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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2023年 12月(上)

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配信#25-5 出張みたま家事サービスだよっ!《深海いるか編》:5

 どうしてこうなった……?

 お昼ご飯を食べたら、お掃除再開。

 ゴキブリは全滅させたので、いるかおねぇたまが入っても大丈夫なようになってます。

 とはいえ……


「……ほ、本当にいない?」

「いないよ? だからその、できれば離れてもらえるとすごく歩きやすいかなぁって……」

「……怖いので、離れたくない」

「う、うーん……」


 ゴキブリが怖いからという理由で、ずっと僕に抱き着いてるんだけどね……。

 しかも、うしろからぎゅって抱きしめる形なので、その、僕の頭にいるかおねぇたまの胸が当たっちゃってまして……うぅ~~~っ、いい匂いだし、柔らかいし、すごく恥ずかしいよぉ……。


【うーんてぇてぇ】

【怖がるいるかちゃんが可愛すぎぃ……あ、鼻血】

【そっちで!?】

【あと、地味にみたまちゃんが恥ずかしがってるっぽいのも大変良き……!】

【そう言えば、いるかちゃんは美人系と聴くが……ハッ! つまり、美人なお姉さんが、クッソ可愛いロリ巨乳美幼女に抱き着いている図!? なんだその桃源郷は! 想像しただけでぶはぁっ!?】

【↑想像で死ぬなww】

【雪ふゆり:つまり私でも実現すれば、大量に想像で殺せるようになると言うことですねぇ~!】

【春風たつな:間違ってもやらないでね!?】

【デレーナ・ツァンストラ:…………あたし、胸が小さいからっ……ダメだっ……!】

【猫夜はつき:……それを言うなら、はつきもだぞ……】

【なんか勝手に貧乳組がブルーになってて草】

【これは酷いw】


「と、ともあれ、その、あとちょっとでお掃除も終わるから、ね?」

「……でも」

「う~……そもそも、いるかおねぇたまがあんなにゴミを溜め込んじゃったのが原因なんだからね?」

「うぐっ……」


【それはそうww】

【ド正論過ぎて草生える】

【ド正論による口撃がいるかちゃんを襲う!】

【御月美うさぎ:わ、わたしも、き、気を付けないと、ですぅ……】

【わたもち:あれは気を付けないとダメな気がしますぜ】


「……でも、いるかおねぇたまはブラック企業で頑張ってたんだもんね」


 いるかおねぇたまがらいばーほーむに入った理由は、その、尊い同期を近くで見たいから? って言ってたけど、それ以外に仕事がブラックで息抜きで始めたって言ってたっけ。

 今だから思うけど、多分後者の方が本心なんだろうなぁって思います。

 それに、ずっと頑張って来たんだし……。


「うん……じゃあ、いるかおねぇたまちょっと向かい合ってくれるかな?」

「……私を、孤立無援にすると……!?」

「違うよぉ!?」


【孤立無援ww】

【ここあなたの自宅ですよねぇ!?】

【自宅なのに孤立無援させられることを心配するのか】

【いるかちゃんってこう言う壊れ方するのな。うん、( ..)φメモメモ】


「まったくもう……んーっと……ちょっとベッドの方に座ってくれる?」

「……これが、死刑執行を待つ人の気持ちかっ……!」

「どういう感想!?」


【草ァ!】

【ただ座らされるだけでそこまでなのか……】

【むしろ、いるかちゃんはこれから何されると思ってるんだよwww】


「別に怒ったりはしないから、とりあえず、座って? ね?」

「……ん、わかった。辞世の句でも読む」

「読まなくていいからっ! というか、なんで辞世の句!?」

「……? みたまに処されるからでは?」

「どういう思考になったらそうなるの……?」

「今まで優しいと思っていた人が、突然本性をむき出しにして襲い掛かって来ることもある。痺れ薬と睡眠薬を同時に混ぜると、人はしばらく動けなくなる。そして、そのまま全身隈なくあんなことやこんなことをされかける……」

