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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

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配信#39ー7 VR配信だよっ!:7

「「美味しい! 美味しい!」」

「疲れた……」


 あれからフルーツサンドを受けとった俺は、それを食べることなく、変態と変態の先輩二人に譲っていた。

 正直な所、俺はわりとしょっちゅうみたま手作りの物を食べてるからな。

 だったら、あまり食べる機会に上げた方がいいと言うか……。

 ちなみに、フルーツサンドを上げたら、ものすごいお礼を言われた。


「凪刃ちゃん、二人上げてよかったの?」

「……俺のフルーツサンドで二人の暴走が止まるなら、安いもんです」

『『『たしかに』』』


【大人より大人じゃん】

【さすが頭のおかしい事務所に、高校生でスカウトされただけはあるぜ】

【暴れまわってるのが学生側ならわかるんだけど、やってんの、バリバリ社会人なんだよなぁ……】

【ツンデレちゃんは社会人って言っていいのか? ……いや社会人か。ラノベ作家兼古書店兼VTuberだし】

【ツンデレちゃんの肩書多くて草】

【何気に、三足の草鞋なんだよなぁw】


「とりあえず……色々と見て回るのは後回しにして、今は自己紹介しましょう。というか、開始から結構経ってんですよ、既に。なので、自己紹介しときましょう。一応、俺とうさぎさんは終わってるんで、他の人メインで」

「そういやそうだな。変態達のバタバタですっかり忘れてたぜ!」


 そこは忘れないでほしい。


「んじゃ、おっすお前ら以下略! VR空間への進出を足した宮剣刀だ! 今日は楽しむぜ!」

「画面の前のお兄ちゃんお姉ちゃんたち、こんばんはー。後輩君の苦労人っぷりが既に面白かったなー、と思ってる詩与太暁だよ。よろしくー」

「愉快犯が過ぎる」


【ひでぇww】

【やっぱこいつ、ぽやっとした笑顔と声は絶対擬態だろ】

【外道】

【やはり、暁きゅんは攻め……!】

【おいバカヤメロ】


「デレーナ・ツァンストラよ。フルーツサンド美味しい」

「食べるのやめません?」

「無理」

「常識人とは」


【即答で草】

【にっこり笑顔やん】

【ツンデレちゃんのツンデレはいずこに】

【過去の自分に、ツンデレちゃん、未来で後輩におぎゃってるよ、って言ったら絶対信じない気がする】

【どうしてこうなった】


「こんつきぃぃぃぃぃ! 猫夜はつきだぞ! VR空間はすごい不思議な感じだぞ!」

「地味に音量調整してませんでした?」

「これ、自分の声量をいじれる機能があるぞ」

「なんで知ってるんですか……」

「ふっ、騒音猫たるもの、音量性機能の確認は必須。ほら、クソゲーでもオプション設定は見るじゃん? ステレオとモノラルだけだったらあれじゃん?」

「音量調整機能ってどういうことなんだってこともツッコミたいですが、さすがにこんなアホみたいにお金がかかってそうなゲームが、クソゲーの征夷大将軍レベルの充実したオプションになってるわけないでしょう……」

「お! 話が通じて嬉しいぞ! あれ、新品買おうか迷ってる! ついでに、ブラウン管テレビも買おうかなと!」

「そこまでするのか……」


 あれ、新品でも数万するレベルなんだが。

 ……いやでも、スパチャ額とか視聴回数とか、その辺を考慮すると簡単に買える気がするんだが。


【デス様買おうとしてるww】

【あのゲーム、なんで新品にプレミアかかってんだろ】

【有名になったし】

【あれのあだ名が、クソゲーの征夷大将軍なのがホンマw】


「ゆきふりぃ~、フルーツサンド美味しかったですぅ~」

「……いや名前は!?」

「あ、忘れてましたぁ~。ロリコンですよぉ~」

「それ名前じゃなくて蔑称! 自己紹介じゃないですから!」

「私の場合、ロリコンの方が通じますしぃ~、エゴサすると私の呼び名は変態かロリコンで固定化されてますからねぇ~。コメ欄でも、私のことを名前呼びするのは初見さんくらいですしぃ~。あ、その初見さんも10秒後にはロリコン呼びに変わってますぅ~」

