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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 1月

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#176 オンラインゲーム配信の翌日、ガチャを引いたりまとも話を受けたり

 ゲーム配信をした翌日。


「椎菜、昨日の配信見たぞ」


 みまちゃんとみおちゃんの二人と小学校前で別れた後、柊君と合流して学園へ。

 柊君は今日もいつも通りの方みたいです。


「ありがとう。って言っても、柊君も最後のクエストには参加してたよね?」

「まあ、そうだが」

「あれってやっぱり俊道お兄ちゃんと冬夜お兄ちゃんの二人に誘われたから?」

「それもあるんだが……愛菜さんから、もしかしたら出番があるかもしれないからログインしろって言われてな……」

「あ、お姉ちゃんが原因なんだ……」

「といっても、実際にあの人の言う通りになったわけだが」

「あ、あはは……お姉ちゃんがごめんね?」

「いや、いつも通りだし気にしなくていいよ。俺も楽しかったしな」

「そっか。それならよかった」


 なんて、昨日の配信のことをお話しながら、僕たちは学園へ。

 学園に到着した後は、いつものように踏み台を使って靴を履き替えて中に入って、教室に入り……


『『『お願いしますっ……!!』』』」


 なぜかクラスの男子のほとんどと、一部の女の子にスマホを僕に向かって差し出しながら、すごく綺麗なお辞儀をしてきました。


「え、えーっと……どういう状況、なんだろう……?」

「昨日の配信を見たんだ、俺たち」

「あ、うん。それはありがとう。でも、なんでスマホ?」

「そんなの決まってるだろ! 桜木にガチャを引いてもらいたいんだッ……!」

「ガチャ……? あ、もしかして、スマホゲーム?」

『『『正解!』』』

「あー、なるほどな。椎菜のあの豪運を見せつけられたから、ワンチャン椎菜に引いてもらえば当たるかも、って思ったわけか」

「その通りだ裏切り者」

「おう、さすがに察しがいいな羨ま死ね」

「さすがだな、朴念仁ヤンデレ製造機」

「ちょっと待て、普通に罵倒が混じってもいたが、それ以上に朴念仁ヤンデレ製造機ってなんだ!?」

「高宮君、さすがに高宮君のことが好きな人のことは理解してあげないとダメだよ?」

「突然入って来て一体何を言ってるんだ朝霧。というか、俺相手にそんな激重感情を持ってる人なんていないだろ」

『『『……はぁぁぁぁ……』』』


 柊君のセリフに、僕たちはそろって深い溜息を吐きました。


「なんで今溜息を吐かれたんだ!? あと、しれっと椎菜も混じってるな!?」

「柊君、さすがにそれは酷いと思うなぁ……」

「何が!?」

「知らぬは本人ばかりか……こりゃ、大変だろうなー、あの人」

「うんうん。可哀そうに……」

「こんな鈍感朴念仁ヤンデレ製造機を好きになってしまうなんてなぁ……」

『『『はぁぁ……』』』

「俺が一体何をしたと言うんだ」


 とりあえず、皐月お姉ちゃんの気持ちに気付いてないところかなぁ……。


「っと、そんなことはどうでもよくてだな。なぁ、桜木、何も言わずにこのガチャを引いてくれないか」


 そう言って、高木君がスマホを差し出してきました。

 そこには、可愛い女の子が映っているガチャ画面が表示されていました。


「んっと、引くのはいいけど……当たるとは限らないよ?」

「大丈夫だ。仮に桜木が当てなくとも、俺がプライベート時間を削って貯めた石がなくなり、全てが無に帰すだけだからな!」

「当たらなかった時の罪悪感がすごいことになっちゃうよ!?」

「いいんだよ! ってなわけで、十一連おなしゃす!」

「あ、う、うん。当たらなかったらごめんね……?」

「おう!」

「じゃあ、えい!」


 そんな掛け声と一緒にガチャを引くと……


「お、おおぉ!? え、マジで!? 確定演出来たんだけど!?」

「んっと、それっていいの?」

「い、いやまだだ……すり抜けの可能性が……ヤッタァァァァァァァァ! マジで当たったァァァァ!」


 いいのかどうかわからず、高木君に尋ねた直後、両手を突き上げてガッツポーズをしていました。

 あ、すごく嬉しそう。


「マジか高木!?」

「おい見せろバカ!」

「うわ、マジじゃん。しかもしれっとサポートカードの方も当ててやがる……!!」

「これ、桜木が引いたらガチで当たる説あるか……?」

