止めてしまってはいけない
そう、気付いたの
薄れるこの感情に
成長を感じてしまった
貴方はもう届かない場所に行ってしまっていることを
暦を歩みゆくうちに気付いてしまった
今日はあいにくの雨模様
出かけないで正解
最後の最後で貴方を困らせたくなんてないもの
、、、やっぱり、嘘
少しは困らせて私のことを忘れないようにしちゃいたいわ
忘れなくていい
この痛みも思い出も
それでも前に進むには
私は貴方から卒業しなくてはいけないの
生憎の雨で踏ん切りがついたの
せっかくのよそ行きの格好も
大胆に脱いで洗濯機に放り込む
それはまるで
過去と現在と未来を繋ぐ線のように弧を描いた
空中に1本の線を、、、
私の瞼の裏に残像を残すように、、、
いままで支えてくれて
ありがとう
忘れないわ、絶対に
今日は貴方と最初に出かけた日
そして今日は貴方から私が卒業する、
そう、卒業式
桜はまだ咲きそうにないけれど
揺れた記憶の枝に
貴方の笑顔が綺麗な桜と重なった
ひらり
ひらり
落ちたのは私の初恋
雨に打たれて
湿らせた花弁は少し悲しそうに
嗚呼、
このタイミングで晴れてしまったわ
神様も天の邪鬼なのね
去年の3月に書いたものがでてきました
恋愛は色々と障害がつきものです
別々の道を歩んでまた同じ道に戻れたなら
なんて思っていた昔の自分が懐かしい
戻ってこないものはこの世には万とあって
戻って来るものはほんの一握り。
それでも大好きなひとにもう一度会いたくなるんです




