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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
イベント編:聖夜にはどんちゃん騒ぎ! 二日かけての狂人披露会! 吐血もあるよっ!
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イベント2日目#ステージ『ラストステージ! どの箱にも配信者にも負けない重大発表のシークレットステージ!』:6 新しいゲーム機の説明とかいろいろ

「さて、ある程度静かになったところで、続きを話そうか。とは言っても、わたしが知っているのは開発側からもらった情報だけであって、それ以上のことは知らないんだけどね」

「いや十分だと思うんですが」


【ほんとだよww】

【マジで今も心臓がバックバクしてるからな? ふざけんなよ?】

【↑何に対してキレてるんだよww】

【まあでも、キレたくなる気持ちもわかるって言うか……ね? だって、普通に考えて、こんなことある? ってくらいのことをしでしかしてるし……】


「というわけで、概要を説明しようか。まず、そうだね。発売日は表示されたように、三月二十日だね。世間では大体春休みとか、まあ年度末と言える時期だ。なぜこの時期にしたのかはわからないが、まあいいだろう。見ての通り、これは日本のみなならず、世界的にも大革命と言っても過言ではないものでね。それはもうものすごい技術が使用されているわけだ」

「でしょうね」

「いやむしろ、これでそんなに使ってないとかだったら、いよいよもってとんでもないんですが」


 桔梗の説明に、デレーナとたつなの二人がツッコミを入れる。


「まあそうだね。で、だ。現状はローンチタイトルなんてものも同時期に発売予定だが……最初の内はゲームというより、交流の方がメインになりそうだ、と言われているね」

「ど、どうして、ですか? その、げ、ゲームの方が、人気出そう、です、よね?」

「うん。そうだね。だが、考えてもみよう。仮によくあるファンタジー物なゲームが出たとして、いきなりクソデカいモンスターと戦えるかと言えば……まあ、そうじゃないだろう?」

『『『たしかに』』』

「え? 私は全然。っていうか、デカイのと戦ったことあるしなぁ」

「私も特にはありません。むしろ、見慣れていると言いましょうか。巨大な生物など、見飽きていると言っても過言ではございません」

「うん、待とうか? ひかりはまあ、シスコンだからで納得できるからいいとして……めい君はどういうこと!?」

「あぁ、いえ。過去に少々ありまして」

「その色々が気になるんだが!?」

「秘密です。今の女性は、少しみすてりあすなくらいがいいとお聞きますし」

「そう言う意味ではないと思うが!?」


【シスコンがまあ、シスコンなのは理解するとして……】

【めいちゃんも結構おかしい感じ?】

【いやぁ、どうだろうなぁ……】

【っていうか、デカイのと戦ったことあるってなんだよwww】

【マジでシスコンの一日とか見てみたいわ】

【それな】


 ひかりの発言はかろうじて流せるとしても、めいの発言はおかしくない? とたつながツッコミを入れると、会場やらコメ欄でもうんうんと頷かれる。

 当の本人は、そんなに驚くことだろうか、と首をかしげているのだが。


「あー、まあ、例外がいるが……大体は怖いと思うだろう。なので、最初は慣れる意味も込めて初期から実装されている、ロビーでの交流が盛んになるだろうってことだね。アップデートでロビーは広くなるそうだが、初期段階でも街三つ分はあるだろうからね」

「結構広いんですね」

「そうだろうね。そこで、我々らいばーほーむの出番と言うわけだ」

「あっ、もしかして、ウチらが電脳空間内で活動する! ってこと?」

「正解! 最初はどうやって交流すればいいのかわからないのは明白だ。いくらVR空間とはいえ、実際には自分の体で交流をすることになるだろう? まあ、コミュ力があるならともかくとしても、大体は話しかけにくいだろうと思う。そこで、我々がトークショーのようなことをすれば、ファン同士での交流につながるだろうし、仮にファンでなくとも何らかの形で入って来やすいと思うんだ」

「な、なる、ほどっ……た、たし、かに、それはいい、ですねっ。げ、ゲームでも、そう、ですしっ」

「みたま様好きのコミュニティーなどがあれば、そこでみたま様を直接語れると言う事ですわね!」

「わたしだけじゃなくてもいいと思うよ!?」

「いやでも、みたまちゃん。みたまちゃんは既に大量の登録者と信者を得ているわけじゃん? ならば、かざりちゃんの言うことも一理あると思うな! お姉ちゃん!」

「さ、さすがにそれはどう、だろう?」


【いやでも、あながち間違いじゃなくない?】

【たしかに。むしろそっちの方がいいまであるのでは?】

【みたまちゃん推しに悪い奴はいない! 変態はいるけど!】

【そう言う変態は度を越してると粛清されるんだよなぁ……シスコンとロリコンに】

【まあ、うん。そうだなぁ……】


「そういうわけで、交流を活発にし、VR空間に慣れてもらうために、VTuberとのタイアップを考えていたようでね。で、色々な事務所に営業をかけていたそうだが、断られてその中でOKを出したのはうちだけだったわけだが」

