表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

531/594

バレンタイン特別IFー2:小話#1 男たちの配信

 二月十四日、バレンタイン。


 とりあえず、一年通して一、二を争うレベルで色恋が盛り上がるというか、ある意味燃え上がるであろう一日。

 恋に恋する乙女たちは、チョコを作り、意中の相手にチョコを全力投球し、男たちは今年はチョコをもらえるだろうか、と戦々恐々、もしくは胸いっぱいの期待を秘め、その一日を過ごす。

 学生であれば、いくつチョコをもらえたかでマウントを取り合うという、クソくだらないことをする日でもある。


 そもそも、頑張って作ったチョコで勝負するんじゃないよ。

 乙女心をなんだと思ってるんだ、というツッコミはさておき。


 本命であろうが、義理であろうが、チョコレートという甘味が出まくり、いろんな場所で甘ったるい空気になるわけだが……今日、とある場所では甘さとは無関係すぎる場所があった。


「ってわけで、毎年恒例になりつつある、らいばーほーむ男組による、バレンタイン配信を始めるぜ!」

「いえ~~~!」

「いえー」


 そう、らいばーほーむである。

 それも、男組。

 らいばーほーむにおける男性ライバーは柊が入ったことによって三人(+一人)となった。

 そして、この年のバレンタイン配信に参加しているのは、刀、暁、柊の三名である。

 前回は椎菜も参加していたのだが……


『チョコを配るので、その、司君を入れてあげてください!』


 という椎菜の言葉により、今年は子の三名と相成ったのである。

 椎菜も男性ライバー枠ではあるのだが、あれは色々と反則なので、ある意味今画面に映ってるメンバーの方が正しいと言えよう。


 ちなみに、今の柊――もとい、司は、凪刃のほうではなく、ちゃんと司である。


【一名テンション低くて草】

【宮司ェ……】

【っていうか、今年はみたまちゃんいないのかww】

【みたまちゃんは女性ライバーなのに、枠としては男性ライバーという……バグかな?】

【↑TS病だからね、仕方ないね】


「さて! 今年もやって来たぜ、男だけのバレンタイン配信がよぉ! 昨年は、俺、暁、みたまちゃんの三人で配信したわけだが、今年は無事司を呼ぶことができたってことで、司が来てるぜ! ありがとな!」

「まあ、家庭学習期間に入ったし、みたまにこっちに行ってほしいって言われたからな……あとはまあ、うん。女性陣に比べれば、遥かにこっちの方がマシという判断だ」


 刀の言葉に続く形で、司がこの場にいる理由を説明。

 ちなみに、なんやかんやあって、司は男性陣には敬語は使用せず、ため口で話している。

 これについては、二人からの希望というか、命令である。

 同じ肩身の狭い男同士、敬語抜きで仲良くしようぜ! というもの。


 まあ、そもそもの話、みたまこと椎菜もらいばーほーむメンバー全員とは普通にため口で話しているので、柊もそれに倣った形だ。


【草】

【草】

【まあそれはたしかにwww】

【らいばーほーむメンバーはね、男よりも女性の方がやべぇもん】

【らいばーほーむに限らず、男女混合の企業勢はどっちかって言えば女性陣の方が頭おかしいけどな】

【わかる。男の方がまともな感じがある】

【わかりみが深い】

【男はほら、理性が働くから……】

【まるで女性陣の理性が働いてないみたいな言い方をするな!】

【↑邪神、おぎゃリスト、ロリコン、お嬢……】

【否定できなくて草】

【らいばーほーむメンバーの理性はどっか行ってるから……】


「マシなのか」

「マシなんだ……」

「ん~……あぁ、なるほどー、そう言う理由かー。色々察したかな~」


 司のげんなりとした表情と声で放たれた言葉の理由を理解した暁はなるほどと頷く。

 実際のところ、司というか、柊から見た暁こと冬夜は先輩後輩と言える。

 なんせ、暁の卒業した高校が姫月学園なので。


 そうなると、毎年バレンタインになると開かれるバレンタインパーティーについても知っているし、椎菜たちからの情報で普段からモッテモテ(危険な意味でも)であることを知っている暁は、それを悟ったのである。


 つまるところ、リアル鬼ごっこが発生する可能性大のバレンタインパーティーよりも、コメントでのみ嫉妬ややっかみが飛んでくるこっちの方がマシ、という意味を。


 ちなみに、刀は卒業生というわけではないので、姫月学園のことは深くは知らないのだが、卒業生たちからある程度の情報は教えられており、その中にバレンタインパーティーというものがあることを知っているので、暁の後に色々と察した。