「椎菜ちゃん! 私の方も引いて!」

「あ、俺も俺も!」

「こっちも頼む!」

「あ、う、うん。いいけど、当たるとは限らないからね……?」


 みんなにガチャを引いて欲しいと迫られつつ、僕は苦笑い交じりにそう言いながらお願いして来た人たちのガチャを引きました。


 結果としては……


「え、本当に!?」

「マジかよ。このゲーム、確率1%以下なのに、マジで当たるの……!?」

「ありがとう! ありがとう椎菜ちゃんっ……! これで、完全体ができたっ……!」

「俺の今までの苦労が報われた瞬間だ……」

「あなたが神かっ……!」


 お願いして来た人たちのガチャを引いたら、みんな欲しかったキャラクターが当たったみたいです。

 そんなことあるんだ。


「まあ、ある意味神様ではあるよね」

「たしかに」

「つまり……桜木は二年一組の御祭神ということか……!」

『『『なるほど!』』』

「なるほどじゃないよ!? あと、ここは神社じゃないし、僕は神様じゃないからね!?」


 なんて、気が付いたらなぜか僕が御祭神扱いになりました。

 僕、普通に人間だよ!?


「だが、椎菜はある種の神様的存在になれるよな?」

「うんうん。変身できるし。っていうか、神様だけじゃなくて、天使にもなれるもんね」

「そ、それはそうだけど……でも僕、そこまですごい存在じゃないからね!?」


 一応、娘に神様が二人いるけど、それでも普通の人…………うん、普通の人っ……!

 本物の神様に一度会ってるけど、普通の人だから……!


「おらー、お前ら席着けー……って、また朝から随分と密集してるな。何かあったのか?」

「先生! 桜木はうちのクラスの御祭神でいいですか!」

「マジで神なんです、桜木!」

「神様過ぎて、崇めたいです、先生!」

「教室に小さな社と鳥居を作っていいですか!」

「お前らは一体何を言っているんだ」

『『『桜木(椎菜ちゃん)にガチャを引いてもらったら、本当に当たりました』』』

「あぁ、そういう……というか、桜木の運は他人の物にも作用するのか……なら、私も引いてくれないか? できればキャラを重ねておきたいんだ」

「え、あ、はい。それはいいですけど……」

「なら頼む」

「わ、わかりました」


 なぜか先生にも頼まれつつ、今度は先生のスマホでガチャを引くと……。


「……うわぁ、マジか。軽いノリだったんだが……いや、え、マジか。残り三枚で完凸なキャラを十連一回で完凸させるとか……桜木、お前実は本当に神様だったりしないか?」「違いますよ!?」


 また当たったみたいで、先生に神様かどうか疑われました。

 人間なんだけど、僕……。


「ま、何はともあれ、ありがとな。これで課金しなくて済んだよ」

「それはいいですけど……」

「ふむ、割と本気で社作るか?」

「先生も乗り気にならないでくださいよぉ!?」

「はは! 半分冗談だ」

「先生、それ半分本気です」

「細かいことは気にするな、高宮。……さて、桜木の異常とも言える幸運にあやかったところで、HRするから席着けー」

『『『はーい』』』

「さて、今日はまずは連絡事項だ。事前に言っていた通り、今日の五、六時間目は進路講演会がある。うちの学園のOB、OGを招いて、それぞれの進路について語ってもらうことになる。つまり、あれこれかったるいことを言って来る教師以上にお前らにとって馴染みやすい話が聴けるチャンスってわけだ」


 先生がそれ言っていいのかな……?


「忙しい中来てくれるんで、しっかりと聞くようにしろよ。開始時間は13時40分なんで、それまでには体育館で並んでおくように。ちなみに、しっかり聞いていたかどうかを試すために、終わった後お前たちにはレポートを書いてもらうことになるので、そのつもりでな」

『『『えぇ~~~……』』』


 先生のレポート発言に、クラスのみんなが不満そうな声を漏らした。

 なんというか、うん、面倒くさいと思ってる人は多そうだよね……。

 むしろ、好き好んでレポートを書くなんて人は少数だと思うしね。


「えぇ~~じゃない。こういう行事はな、なんだかんだ言ってめんどくさがって寝る奴が出るんだから、対策をするのは当然だろう?」

「くっ、否定できない……」

「だって講演会ってつまらなそうだし……」

「ためになるっていうのはわかるけどさ、なんかこう、いまいちつかめないって言うか……」

「まあ、そう思うのも当然だろうなぁ。私も学生時代はそうだったし。なんだったら、は? 卒業生がなんでわざわざ来るの? そんなことをする暇があったら仕事するか休んで遊んでた方がよくない? とか思ってたほどだ」