「何をどうしたらそんなことになるんだ……」


 というか、10秒で変わるって、マジで一体何を……いや、ロリコン的言動と行動をしているんだろう。


【いいツッコミだww】

【すげぇ! らいばーほーむなのに、たつな様がいないのにツッコミが成立している!】

【天変地異起きそう】

【っていうか、10秒しか持たないのかよww】

【さすがロリコンだァ……】


「皆様ごきげんよう! お嬢様を目指して邁進中、夜久嬢かざりですわ! みたま様お手製のフルーツサンドが大変美味でしたわ!」

「普通の挨拶なのに、なぜ嬉しいと思ってしまうんだろうか」

「それ、たつなもどっかで言ってたぜ」

「お揃いだねー」

「これお揃いって言っていいんですかねぇ!?」


【草】

【お揃いwww】

【春風たつな:(*^-^*)】

【たつな様!?】

【なんで顔文字だけなんやww】

【っていうか、たつな様の凪刃ちゃんに対する感情重そう】

【既に重いぞ】


 あの人、遂に顔文字だけになってるんだが……。

 喜んでいるのか、単純に俺が苦労しているところを見て笑っているのか……いや、絶対前者だな。間違いない。あの人がそんな外道みたいな発想をするはずはないだろうし。


「はぁ……まあ、いいや……とりあえず、自己紹介も済ませましたし、フルーツサンドも食べ終わったみたいなんで、今回の配信の趣旨の話に行きますよ。……っていうか、なんでデレーナさんじゃないんですか、この役回り。あと、新人に任せることじゃない……」

『『『ガンバ!』』』


 ドッと出て来た疲れを隠し切れずに嘆息交じりにそう零せば、全員にこにこ笑顔且つサムズアップをしながら、なんとも無責任なことを言ってきた。

 信じられるか? これやってるの、かざり以外全員大人なんだぞ?

 ……胃痛が。


【鬼かww】

【いい笑顔で草】

【外道しかいねぇぞこの空間】

【外道ってか鬼畜だろ】

【可哀そうな凪刃ちゃん……ひとえに、らいばーほーむに入ってしまったのが運の尽き……】


「あの、殺意湧きそうなんで、サムズアップと笑顔はやめてください、ひかりさん仕込みの数々の攻撃手段が火を噴きますよ」

「ゲームの中なら、わたしは無敵ですぅ!」

「比喩じゃなくてガチっぽいのがうさぎよね」

「そう言えば、さっきも見事な関節技キメてたけど、うさぎさんって現実だと不摂生してるのになぜか! 胸がおっきいグラマラス美女だけど……グラマラス美女だけど! なんで関節技ができるの?」

「はつきさん、なんか本音と言うか、嫉妬心が漏れ出てます」

「はつき、うさぎさんのことは親友だと思ってるけど、あんなにぐーたら生活してるのに、胸が大きいのが許せないんだぞ……! あと、写真見たけど、凪刃ちゃんも胸が大きくて羨ましい! ずるいぞずるいぞーーーー!」

「うわこっちに飛び火した!?」


 今までのはつきさんの言動・行動を見ていると、胸が小さいことにコンプレックスがあるのは知っていた。

 だが、さすがに俺の今の容姿を知られてはいないはずだから題ないと断じてはいたのだが、どうやらどこかの誰か――十中八九、あの人だろうが――が俺の今の容姿をリークしたらしい。


 ……まあ、たしかに女状態の俺の胸は大きい方だと思う。


 カップ数とかわからないが……たしか、幼馴染兼親友のあれでG(あの人曰く、まだ成長中)らしいが、俺はそれよりは小さい。だが、服の上からでもわかる程度で、前に測った時はEだったが……。


