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先輩にそのBL小説はまだ早いと思います。  作者: 七賀ごふん
先輩、ありがとうございます。

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#3



頭を抱えて絶叫すると、泉名は驚きつつも心配そうに首を傾げた。

「俺漫画読み耽って何も勉強してないし、大事な奴に大事なモン奪われて危機的状況なんだ! 助けてくれ!」

「全然分かんないけど、何か大変みたいだね……場所変えようか」

トイレに移動し、俺は意を決して彼に打ち明けた。


「泉名。もし俺が学校中で変態扱いされても、ずっと友達でいてくれるか?」

「何……? 怖い……」


泉名は自分の腕をさする。寒気を感じてるようだ。

「俺、実は変態なんだよ」

「知ってる」

「男同士の濃厚なエロ小説とか自分でたくさん書いてて」

「知ってる」

「それを未早に奪われた」

「知っ……いや、聴かなかったことにするよ。じゃあまた。テスト期間終わったら部活で会おう!」

泉名は爽やかな笑顔で立ち去ろうとしたから、俺は彼の腕を掴んで必死に懇願した。

「待って! 頼むから奪い返すの協力してくれ! もうお前しか頼れる奴いないんだよ! BL研究会の会長であり生徒会長であり吹奏楽部部長のお前しか!」

「それ別に関係ないだろ! 大体、何で未早君がそんな物を盗むの? 証拠はっ?」

「し、証拠はないけど……俺の本能がそう言ってる。間違いない」

「被害妄想だよ、それは。未早君が腐の世界に興味あるなら、面白がって盗る可能性はあるけど」

言ってから、泉名はハッとして振り返った。

「まさか、未早君が腐男子だと?」

「いやいや、腐男子ではないと思う」

ゲイではあるけど。でもそれを知ったら、泉名は意地でも未早を研究会に引きずり込むはずだ。それだけは阻止せねば。

「とにかく頼むよ。アレを悪用されたら、俺は終わりだ。後あいつに嫌われても終わりなんだ……できるだけ穏便に、本を奪い返したい。協力してくれないか」

「紅の管理能力の無さが原因だと思うけど……しょうがないな。最後の最後に部活でトラブルが起きても面倒だし、手伝うよ」

「泉名……サンキュー、やっぱりお前は一番の親友だわ! もし同じ大学行ったらまた研究会作ろうな」

「いや、最近気が変わってさ。大学まで紅と一緒にいたいと思わなくなったんだよね」

「分かった! もうこれっきりにするから手伝ってくれ!」




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