『『『強い……』』』

「というか、学生時代のそういう真面目なあれこれってのは、なんだかんだ学生当人的には受けるわけがないんだよな。なんせ面白くない、話が固い、眠くなる、まあ、そんな感じで。とはいえ、真面目に聞いておいて損はない物でもある」

「どんなところにプラス要素があるんですか?」

「ん? そうだな……学生時代遊びも勉強も確かに大事だが、それ以上に必要なのは視野を広げることだと私は思っててな。簡単に言えば、将来的な選択肢を広げておくってわけだ」

『『『???』』』


 先生の言っていることがよくわからず、首をかしげる人がいっぱいでした。

 なんとなくわかるけど……。


「例えば、勉強しまくっていい大学に入ったとするだろう? で、いざ卒業! ってなった時、何がやりたいかわからない、もしくはやりたいことがない、なんてことになりかねない。そうなった時、就職先に迷うことだろう。最終的に業種はフィーリングで選ぶことになるだろうな。そこに行って、楽しいとか、性に合ってるとか思えるならいいが、これで楽しくないとか、なんか合わない、なんてことになる場合もあるわけだ。で、仕事を辞める。そうなった時、自分は何をやりたいのかわからないから、結果的に何をすればいいのかわからなくもなる。だからまたなんとなくで選んだ業種に行って、それを繰り返す。そうならないように、若いうちに視野を広げた方がいいわけだ」

「なる、ほど?」

「うぅん、わかるような、わからないような……」

「先生、ちょっと難しいです」

「結構簡単に言ってるんだが……んー、そうだな。なら、ゲームで例えよう。RPGがあるとするだろ? とにかくクリアを目指すんだ! っていう奴は、寄り道せずにメインストーリーだけを進める。だが、寄り道もするぜ! っていう奴は色んな所へ行って強いアイテムとか隠し武器とかそういうのが手に入りまくるし、いろんなサブストーリーを見たりと、最終的に充実するわけだ。そうなるとどうなるか。ラスボス戦が楽になるし、多種多様な攻略法が出せるわけだ。だが、これがメインストーリーだけだと、ワンパターンになってしまう。つまり、私が言いたいのは、その寄り道に当たることをやれってことだ。アルバイトしかり、勉強しかり、いろんな職業を調べるしかり、そういうこと」

「あ、なるほど、そういうことか」

「今の完璧に理解した」

「ゲームの例えがわかりやすい」


 なるほど、つまり狭い世界だけじゃなくて、自分の知らない世界のことも知って視野を広げるように、っていうことだよね?

 たしかに、その方がいいもんね。


「今回の講演会もそういうことだ。お前たちが将来、自分が楽しいと思えるもの、性に合ってるもの、そう言ったものを少しでも知っておくために、講演会などの行事は真面目に受けた方がいい、ってことだ。なので、ちゃんと講演会は寝ずにしっかり聞いて、レポートを提出するように。以上だ。よし、時間もちょうどいいし、他に連絡事項もないし、HRは終わり。今日も一日頑張れよー」


 最後にそう締めくくって、先生は教室を出ました。


(((最後、適当すぎない……?)))


 すごくいいことを言っていたのに、最後はすごく適当なのが先生らしいと思います。

 FGOのレイドに心置きなく参加するために、昨日の話を書いた後にこれを書いていると言う……つまり、書いたのは月曜日。一日で二話書いてやったぜ。平日なのにね!

 きっと昨日の18時以降、私は狂ったように周回しているでしょう。

 まあ、話が死ぬほど重いって言うか、人の心ォ!! って言いたくなりましたけどねぇ……!

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― 新着の感想 ―
ガチャ神現るw
ウマ娘かな〜?と思ったらFGOか〜マジに辛くてやめちゃったなあ〜(なおグラブル) まあ、講演会がパッとしないのは大体そうよね〜、でも覚えておけたら「コレ、公文でやったところだ!」ごっこができるから頑張…
完全体...まさかと思ってましたがやはりFGO 私も頑張って周回...周回...
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