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先輩にそのBL小説はまだ早いと思います。  作者: 七賀ごふん
先輩、好きです。

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16/47

#7



「勝手に読んですいません。でも本当に面白かったんです。どうかもうちょっとだけ俺をこの本の傍にいさせてください! 中は見ないから!」

「表紙が既にエロいからだめ。お前にはまだ早いよ」

「でもでも、泉名会長は暗黙の了解で見ていいって言ってました!」

「暗黙の了解ってのは口に出した瞬間暗黙じゃなくなるんだよ!」

引っ張り合ってるから漫画が傷んでしまいそうだ。紅本先輩もそれは思っていたみたいで、今度は強い調子で叫んだ。

「未早、とにかく一回手を離せ! 本がダメになる!」

あっ。先輩の声に驚いて、気付いたら手を離していた。


「ふー、良かった。お前が積極的にBLを読んでくれるのは嬉しいけどさ、読みたいならもっとノーマルなものを……って、未早?」

「わっ!」

膝を掴まれて、女みたいに高い声を上げてしまった。

やばい。

紅本先輩は困ったようにまばたきした。


「顔真っ赤だな。どうした?」


案の定、即バレた。どう反応していいか分からなくて泣きたくなる。

お互いにどうしようか考えていた。それはほんの数秒だけど。

「!」

廊下から、人の話し声と足音が聞こえたから。

こっちに来る……。

声は大きくなり、間違いなく近付いてきている。

すると紅本先輩は本を返してくれた。

「やっぱ、持ってていいよ」

その言葉の直後に部屋の扉が開く。入って来たのは泉名会長と明野先輩だった。


「やっほー! 紅本に未早くん、今日も元気に腐ってる?」

「明野はもう……二人とも、何してたの?」


賑やかな二人に、紅本先輩はさっと立ち上がって対応した。

「あぁ、本読んでた。でもちょっとだけ抜けるな。未早が体調悪いみたいだから、保健室に連れていく」





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