「ま、今は楽しい配信なんだ、リアルは忘れて楽しもうぜ! そして、騒ぐぞ!」

「ですねー」

「あぁ。……俺は去年のバレンタインは生憎と参加できなかったんだが、具体的には何をするんだ?」

「何をするって言われても、コレェェェ! と言ったものはねぇんだよなぁ」

「そうですねー。去年は確か、各々のバレンタインの日に起こることを話した程度でしたしー」

「……あぁ、思い出した。そういやみたまが、三桁越えのチョコをもらった、なんて話してたな……」

「おうそれだ! いやぁ、俺らもなかなかにぶっ飛んだバレンタインだったけどよ、上には上がいたな! さすが、みたまちゃんだぜ、なんて思ったもんだ! はっはっは!」


【あれはなww】

【リアルに三桁越えのチョコをもらう人がいるとは思わなかったからなぁ……】

【二次元の中だけだと思ってました! まる!】

【何をどうしたら、三桁になるというのか……】


「まあ、みたまは人気者だったからな……。いや、そもそも性格が良すぎて、気が付いたら困った人を助けてるか、知らない間に助けてるかのどっちかだからな。それに、まあ、普通に可愛いから、そう言う意味でも人気だが」

「たしかに、みたまちゃんレベルに可愛い娘がいたら、人気者になるわなぁ……」

「ですねー。でも、そこまですごい人がいたら、一周回って同じ学年か一つ上、もしくは下で通いたかったですねー。絶対、面白そうですし」

「暁先輩の場合、間違いなく場を引っ掻き回す気がするんだが……」

「あははー、イグザクトリー。ボクだったら、間違いなく男子を扇動するかなー。こう、それとなーく噂を流す、的な?」

「お前鬼かよ」

「ちなみに、どんな噂を流すんだ?」

「ん~……まー、実はみたまちゃんに、好きな人がいるっぽいよ~。って感じかな?」

「どうあがいても暴動が起きる奴だろ……」

「はははは! まあ、実際それくらい小さいものの方が案外効き目がよかったりするな!」

「否定しきれないな……」


【たしかに】

【変に大袈裟にやるよりも、こう、本当でもおかしくない小さな嘘の方が信じやすいよね】

【そもそもの話、らいばーほーむの場合は、普通だったら大嘘だろww と思うようなことが本当だったりするんだが……】

【そりゃお前、らいばーほーむだからな……】

【クリスマスのイベントもまぁ、酷かったからな】

【誰が予想できたよあんな大規模なイベントwww】

【らいばーほーむ、売れまくって金があったんだろうなぁ……】


「っと、そろそろ本題行くか! えー、まあ、例によって今年のバレンタインやら、今まではどうだったのか、ってのが基本的な話題になるな! ってことで、まずは俺のバレンタインだな! えー、俺の今年のバレンタインは、あれだな。貰ったチョコの中に殺意たけぇもんが入ってた」

「へー、具体的にはどんなですか?」

「剃刀」

「完全に殺しに来てるじゃねぇか!?」

「はっはっは! いやぁ、さすがの俺もビビったよな! まあ、俺くらいのヤンデレホイホイともなれば、見ただけで異物が入ってるかどうかわかるんだぜ!」

「絶対欲しくない技能一位だと思うんだが!?」

「いや、重宝すんぜ? こう、毒物判定ができるからな!」

「笑いながら言う事じゃない!」


【えぇぇぇぇ……】

【いやあの、剃刀はアカンて!?】

【普通に通報しろよそれ!?】

【笑いながら話せるお前のメンタルはどうなってんだよ】

【これは酷い】


「他だと、痺れ薬とか、GPSなんてのもあったな! いやぁ、今年はヤンデレが大豊作だったぜ」

「そんなもの、速攻で死の大地にした方がいいと思うんだが……」


【ほんとにな】

【明らかに豊作になってはいけない奴なんだよなぁ……】

【なんでリアルで刃傷沙汰が起きかけてんだよこの擬人化野郎】

【笑い話にできるのマジすげぇ】


「んじゃ、次は暁な!」

「りょーかいでーす。えーと、今年はー……まー、ボクはぼちぼち、例年通りかなー」

「例年通りと言うと?」

「んーと、四年生の先輩に毒を盛られそうになったり、見知らぬ大人のお姉さんに逆ナンされたり、怪しい薬と一緒にチョコが送られてきたり……あとはー……あー、あれ。監禁されそうになったことかなー。いやー、まいったよねー」

「まいったで済む内容じゃないんだが!? っていうか、思いっきり犯罪じゃねぇか!?」

「まーたやられかけたんか。お前も大変だな!」

「刀先輩には負けますよー」

「「あっはっはー!」」

「これ、俺がおかしいのか? ツッコミを入れてる俺がおかしいのか!?」


【安心しろ。お前は正しい】

【こいつらもちゃんとらいばーほーむっていうか……うん。そもそも、メンタル面がイカレてる】

【こいつらだけじゃなくて、らいばーほーむメンバーは全員メンタル強者だから】

【いくまっちとかいい例だもんな】

【あれはちょっと強すぎて……】

【なんやかんや、そこまで強くなさそうなみたまちゃんですら、結構メンタル面強いもんなぁ……】

【まあ、あれだ。お前は正しい。何も間違っていない……うん、間違ってないと思う】


「んで、司はどうだったんだ? 俺たち、お前のバレンタインが聞きたかったからな!」

「そうそう。みたまちゃんからは、鬼ごっこしてるー、とは聞いてるけど、詳しいことは知らないからねー」

「……簡単に言えば、毎年チョコを貰うんだが……クラスメートの男子が嫉妬で襲い掛かって来てな……」

「ラブコメ主人公みてぇだな」

「よく言われる。……それで、まあ、なんだ……去年からはみたまが男から女になったからな。美少女化したみたまからチョコを貰った結果……男子たちがエキサイトして、追い回される。で、気が付くとクラスの男子だけじゃなく、他クラスの男子が混ざり始め、結果。彼女がいない男子から追い回されることになる」

