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先輩にそのBL小説はまだ早いと思います。  作者: 七賀ごふん
先輩、好きです。

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17/47

#8



「え、そうなの? 未早くん大丈夫?」

「……だ、大丈夫です。すいません」


心配してくれた明野先輩に何とか笑顔で答えると、会長が真面目な顔でドアを開けてくれた。

「謝ることないでしょ、そういう時は無理しちゃ駄目だよ。早く保健室行っておいで」

「ありがとうございます……」

原因が原因なだけに、心配されるたび罪悪感が募る。ほんとにすいません。


「行くよ、未早」

「は、はい」


紅本先輩の機転とブレザーに助けられ、何とか部屋を出ることができた。

道中、特に会話もなく。先輩に連れられた先は、何故か静まり返った空き教室だった。

「本、ありがとうございます。でも先輩、保健室は……」

「ほんとに保健室行ってどうすんだよ。先生も生徒も来るだろ」

先輩は振り返ると、俺の額を指先で押した。


「あーあ、真っ赤になっちゃって。……だから言ったろ。お前にアレはまだ早いって」


確かに、結果的にはその通りだけど。

こんな状態だからなのか、何だか耐えられなくなった。


「じゃあ、先輩は何であんなエロいの普通に読めるんですか。昨日は俺が告白しただけで二回も失神したのに! 理不尽じゃないですか!」

「あのなぁ……」


それを言うと先輩はまた真っ赤になった。しかし今度は失神せず、ため息まじりに諭してきた。

「現実と創作は全然違うだろ。創作じゃ何とも思わないことも、現実でされたらすごい意識しちまう。俺にとってお前は、そういう存在なんだよ」

おぉ。

わかるような、わからないような……。


「あの、昨日の……返事は」

「あぁ、もちろんちゃんと返すよ」




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