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深呼吸は平和の証  作者: Siebzehn17
再会そして反撃開始
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前日。士気を高めよう

いよいよ明日、グレイトエースを攻め落とす。監視衛星からの映像を見ると、予定通り進軍しており、ハイローディス軍の士気の高さを伺わせた。ちなみに監視衛星はロケットを使って打ち上げたものじゃなくて、転移魔法でぽいっと宇宙に放り出しリモコンで良さそうな位置に誘導したものだ。まぁ何個かスペースデブリになっちゃったけどね。


今日は、一緒に突撃するパイロットの人達と作戦の最終確認を行う日だ。僕は飛行ユニットと脱出ポッドの使い方のレクチャーと、パイロット毎に調整した魔石シートの確認を行っていた。あれから使えそうな漢字を父ちゃんと考えたんだけど「速」「防」「盾」「転」「火」「射」などの文字を今回使う事にした。効果は「速」がスピードアップで今までの「早」より分かり易いぐらい速くなっている。「防」これは防御が上がる魔力フィールドが形成される新しい効果だ。「盾」これは味方を守った行動をとると、一時的に「防」を上回る効果の魔力フィールドが形成される。勿論、盾役になった場合は常時発動する。「転」はスピードアップと似ているが、機体の機動制御が早くなる物だ。くるっと反転したり、スライド移動したり、バックステップしたりといったちょんと動く動作だけが速くなる効果だ。接近戦にはかなり有効なシートだ。「火」これは火の魔法を使う時に効果が上がる。魔道系のユニットには勿論効果があり、飛行ユニットのエンジンも炎系の魔法で動いているので、推力が倍以上あがるのが確認されている。これをつけていると普段の半分の以下の力で飛ぶ事ができるのだ。「射」これは遠距離武器を使う時に、速射性と威力が跳ね上がる効果である。今のところマジックアロー限定ではあるけど。


他にも便利な漢字はあるとは思うんだけど、これ以上は手が回らないのでこれだけに絞った。とはいえ、今までに無い効果や性能がより向上しているのは間違いないのでパイロットから何も不満は無かった。


あれから、僕は機体の設定を変更した。


父ちゃんの真似をする形になったんだけど、高速機動型に組み直したのだ。本体にもブースターを取り付け細かい機動変更を可能とし、緊急加速用のVMAXを搭載しとんでもない加速を実現している。10秒ぐらいだけどね。それ以上は僕が耐えられないし。あとは、戦闘をサポートしてくれるAIも作りたかったんだけど、これは案が煮詰まってないのと今の案のままだとサイズが大きくなりすぎるので、組み直した機体のコックピットに取り付けるスペースが無かったのだ。それになんでか結構重いのができちゃったから、改良しないとね、今度。


ここまで色々強化はしているけども、やっぱり不安はある。


今回、僕のわがままを通してくれた父ちゃん。この戦争で誰も死なす事をしないと厳命してくれたのだ。やっぱり王様ってだけでなく、善政をしいてきたおかげなんだろう。凄く

信頼されているのが分かる。


明日の作戦の概要はこうだ。


まずは大規模転移魔法で、グレイトエース近郊へ衛星で安全を確認してから転移をする。その後、空から王宮へ侵入し入り口を確保。兵員輸送コンテナを王宮のテラスに横付けにし、内部へ侵入。父ちゃんを先頭にセキュリティを突破していき、執務室にいるはずのファウンデルス卿を確保。確保してから城に対して武装解除を要求する。


問題はセキュリティの突破になるけど、駄目なら人海戦術でぶっこわして行くしかない。その為に人数を引き連れていくのだ。あと、対人戦闘の際に殺してしまわないように無力化する為の武器も多数渡す予定である。


あとセリナ達には、アバターシステムで支援して貰う事にした。フレームに人形を乗っけて、リモコンで操作し突入の際にシステムで突入。人形との通信はフレームを介して行うようにする。電波が届かなくなる事は無いとは思うけど念には念を入れておく。他にも色々準備をしておこう。


「みんな、聞いてくれ」


明日の準備をしていると父ちゃんが、みんなに向かって話を始めた。


「明日、謀反を起こしたファウンデルス卿を討つ。奴は、俺がロバスの古代遺跡で復活した魔王に操られて正気を失っているので救い出すという名目で、わざわざ勇者を担ぎ出してまで大義名分を作ってきた。まぁ、実際は俺が言ったとおりこれは奴の謀反だ。今回の謀反はいきなり国の仕組みを変えるのはまずいと思って貴族達を野放しにしていた俺のせいでもある」


そこで言葉を区切り、みんなの顔を見渡す父ちゃん。


「だが、今回この謀反のおかげで貴族どもの真意がよく分かった。やっぱり相容れない存在と言うのはあるということだ。周りから見れば、俺と貴族には圧倒的な兵力差があり、確実に俺が負けるような状況だ」


現在の状況を冷静に伝える父ちゃん。兵力差は圧倒的だもんね確かに。


「そんな事はありません。ユージ陛下は今までどんな敵でも破ってきたではないですか。ロバスの民はあの大襲来を忘れてはいません」

「そうです。たとえ普通なら負けるような戦でも陛下なら、なんとかすると皆信じています」


父ちゃんの負けると言う言葉に、すぐ反論をする人達。そうだそうだ負けるもんか! と一斉にみんなが賛同した。


それを片手を挙げ制する父ちゃん。かっこいいねぇ。


「ありがとう。そして、今回も皆の言うとおり俺は勝つつもりでいる。いま続々と貴族どもがグレイトエースに集結しつつあるが、集まる前に全てを終わらせる。そして「777」さえ取り戻せば、あとは集まって来た貴族どもを順番に片付けるだけだ」


そう自信たっぷりに言う父ちゃん。どんだけ強いんだ?「777」って。


「だが、明日の突入は非常に危険を伴う戦いだ。しかし、成功させなければ始まらない!

諸君、俺に命を預けてくれるか?」


力の篭った目でみんなを一人ずつ見ていく父ちゃん。だけど、返事をするまでもなくみんなの気持ちは伝わったようだ。


「よし、俺が皆の命を預かった! 任せておけ、誰も死なせる事はない! 絶対にだ!」


わぁああああああ! と歓声が沸きあがった。


いよいよ明日、グレイトエースを攻め落とす。


少し少なめ。

活動報告にヒロコ、セリナ、ミミ、ガイアフレームのイメージ図を描いたみてみんのURLを載せました。よかったら見てやってください。

でも、イメージ崩れたらごめんなさい!

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