「あの、何のお話……?」

「実体験」

「エッ!?」


【ちょっと待てや!? なんだその実体験!?】

【え、嘘だよね? 嘘だと言ってくれ!?】

【というかそれ、絶対ヤバい現場だと思うんですけどぉ!?】

【らいばーほーむ、闇深い奴が多くないか……?】

【御月美うさぎ:む、むし、ろ、闇深くない、と、入れない、のでは……!?】

【天空ひかり:まあ、私も闇が深いねぇ。人からしたら】

【猫夜はつき:はつきは特には! 転勤しまくって、仲良くなった友達とすぐに会えなくなるくらいだぞ!】

【春風たつな:まあ、うん……狂気に晒されるくらいは普通じゃないかな】

【デレーナ・ツァンストラ:誰にだって辛いことはあるってことよね。……べ、別に、辛いことなんてあったわけじゃないんだからねっ!】

【それはもうツンデレじゃないのでは?】


「ちなみに、相手は女性」

「そうなの!?」

「ん。おかげで、同性愛者寄りになった」

「なにがあったの!?」


【えぇぇ……】

【そういや、どこかの雑談配信でそんなこと言ってたなぁ……】

【どこかのショタ野郎も、襲われてその性癖になったって言ってたけどさぁ……普通そんなミラクル起きるぅ!?】

【むしろトラウマになると思うんですが!】


「で、でも、本当に何があったの……? そもそも、あんなことやこんなことって……?」

「ん、知らない方がいい世界」

「余計に気になっちゃうよぉ!」

「でも、本当に知らなくていい」


【天空ひかり:おう、いるかちゃぁん……みたまちゃん相手になぁぁぁぁぁぁにを言ってるんですかねぇ……】

【雪ふゆり:ひかりさん、あの方少々図が高いのではぁ~……? 処しますぅ~? 処しますぅ~~~?】

【↑オイwww】

【なんでそのネタ持って来たw】

【あのネタの汎用性ってクソ高いよね】

【わかる】


「そ、そっか。じゃあ、うん……って、そうじゃなくて。とりあえず、座ってね?」

「ん。覚悟はできてる」

「それはもういいからっ! ……まったくもう」


 いるかおねぇたまのおかしな言動に苦笑いを浮かべると、僕は僕と同じくらいの目線になったいるかおねぇたまの頭に、そっと手を乗せて……


「よしよし……いるかおねぇたまはよく頑張ったね~」


 微笑みを浮かべて頭を撫でながら、いるかおねぇたまに頑張ったねと、そう言いました。


「……!?」


【!?】

【!?】

【!?】

【デレーナ・ツァンストラ:母性!? 母性がァァァァァ!? みたまママの母性増し増しよしよし母性ボイスイエェェぇぇぇぇェェ! ごぶはぁっ!】

【あぁ!? みたまちゃんの強すぎる母性がツンデレちゃんの心臓を抉ったァァ!?】

【まずい! ツンデレちゃんが死んだ!】

【クソッ! 母性の過剰摂取は死を早めるだけだと言うのにッ……!】

【春風たつな:……もうやだっ、このおぎゃる人っ……!】

【わたもち:お、おおぅっ、やはり、みたまちゃんの母性はヤバいっ……! ハッ!? つまり、この母性が最大限生かせる姿を描けば、もっと素晴らしい母性愛増し増し甘やかし多めお説教からめなみたまちゃんが出せるのでは!?】

【なんか二郎系の呪文みてぇなんですが】

【草】

【二郎系みたまちゃん……?】

【油がすごそう】

【というか、みたまちゃんなら『二郎系は体を壊しちゃうからダメですっ! よくても、月に一回! なので、わたしが作ったラーメンで我慢してくださいっ!』くらいは言うと思う】

