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先輩にそのBL小説はまだ早いと思います。  作者: 七賀ごふん
先輩、昔の話です。

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55/78

#5



「別に気にしないからいいよ。お前初めて会った時から生意気だもん」

「……」


事実を述べたまでなんだけど、未早はあからさまショックを受けていた。前傾になり、頭が痛そうに呟く。

「確かに、思ったことすぐ言っちゃう自覚はあります。そのせいで中学のとき、女子と険悪になった事もたくさん……俺ってやっぱり、生意気ですか」

「あぁ! 生意気。超生意気。会った頃は練習し過ぎて腱鞘炎になれって思ってた。マウスピースにエタノール付けてやろうかと思ったこともある」

「いやそれ殺人のレベルですよね」

どうしようもないやり取りを交わした後、数秒無言になり。また、お互い吹き出した。

「あははっ……、もう、先輩はほんとに正直だよね」

「あぁ。自分に嘘ついて生きんのもしんどいだろ。BLが好きってことだけ必死に隠してるけど、それだって本能のまま好きなことしてるよ」

「良い意味で正直なんだよね。俺も、そうなりたい……」

未早の眼は、気のせいかもしれないけど少し潤んで見えた。

「ばーか、何が難しいんだ? 絶対なれるよ。俺といれば」

彼の頭に手を回し、キスをした。

「敬語外れたじゃん」

「あぁ……でも、本当にいいの? もっと生意気な態度とるかもよ?」

「上等」

このまま、夜の闇に紛れて続きができたらいいのに。

そう思うけど、外にいる間は我慢しようと思った。

今日はとりあえず、触れられただけでも良いとしよう。


「おーし……帰るぞ! 体力作りのために駅まで走って競走だ!」


照れてるのがバレないように、俺は猛ダッシュした。


未早が走ってないことに気が付いて、数分後に彼の元へまた歩いて戻ったけど。




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