「それ、さっきも言ってたぞ」

「そうだね。ま、社長としては正解だろうね。なんでも、アイドル売りをしている事務所に声をかけまくってみたいだしね。でも、特に新しいことをせずとも、一定以上の利益が出ているんだ。そこに、新しい技術に突っ込ませるリスクは、普通は取らないよね。らいばーほーむは……まあ、ほら、大多数が頭おかしいし、絶対に乗り気になるだろうことはわかっていたからね」

「改めて言われると、たしかに全員頭がおかしい、か……」

「あの、たつなさん。それ、たつなさんも入ってることになりません?」

「考えてもみよう。らいばーほーむにいる時点で、私含め司君のような常識人が一般的に見てまともに見えるかい?」

「俺も頭おかしいって思われてるんですか!?」

「ぶっちゃけ、こうなることがわかっててらいばーほーむに入った時点で、ね?」

「否定できねぇっ……!」


【草】

【草】

【草】

【そりゃそうだww】

【らいばーほーむで言う常識人は世間一般で言うところの異常者みたいなもんだから……】

【らいばーほーむは全員頭おかしいからね。仕方ないね】

【たつな様、自覚あったんだ】


「うんまあ、話が脱線するのでね。……とは言っても、これ以上話すことはあんまりなくてね。正式な配信が後日あるので、詳しい情報はそこで。あぁ、でも、これは先に言っておいた欲しいと言われたので言うが……まず、これは抽選式でね。残念ながら製造の関係で受注生産が取れないらしい。なので、申し訳ないんだが、その辺りは各人の運、と言うことになる」

「そう訊くと、我らが無料で貰える、というのは申し訳なくなるのう……」

「そうだね……だって、欲しい人がいっぱいいるかもしれないのに、わたしたちはお仕事だからってことで、貰えるわけだもんね……いいのかなぁ……」


 抽選式での発売と言う情報に対して、真っ先に反応したのはリリスとみたまのロリピュアコンビである。

 二人ともらいばーほーむ内において最も心が綺麗と言うか、優しい性格をしているため、自分たちが貰えることに対して、嬉しい寄りも申し訳ないと言う気持ちが勝っているようで、へにゃりと眉を曲げる。


「二人の言うことはもっともだ。だが……そもそもの話、我々は一種の広告塔として動くことになるわけだ。申し訳なく思うのであれば、その役割をこなして、向こうの会社に利益が出るように動けば、それでいいんだよ。というか、仕事をしっかりやれば、あまり文句は言われないはずだ」

「大丈夫だよ二人とも! もし二人に何か言うような不届き者がいたら……私やふゆりちゃん、いなりちゃんたちでボッコボコにするから☆」

「うふふぅ~~、任せてくださいねぇ~」

「いつでも準備はできてるってもんですぜ!」

「わたくしもお手伝いいたしますわ!」

「私も手伝いましょう、みk……ではなく、みたま様やリリス様になにか悪意が降りかかるようであれば、全力で排除いたします」

「そこまでしなくてもいいよ!?」

「みたまだけでなく、我も守られる側になっとる!?」

「あれ、なんか……四期生の司君を除いた三名、全員みたまちゃんへの愛が重くないかい?」

「あ、あたしもその時は混ざりますね!」

「ですよねぇっ……!」


【これは酷いwww】

【四期生の女性陣、みたまちゃん好きすぎんだろwww】

【なぁこれって、四期生の女性陣、全員こう……シスコンとかロリコンみたいな感じじゃね……?】

【まともな奴はいないのか!?】

【新人君がまともだぞ】

【一人でどうしろってんだww】


「ともあれ。その辺りは心配いらない。君たちが頑張れば大丈夫だろうからね。もちろん、私も社長として全力でサポートさせてもらうから安心してほしい。あぁそれと。予約開始日と金額についてはこちらで事前に伝えてほしいとの言伝があってね。そこを話させてもらうよ」


