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#9
「色々問題多過ぎで、自制しないといけないって思ったけど。お前可愛すぎるんだよ」
先輩はため息混じりに呟く。呆れられたのかと思って怖くなったけど、優しく頭を撫でられた。
「あんなに拒絶反応示してたくせに、気付いたら頑張ってBL読もうとして」
「それは……先輩が読んでるから」
慌てて言うと、強く抱き締められた。
「もう一緒にいるか。心配だからな」
髪を梳くように、そっとなぞられる。その手はそのまま、俺の唇に触れた。
「真正面から好きって言われたら、普通びっくりするだろ。それでも意識しないように心掛けてたのに。……無理だった」
「それは……つまり、OKってことですか? 俺と、恋人同士になってくれるって」
「うん。そうなる」
先輩は苦笑しながら俺の額にキスをした。
マジか。
ちょっと色々ありすぎて心の整理がつかない。
暴れまくってしまったものの。俺は、晴れて紅本先輩とお付き合いすることになった。