「……そう言えば、凪刃は大きかったわね……TS病って、確実に巨乳になる病気なのかしら? べ、別に、気にしてるわけじゃないけどっ?」

「そこんとこ、どうなの?」

「あの、なんで二人は俺ににじり寄って来てんですか!?」

「「巨乳になりたいっっ…………!!」」

「切実すぎる叫びッ……!」


【欲望に忠実すぎるww】

【そうか、凪刃ちゃんも巨乳なのか……いや、らいばーほーむメンバーの巨乳率高くない?】

【四期生の方はどうかわからんけど、少なくともいなりママはゴリゴリの合法ロリらしいってか、いつぞやの温泉配信で貧乳であることがわかってる】

【らいばーほーむメンバーって、貧乳率の方が低いらしいし】

【日本人の平均的にはむしろ貧の方が多い気がするんだけどなぁw】


 やっぱり、胸の大きさは女性にとっては大事なことなんだろう、などと目の前の二人を見ながら思う。

 持つ者に持たざる者の気持ちはわからない、というのが否が応でもわかるな……。

 正直、目の前の二人の目から血涙が流れ出そうなくらいだし。


「そう言えば、かざりちゃんもそこそこだった気がするぞ」

「言われてみれば……あのイベントの時、大きかった気がするわ」

「みたま様やふゆり様、うさぎ様ほどではありませんが、そこそこあると自負しておりますわ」

「……この世の巨乳女性は滅べばいいと思うぞ」

「……同感ね。今度、あたしたちのフラストレーションというか、憎しみや憎悪をこれでもかっ! と溜め込んだ小説、書いてみるわ」

「あ、それはつき読みたいぞ」

「もちろん。完成したら真っ先に送るわ」


【何しようとしてんだよww】

【マジで発想がおかしすぎる】

【っていうか、どんだけ巨乳になりたいんだ……】

【巨乳になってもいいことないんだけどね……ぶっちゃけ、肩こるし、ちょっとバランス崩しやすくなるし】

【コメ欄におったw】


「いやあの、一旦胸の話は置いておいてもらって……それで、はつきさんがしたうさぎさんへの質問なんですが」

「おっと、そうだったぞ。はつき的に、運動とは無縁すぎるうさぎさんが、ゲームの中でなんで見事な関節技を使えたのかな、って気になったぞ。なんで?」

「俺も気になるな。うさぎって言えば、ゲーセンの音ゲーみたいなのなら、全然動けるが、それ以外じゃダメダメもダメダメだろ? そう言う意味じゃ、はつきの言うことも理解できるんだよな。んで、どういう理由なんだ?」

「ここって、現実じゃなくて、仮想空間……ゲームの中ですよね?」

『『『うん』』』

「ゲームの中と言うことは、リアルの自堕落で筋力や体力が低下した体じゃなくて、普段以上の身体能力で動けるわけです」

『『『うん』』』

「わたしの特技はゲームです。苦手ジャンルはなく、全てのゲームジャンルがわたしの得意分野です」

『『『うん』』』

「恋愛ゲームであれば、速攻でルート看破してどんなに長くとも三日でCGコンプはしますし、アクションゲームであれば、一時間もあれば全ての行動に対応できます。それ以降は全て技術の応用。あと、大抵は似通ったシステムなので転用可能です」

『『『……うん?』』』

「そしてわたしは、RTAの走者でもあります。いくつもの世界一位記録を持っていますし、昔正体を隠して格闘ゲームの公式大会に出たこともあります。あ、優勝してます。全ての試合で完勝しました」

『『『ちょっと待って?』』』

「そのため、格闘ゲームの動きやモーションは知り尽くしていますし、脳内にしっかりと刻み込まれているわけです。現実の体では、クソザコナメクジな身体能力ですが、仮想空間内であれば技の再現は可能です。動き方を理解していますからね。それに、仮想空間はイメージした動きがとても容易です。なので、現実から逸脱していない……そうですね、ファンタジーが介在するタイプの格闘ゲームの動きは難しいですが、そうでなければ再現可能です。ひかりさんが使用していた超人コマンドもありますので。つまるところ、わたしが先ほどしていた関節技は、それらをモデルにして再現した動きになります」

『『『バケモンじゃん』』』


 うさぎさんはバケモンだった。

 正直、ひかりさんも化け物だが、うさぎさんもゲーム方面で化け物だった。


 というか、なんでこの人、格ゲーの技とか再現できるんだろうか。

 それだけそのモーションを見ているんだろうが、普通はそうはならない気がするんだが……そもそも、記憶しているからと言って、VR空間だからと言って、その行動が再現できるとは限らないんだが……。

 やはり、らいばーほーむということか……。


【えぇぇ……(困惑)】

【何をどうしたらそんなことになるのか問いただしたい】

【VR系の作品の中で、こいつの適正高い、みたいな設定があるじゃん。まあ、そりゃあるんだろうけど、実現したらどうなるんだろうなー、とか思ってたけどさ……これ、うさぎちゃん、まさにそれじゃねぇか!】

【ゲーム関係に限り、マジでバケモンスペックしてるんだよな……】

【しれっと公式の格ゲー大会で優勝してるのがおかしい。しかも完勝】

【人間じゃないだろ】

【そうか、リアルがクソザコナメクジでもゲームの中なら無双できるのか……】

【っていうか、そうか、VRの中って終始ゲームの中にいるってことと同義だから、いつものきょどった状態じゃなくなるのか……】

【うさぎちゃん、正式リリースが始まったら、入り浸ってさらに不摂生になりそう】

【みたまちゃんガチギレ案件なんだよなぁ……】

【ゲームに関しては、邪神も勝てないって言ってるレベルだからな、うさぎちゃん】

【邪神曰く、うさぎちゃんの場合、1フレームで行動読んでくるし、攻撃モーションとか全部記憶してるから行動読まれて普通に負ける。らしいからな……】

【人間じゃねぇ……】

 VR適正が高いのがうさぎです。尚、ゲーム関係に限り、うさぎは記憶力がものすごくいいし、ゲーム関係に限り、邪神に勝てるバケモンです。こいつの反応速度とか動体視力とか人間じゃねぇ!

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― 新着の感想 ―
えぇウソやんうさぎちゃんすご
「仮想空間はイメージが大事」ってやつかな?魔法やんw このうさぎ、大賢者か何かかよw
邪神と逆でゲームバフ効いてるのか
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