表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

無敵だったあの人

初っ端死ネタ注意です。

高校に入学して3年目、品内さんが死んだ。

あんなに煩わしかった蝉の声が段々と静かになってくる頃だった。



……彼女は無敵のはずだった。



紫色の怪しいものを摂取しても、

屋上から青空へ飛び出してみても、

炎の中に飲まれても死なない、

まさしく敵無しの不死身人間だと思っていた。


オレを含め、クラスメイトの全員、いや、もしかしたら全同学年の生徒がそう思っていたかもしれない。



今年の、まだカエルが鳴くには早すぎる季節、彼女は自分のことをいつもの明るい笑顔でこう言っていた。


「あたし絶対80歳以上は生きるよー!」

「てかそもそもこんなにいろいろ試しても死なないんだし、地球が滅亡しても宇宙空間漂ってるかも」

「ていうかあっつー!蒸し焼きになっちゃうー!蒸し焼きって美味しいのかな?なんちゃって!!あはは!」


……なんてくだらないことをげらげらと笑いながら言っていたのを、つい最近のことのように覚えている。


『品内さんは死なない』


オレは、いやきっとクラスメイトの奴らも皆こう思っていただろう。


彼女の死は、彼女を知る者たちに衝撃を与えた。



彼女の遺体は火葬業者の手によって跡形もなく燃やされてしまった。

そう、跡形もなく。

……灰すらも残らなかったそうだ。


この世に彼女は完全に居なくなってしまった。


彼女がいた印は遺品だけ。


いずれ彼女の遺品たちも処理され我々の記憶にすら跡形もなく消えてしまうのだろうか……。


オレは彼女に対してそこまで執着していなかったはずだが、何故か、いつの間にか、俺の右手には彼女の大切にしていたボールペンをにぎっていた。


ボールペンを握っている右手をぼーっと視界に入れていると、高校1年生からの記憶が頭の中を走馬灯のように流れ込んできた。




……という体で話を作ってみようと思う。


とりあえずオレのクラスには不死身の品内さんって人がいたって話。


フィクションか、フィクションじゃないかを決めるのはあなた次第。

品内さんが、この世界で生きているか、生きてないかを決めるのもあなた次第。


そんな訳で『品内さんはまだしなない』はじまりはじまりー。

こう言った文章を書くのはめちゃくちゃ初心者なため、改行場所や文面が変かもしれないです。

生暖かい目でどうぞご覧くださいm(*_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