配信#36-5 出張みたま家事サービスだよっ!《狼神いくま編》:5
「えーと、とりあえずうつ伏せになってもらえるかな?」
「おっけー。あ、ちょい胸が潰れて苦しくなるから、枕挟んでいい?」
「もちろん。むしろ、その方がいいよね」
そこまで気が回ってなかったけど、実際に何かあった方が楽ではあるよね。
「いやマジでそれ。ウチもそこそこサイズではあるけどさー、やっぱうつ伏せで寝れないのがねー。ってか、ウチですら苦しいんなら、みたまっちとかもっと大変なんじゃないん?」
「正直に言えば結構苦しいかなぁ」
元々、朝起きたらうつ伏せになってる、なんてことも前はあったけど、今はうつ伏せで寝ると息苦しくなって起きちゃうんだよね。
なので、女の子になってからというもの、自然と体がうつ伏せで寝なくなりました。
あとは……
「まあ、今はゆあちゃんとゆいちゃんの二人が隣りで寝てるから基本仰向けなんだけど」
なんて理由もあるんだけど。
「なるなる」
【わかる……胸って、大きいとほんとに苦労する場面が多いからね……】
【うつ伏せが苦しい←わかる……】
【春風たつな:まあ、正直わかる】
【夜久嬢かざり:ですわね。寝る時は邪魔ですわ】
【弩めい:たしかに、浮いて寝ない限りはうつ伏せで寝ることは不可能と言ってよいでしょう。事実、苦しいですし】
【魔乃闇リリス:ぐぬぅぅぅぅ~~~~~~! う、羨ましい! 羨ましいのじゃぁ!】
【あぁ! 陛下がご乱心を!?】
【ってか、らいばーほーむの女性メンバーが色々と極端すぎん? なんで、デカイか小さいかの両方しかいないんだよww】
【春風たつな:言われてみれば確かに……】
【天空ひかり:っていうか、一番平均っぽいのって、多分だけど私かたつなちゃんじゃない?】
【雪ふゆり:言われてみればそうかもしれませんねぇ~】
【魔乃闇リリス:あれが平均!? 平均じゃと!? それはらいばーほーむ内での平均であって、実際の平均でもなんでもないのじゃぁぁ!】
【いやまあ、日本人の平均はCくらいらしいからね……】
【そう考えると、ほぼE以上のらいばーほーむってどうなってんの? って話ですが……】
【社長の趣味】
【↑草】
【草】
【社長への熱い風評被害】
「んまー、社長の趣味って言ったらおしまいな気もするなー。ってゆーか、さすがの社長もそこで選ばないんじゃないん? みたまっちはどう思う」
「ふぇ? んーと、趣味って、胸が大きい人が好きって言う事?」
「そそ」
「う、うーん……社長さん女性だし、何よりその、らいばーほーむの人に対してそんな考えを持ってるようには見えないんだけど……」
「そりゃたしかに」
らいばーほーむの人たちが大好き! っていう人だし、それにイベントでもすごくその、考え方が極端でもあったし……。
そう考えたら、そう言う考えはなさそうだけど。
【そりゃそうか】
【自分のことを路傍の石とか言って来るレベルの人だしな……】
【まあ、あの愛は明らかにそう言う下種な思惑じゃないのはわかる】
【らいばーほーむの社長だしなぁ……】
「あ、流れでマッサージから! ってなったけど……耳掃除の方が先がよかったかな?」
「んや、マッサージからで! というか、耳掃除されたら、多分ウチそのまま寝そうだし」
「そうなんだ? じゃあ、マッサージからやろっか。それじゃあえと、跨るけど……その、重かったら言ってね?」
「いや、みたまっちマジで軽いかんね? むしろそれ、女性からすれば、史上最強の煽りだかんね?」
「え、あ、ご、ごめんなさい……」
「いやいや、気にしないでいいし! ってゆーか、ウチはその辺どうでもいいしね! 食べても太らない体質だから」
「そっか。じゃあ、失礼して……んっしょ、と」
許可も出たところで、いくまおねぇたまの腰辺りに足を開いて跨る。
なんというか、この作業も四回目かぁ……。
って、あ、そう言えば今のままだと霊術が使えない!
「い、いくまおねぇたま、ごめんね、ちょっとだけお花を摘みに行ってきます!」
「ん? あー、なるなる。そゆことね! おっけー! いってら!」
「すぐ戻ります!」
【おっと、突然どうしたんだ】
【トイレならしゃーない】
【み、みたまちゃんがお花を積みに行くという表現を使っている、だと!? せ、成長したんやなぁ……】
【どこで成長を覚えてんだww】
【天空ひかり:いやでも、こういうのは大事なのでね! 私が教えました! 女の子たるもの、濁した方が可愛くなるよ! と】
【草】
【雪ふゆり:ナイス判断ですよぉ~~! これで、みたまちゃんがさらに純粋無垢で清楚な女の子になりましたねぇ~~!】
【一応、見た目で言えばあんたも清楚枠なんだよなぁ……】
【見た目だけは、な】
というわけで、服装を変えないで体だけを神薙みたまの姿に。
これをすると、なぜかお尻の辺りに尻尾用の穴が開くんだけど、変身を解除するとなぜか元に戻ってるんだよね……やっぱり、神様由来の不思議パワーだからかな?