 と、おそらくこれを聴いている者たち全員が気になっているであろう情報が出るとわかり、会場内やコメ欄でも一気に期待が高まる。


【いくらいくら!?】

【最新の機器って考えると、10万越えでもおかしくないよなぁ……】

【絶対高そう】

【よくある家庭用ゲーム機の新型が5~6万が割と普通なのに対して、そこを遥か先に飛び越えるように、フルダイブ型ゲーム機だもんなぁ……間違いなく高い】


「それじゃあ、まずは予約開始日だが……これは一月十五日~一月三十一日まで。そこから抽選期間が挟まって、抽選発表は二月十五日になる予定だ」

「二週間程度なのか」

「十五日なのは結構ありがたいよねー。お給料日的な意味で」

「ん、たしかに。お金の計算がしやすい」

「そして、気になるお値段だが……かなり頑張ったらしくてね。8万7800円で販売するそうだ」


 と、桔梗が価格設定について言うと、会場内が一気に騒がしくなった。

 予想よりも高い……のではなく、遥かに安かったからだ。


「あ、あれ? そんなに高くない、です、ね?」

「だねー。まあ、ゲーム機としては全然高いけど、ゲーミングPCとかに比べると、そうでもないね?」


【え、安くね!?】

【9万弱で買えるの!? マジで!?】

【あの、俺の使ってるパソコンより遥かに安いんですが……】

【明らか新技術盛り盛りのゲーム機なのに、そんなに安くていいの!?】

【買う! それなら買える!】


「実際の所、自社の特許技術や伝手と言う伝手を使って新型の部品やらなんやらを製造してる関係で、ここまで値段が抑えられているらしい。というか、大半が自社で完結してるようでね。それで安いようだ」

「なるほどねぇ。なんか、すごいことになってねぇ。まあ、私はみたまちゃんと遊べるならいいや!」

「それだけなはさすがひかりというか……」

「というわけなので、後日の公式からの放送を楽しみにしていてくれ。というわけで、以上、仮想現実体感型ゲーム機、New Eraの発表でした! ハイ以上以上!」


【かっる!?】

【情報らしい情報がほとんど出ずに終わったぞ!?】

【草】

【いやでも、値段と発売日がわかっただけでいいわ!】

【問題は、抽選方式ってとこだよなぁ……】

【転売ヤー湧きそう……】


「っと、そうだった。実はこの『New Era』は現状日本でのみの発売になる。海外向けの物はまだ時間がかかるそうでね。しかも、回線的な問題もあって海外じゃ碌に機能しないようだよ」

「それ言っていいんですか!?」

「あぁ、大丈夫。どのみち、各人一台しか応募できないし……そもそも、転売してもメリットがない。なんせ、フリマサイトやアプリでの出品が禁止されるらしいからね」

「禁止になるのか!」

「あぁ。正規の手段でしか売買できないようにするとかでね。なので、仮にもし、フリマサイトやアプリで見かけたら、公式に通報すると削除されるらしいからね。というかまぁ……それ以外にも色々と転売対策があるけど、そこは公式の情報待ち、ということでね。それじゃあ、今度こそ以上だ」


【転売対策ありがてぇ……】

【しれっとフリマサイトとかでの出品を禁止してるのは草】

【まあ、転売ヤーたちの温床みたいなところがあるし、ね……】

【もちろん全部がダメってわけじゃないけど、運営側も規制する動きがないから色々言われてるわけで】

【でも、出品禁止ってことは、何かあるんだろうなぁ】

【あと、何気におま国になってて草生える】

【それなww】

【海外メッチャ荒れてるらしいけどな】

【ぶっちゃけ海外はどうでもいいわぁ】

 6話は無理だったぁ……!

 というわけで、次回でこのステージを締めます!

 ステージだけじゃなくて、多分イベントも終了になるとは思うけど、それはまた別なのでね。

 やっと、やっとイベントが終わりに近づいて来たぁ……!

 とりあえず、掲示板をあと、一回か二回、裏話を一回、司たちが登場する前の部分の話しとかもやるので……少なく見積もっても、10話以内には収まる……はず。

 なんだかんだ、イベント編の合計が100話くらい行きそう……書きスギィ!

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― 新着の感想 ―
いやすごいwww9万以内って破格すぎるwww 現状日本専用転売対策ガチwww 転売ヤーざまぁって感じですねwww いやでもこの世界だったら神さま目光らしてるしなぁ というかメイさぁん巨大生物って何ww…
企業がどう頑張ってもフリマやアプリ側が禁止しない限り転売はなくならないですからねぇ……転売ヤー、滅ぶべし(#^ω^) 後、みたまちゃん完全耐性持ちが可笑しくないわけないじゃないですか。 十分らいばー…
正直に言います。私、最後のステージだけで10話くらい使うと思ってました。だってこれまでのステージの内容等から見たら最後のステージが数話で終わらせられる気がしなかったんですもの。ww そしてVRの中身で…
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