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先輩にそのBL小説はまだ早いと思います。  作者: 七賀ごふん
先輩、そこまでです。

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20/47

#2



「未早は入学したばっかだもんな。勉強はどう?」

「勉強は……すいません」

「すいませんて。なに、難しいの?」

そこは正直に、自分の学力を越えてここに受験した事を伝えた。────それも全て、先輩に会う為だということも。

「はぁー、なるほどね」

先輩は自分の膝に頬杖をついた。不安だ。さすがに呆れられちゃったかな。

「まっ、何とかなるだろ。勉強は多分、俺も教えてやれるし」

「あ……ありがとうございます!」

「いーえ。それより、そこまでして俺に会いたいって思ってたなんて……何かちょっと照れるな」

「え、ここで失神しないでくださいよ」

「しないよ! もう覚悟は決めてるから!」

先輩はそう言ったけど。……覚悟って、何の覚悟だろう。尋ねようか逡巡してると、彼からあんまりな提案をされた。

「そうだ未早、R指定の作品は禁止な。漫画、小説、動画、全部だめ。もちろん同人誌もだめ」

「え! それじゃ俺は、研究室で何をしたらいいんですか!?」

「だから、非エロを読みな」

「そんな……ヒエログリフなんて読めません!」

驚いて言い返すと、先輩は呆れ顔でサンドイッチを頬張った。


「ばか、エロ無しって意味だよ。非エロはBLに限らず使ったりもするけどな」

「すみま……お、俺は無知です。だから、もっと色々見て勉強を……」

「いやいや、エロい勉強してる暇あったらお前はテスト勉強しな。とにかく、絶対18禁は見ない! いいな?」


先輩の念押しが強いから、その場は素直に頷いた。

それから昼休みが終わり、教室に戻ったけど……冷静に考えると、何か段々むしゃくしゃしてきた。

先輩は俺に性知識が無さすぎると言う。だからもっと詳しくなろうと思ってんだけど、そっち関係を調べようとすると怒る。

それは矛盾してないか? 制限されたら詳しくなれるわけないのに。先輩は結局のところ、俺にどうしてほしいのか分からない……。


放課後、俺はその事を泉名会長に相談した。


「なるほど、大体話はわかったよ。未早君はエッチなものが見たくてしょうがないんだね」

「確かにエッチなやつが見たいんですけど、別に私利私欲を満たすやらしい目的ではなくて……説明に困るんですけど、今後の為にも見なきゃいけないと思ったんです」




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