「えーと……うん、大丈夫だね。……そう言えば、いくまおねぇたま的にはこの姿ってどうなんだろう……?」
ちょっと心配ではあるけど……とりあえず戻ろう。
「お待たせしました!」
「――銀髪ケモっ娘系眼鏡委員長とか、癖のデパート過ぎて完全に殺しに来てるとしか思えない!」
「どういうことぉ!?」
【いやたしかに属性過多だけども!】
【っていうか、また早着替えしてるwww】
【なんかもう、毎回この家事サービス回になると、みたまちゃんが早着替えしてるんだよね。どういう原理なんだろうあれ】
【髪色も変わってるからなぁ……】
【高速早着替えとか、コスプレイヤーが欲しい技術すぎるww】
「いや、待って? なんかもう、あまりにもみたまっちの姿がウチのストライクゾーンど真ん中過ぎて、今すぐにでも幸福というなの血が口と鼻から飛び出しそうなんだけど。みたまっち、ウチ死んでいい?」
「それはダメだよ!?」
「くっ、神はなぜこのような試練をウチらに与えるのかッ……!」
「別にそう言う試練とかじゃないよ!?」
今日のいくまおねぇたまのテンションが高すぎる……!
「と、ともあれ、マッサージするね!」
「よろよろ! やー、もうね、最近はプログラミングでほぼ毎日パソコンと睨めっこ状態だったからねー」
「さっきも言ってたよね。なるべく楽になるように頑張るよ!」
「まあ、既にみたまっちがあまりにも委員長スキーなウチに刺さりまくってるから癒されてるんだけどね」
「それなら、もっと癒さないとだね!」
「みたまっちのそう言うところ、マジすごいわー」
「???」
【既に癒しになってる→じゃあもっと癒す! になる辺り、本当に心が綺麗というか優しいというか……】
【普通に考えて、インターネットとかSNSが普及しまくってる現代において、ここまでピュアでいるのはすごいんだよなぁ……】
【そこは、邪神も手を加えてるから……】
【でもまあ、みたまちゃんは性格的にあんまりSNSとかやらなそうだもんね】
【むしろ、SNS依存してるイメージが一切ない】
【家庭的な女の子だし】
「じゃあ、始めるね」
「お願いしまーす!」
「うん。えーっと、パソコンで疲れてるって言ってたから……まずは、首、肩、背中かな」
そう呟いて、僕はいくまおねぇたまの首筋に優しく触れました。
そこから、軽く揉みながら、癒すための霊術を使用。
「んんっ……ふあぁぁ~~~~……えー、なにこれ、ちょーきもちー……」
「えへへ、それならよかった」
「ん、ふぅ……あぁ~~~、そこそこぉ~……あぁ~~~っ、きもちぃ~~!」
「ん~、こことここがちょっとすごいね。ここはどう?」
「うはぁ~~、あぁぁぁ~~~……めっちゃイィ……」
「よかった。なら、ここも……」
「おはぁ~~~~……やばー……みたまっちめっちゃマッサージうま~~~……なんか、すんごい眠くなるぅ~~……」
「寝ちゃうと耳掃除ができなくなっちゃうので、できればその、頑張ってほしいかなぁ……」
「ならば頑張る! みたまっちの委員長コスケモ耳銀髪ロリ巨乳モードの膝枕+耳掃除を味わわないとか、どう考えても損失ぅ!」
「そ、そんなになんだ……」
「とうぜんはぁ~~~~!」
なんというか、いくまおねぇたま、すっごく気持ちよさそう。
霊術も併用してるけど、実はちょっとだけマッサージについて調べたからね。
まあ、素人の付け焼刃程度だけど。
【めっちゃ気持ちよさそうww】
【ってか、いくまっちの反応がマッサージチェアを使ってるお婆ちゃんとかそんな感じなんよ】
【草】
【そうか、いくまっちはおばあちゃんだったのか……】
【おばあちゃん系ギャル……?】
【特殊すぎるww】
「んー、あとは腰の辺りも……」
「んあぁ~~~~! あぁっ、そ、そこ、そこめっちゃいい~~~!」
「この辺り?」
「あはぁ~~~、そこそこぉ……おおぉ~~~~……ウチのプログラミングで酷使されまくった首肩背中腰が一瞬でほぐされていくっふぅ~~~~~!」
「んっしょ、んっしょ……でも、本当に凝ってるね?」
「やー、無理した感じはなかったんだけど、ちょいとやり過ぎた感はあるよねーあはぁ~~~……」