「へぇ、具体的にはいつからなんだ?」

「中学校」

「「早い……」」


【中学校から鬼ごっこww】

【それだけモテてるってことか……】

【チッ……】

【これだからモテる奴はよぉ……】

【ちなみに、どれくらいのチョコを貰ってるんだ?】


「チョコの数か? そうだな……二桁は後半くらいは毎年貰ってるが……」

「司も結構貰ってんのな! さすが、みたまちゃんの幼馴染だ!」

「うんうん。というか、司君はかなりのイケメンだしねー。しかも、性格もいいから、モッテモテなのも理解できるし、知らない間に落とした人からチョコを貰うのは想像できるよー」

「俺としては、何も特別なことはしてないんだが……」

「司」

「なんだ?」

「人生の先輩としてこれだけは言わせてくれ」

「はい」

「……その気がないのに釣り上げることほど、女性をヤンデレ化させるものはねぇ」

「どういう意味だ!?」


【草ァ!】

【めっちゃ実感の籠った声音で草】

【何があったんだよ……】

【いや、言ってることは正論だが……】

【でもさ、宮司野郎は擬人化野郎が言ってることしてそうだよな。ってか普通にしてるよな、配信で】

【相手がらいばーほーむだから成立してないだけで、他の事務所だったらまず間違いなくヤバかったな……】

【それ】


「あ、じゃあボクからも」

「今度はなんだ!?」

「大人の女性、それも婚期がー、ってなってる人ほど、優しい笑顔とかそう言うところ好きですよ、とか言っちゃだめだよー。婚期を気にする女性ほど、無敵且つ肉食なものはないからね」

「いやどういうことだ!?」


【草】

【まあ、うん、それはめっちゃわかる】

【婚期を気にしてる人はね、割とマジでなりふり構わなくなるからね……】

【職場にいるわー、そう言う人……】

【ってか、擬人化野郎は何があったんだよw】


「あぁ……まあ、そうだな……主に、俺の同期」

「そうそう、刀先輩の同期ですよー」

「同期……たつなさん?」

「「……」」

「なぜ、二人は生暖かい目で俺を見るんだ……?」

「いやぁ、はは! 自分の胸に手を当てて考えてみりゃわかるんじゃねぇかな!」

「うんうん。近くない未来、君は大変なことになるだろうからねー」

「不穏なことを言わんでくださいよ!?」

「「ははははは」」

「なんだその乾いた笑い!?」


【そう言えば、たつな様の年齢って……】

【……26歳だね】

【あー……】

【人によっては色々と気にし始める時期か……】

【たつな様って結婚できるんかね?】

【…………無理じゃね?】

【ひでぇwww】

【色々とハードル高そう】

【現役モデルって時点で、うん、お察し】

【並大抵の男じゃ無理だろうなぁ……】


「たつなさんへの印象が酷すぎる……」

「まあ、案外アラサーになる前には結婚すんだろ」

「同感ですねー」

「まあ、あの人は普通に美人だし、性格もいいからな……引く手あまただろうし、それまでには結婚を……って、なんで二人はニヤニヤしてるんだ……?」

「「気のせい気のせい」」

「絶対気のせいじゃない……」


 この後は、しょうもない話(猥談っぽいこと)をして、配信はつつがなく終了した。


 尚、皐月は見悶えたとかなんとか……。

 と言うわけで始まりました! 今年のバレンタイン特別IF!

 この投稿作業は、全ての話を書き切った後にしております! ぶっちゃけ、眠い! 信じられるか? IFストーリー全部書き終わったの、朝の5時半なんだぜ! バカ野郎!!

 というわけで、今日の投稿についてをば。

 14時に小話を一話投稿して、そのまま16時、18時、20時と続きます。

 16時には5000~7000文字程度のサブ話を、と思っていたのですが、気が付いたら1万Ⅰ000文字になったので、メインになりました。おい去年も見たぞこの展開。

 で、18時、20時もメインとなりますので、読んでいただければ幸いです! いやほんとに!

 バレンタインIFを書き始めたの、今週の水曜日からだからね! もっと早くやれよ、と過去の自分に言ってやりたいです。

 何はともあれ、今年のバレンタインIF、楽しんでね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
四捨五入だと26歳はすでにアラサー。 ん、こんな時間にだれg
通報案件じゃなああいw
うん。そりゃあ、TS病で完全女子になってる訳で・・・。今年も交じる訳にもいかないよねぇ。司の方は・・・ランダム?なんだけども。それでもまぁ、リアルで毎度あぁなるからねぇ。女子化してたらしてたで、女子た…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