「それなら、もうちょっと自分の体は労わらないとだよ? 若いからって無理すると、後々響くって言うし……。それに、いくまおねぇたまが体を壊したらみんな悲しむもん」
「んん~~、そだねぇ~……なら、もーちょい、肩の力を抜いてへぇぁぁぁぁ~~~~~」
【すまん、いくまっちの声でなんも頭に入って来んwww】
【マジでおばあちゃんなんだよなこれww】
【魔乃闇リリス:よっぽど疲れておったんじゃな……】
【春風たつな:いくま君がいなければ、ゲームは作れなかったと考えると、負担がかなりのしかかってるのは事実だからね……少し申し訳ない気持ちになるよ】
【雪ふゆり:ですねぇ~。私は資金援助しかできないですし、あまり力になれないんですよねぇ~……あ、でも、作業用の部屋にマッサージチェアを置けばかなりいいのではぁ~? ……なかなかいいですねぇ~。あとで注文しておきましょうかぁ~】
【とんでもねぇこと言ってる奴がいて草】
【22歳が買うもんじゃねぇww】
「うん、腰もこんな感じかな。他にマッサージしてほしい所はある?」
一旦いくまおねぇたまから降りて、他にしてほしい箇所があるかどうか訊いてみる。
「ん~……やー、大丈夫。バッキバキなのは今もみほぐしてもらったところだけだし。っていうか、みたまっちのマッサージメッチャ上手いのに、終わるのもめっちゃ早いっしょ」
「裏技込みなので」
霊術込みだと、結構早く終わるんだよね、これ。
あとは慣れもあるのかも。
最近、お父さんやお母さん、お姉ちゃんで練習してるしね。
「そゆことね~。んっ、んん~~~~! はぁ……わー、マジで肩軽いんだけど。うさぎっちが羽のように軽いって言った意味がめっちゃわかるわー」
「えへへ、それならよかったです」
【天空ひかり:みたまちゃんのマッサージマジですごいからね。私も仕事がやべぇ時はお世話になってます】
【春風たつな:それは本当に羨ましい限りだよ。私も仕事柄疲労がよく溜まるからね】
【魔乃闇リリス:モデルじゃからなぁ……我は……まあ、そもそもが凝らないが……】
【あっ……(察し)】
【夜久嬢かざり:わたくしは肩が凝りますわ】
【弩めい:同じく】
【神薙いなり:やー、胸がないっていうのは、肩凝りとは無縁で素晴らしいもんですぜー】
【強い。いなりママ強いww】
【はつきっちとツンデレちゃんがいなくてよかったね……いやほんと】
「それじゃあ、次は耳掃除するね!」
「待ってました!」
「んっしょ、と。じゃあ、わたしの太腿にどうぞ~」
「それじゃ、失礼して…………え、待って? 何この膝枕!?」
「ど、どうしたの? もしかして、気持ちよくない……?」
「むしろその逆逆! めっちゃ気持ち良すぎて、一瞬で意識が落ちそう!」
「そんなに!?」
「いやマジで!」
「そ、そうなんだ」
僕の膝枕、なぜかした人みんながすごく気持ちよさそうにしてくれるんだよね。
すごく嬉しくはあるんだけど、いつも大袈裟に言ってるのかな? なんて思っちゃうこともあるわけで……。
でも、こうして真正面から言われると、本当なんだなって安心できるよね。
「あ、今日は時間がいっぱいあるので、耳掃除が終わった後も膝枕で寝れます」
「マジかー。やっばー、これマジでダメになるわー……。みたまっちの膝枕、明らかに人をだめにする成分が出てるってこれ。ずっと寝てたいし」
「ずっとはわたしが疲れちゃうかなぁ」
【疲れなきゃずっとしててもいいんだww】
【まあ、みたまちゃんって膝枕が好きっぽいし?】
【する側が好きなんだもんねww】
【この配信見て何度も思ったけど、マジでこう、こんな彼女が欲しかったっ……!】
【わかりみが深すぎる】
「それじゃあ、耳掃除するね?」
「あいあい」
というわけで、いくまおねぇたまの耳掃除を開始。
とは言っても、そこまで語ることもないというか、ただ単純に僕が耳かきで優しくお掃除をするだけだからね。
終始、いくまおねぇたまは気持ちよさそうにしてくれてたのがすごくよかったです。
本当は今回のラストの後、普通に話が続いてたんですが……まあ、うん。クッソ長くなったのと、単純にまあ、話の内容的に分けた方がいいなと。多分温度差で風邪引くレベルになったんで……。
先に言っておきます。次回はちょっと重い話!