【言いそうで草】


「いるかおねぇたまはらいばーほーむに入るまでは、頑張って来たんだもんね~。えらいえらい」

「え、あ……へぁ?」

「で~も、だからと言って、自分のお部屋を汚くしちゃ、ダメだよ?」

「あ、うん……」

「だけど、今日は家事サービスで来てるから、わたしに甘えていいからね? むしろ、今まで大変だった分、今日はいっぱい甘えてね?」

「……これが……ばぶみっ……!」


【これはママ……】

【みたまママやん……】

【みたまママぁ……】

【こぉれはぁママですわ……】

【猫夜はつき:これは……やばいぞ……はつきも、お、おぎゃりそうっ……!】

【天空ひかり:( ˘ω˘)スヤァ】

【雪ふゆり:( ˘ω˘)スヤァ】

【わたもち:( ˘ω˘)スヤァ 描き描き……】

【母性にやられる視聴者多すぎやろばぶぅ】

【↑草】

【っていうか、みたまちゃんの母性ってっぱやばいんだなって……】

【あと、しれっとわたもちママなんか描いてない……?】


「……ち、ちなみに、本当に甘えても?」

「もちろんいいよ~。とは言っても、わたしでいいならだけど」

「みたまだからこそよきっ……! なので、是非とも……抱きしめてほしい……!」

「ふぇ? それだけでいいの?」

「むしろ、それがいいっ……!」

「そっか。じゃあ……ぎゅ~~」

「はわわわっ……!」


 いるかおねぇたまの希望通り、ぎゅっと抱きしめるといるかおねぇたまが聴いたことのない声を漏らしていました。

 ちょっと可愛いと思ったのは内緒です。


 胸元にいるかおねぇたまの頭が来るけど……これって、みまちゃんやみおちゃんは胸元で抱きしめられるのが好きみたいだったので、いるかおねぇたまでもやってみた感じになります。

 あと、なんとなくこういう行為が好きというか……。


「え、いい匂い……あったかい……柔らかい……ここが、理想郷……? あ、ついでに、頭を撫でてよしよししてもらえると……」

「ふぇ? ふふ、いるかおねぇたまは甘えん坊さんだね~。よしよし~」


 頭を撫でてほしいと言われたので、僕はよしよしと言いながらいるかおねぇたまの頭を撫でました。

 いるかおねぇたまの髪の毛ってすっごくさらさらで触り心地がいいんだよね……僕の場合はふわふわが近いけど……。


「……ここが、帰る場所……?」


【ちょっと待て、いるかちゃんがツンデレちゃんと同じ世界へ行こうとしてるぞ!?】

【やめろやめろ!? 年下におぎゃる奴をこれ以上増やすな!? 取り返しがつか無くなるぅ!?】

【でも実際問題、みたまちゃんの母性で甘えたくない? 私は超甘えたい】

【は? 甘えたいに決まってるだルルォ!?】

【これで元男の娘ってマ?】

【マジなんだなぁ、これが】

【デレーナ・ツァンストラ:ウェェェェルカァァァァァム…………こちらの世界は、平和よぉ……? 嫌なことも、みたまママの母性という癒しで全て……忘れられるのだからぁ……】

【春風たつな:もう君常識人降りてよ……】

【草ァ!】

【これは酷い】

【これが、常識人の姿……? これが……!?】


「やばい……ママって呼びそう……」

「さ、さすがにママにはなれない、かなぁ……わたし、もう娘がいるもん、二人……」


 みまちゃんとみおちゃんの二人。

 元々僕みたいなものだけど、独立した一人の女の子だからね、二人とも。


【明らかに発言がおかしいんだよなぁ……】

【16歳女子高生の言うセリフがこれ】

【二児の母だからね、仕方ないね】

【いや仕方ないのか? これ】

【娘ができちゃったもんは仕方ないだろぉ!?】

【戸籍上は妹だけどな】

【デレーナ・ツァンストラ:相手が娘と思い、親だと言えばそれはもう母娘なのよ……戸籍や血の繋がりなど、些末な問題なのです……】

【たつな様、今思ってることを簡潔にどうぞ】

【春風たつな:あぁ無常】

【wwww】

【マジで簡潔ww】


「とはいえ、今日だけはその……いるかおねぇたまのお母さん、ということにします」

「……なんっ、だとっ……!?」


【デレーナ・ツァンストラ:そ、そそ、それはつまり……あたしの時もママになってくれる……ってこと!? 是非お願いしますッッ!】

【春風たつな:誰かぁ! 誰でもいいから四期生の常識人連れて来てェェェェィェァァァァ! 私の胃がっ……胃がァァァァァ……! ぐぶっ……】

【御月美うさぎ:た、たつなさん、が、ち、血を吐いちゃいましたぁっ……!? し、死んじゃい、ますぅぅ……!】

【まずい! ツンデレちゃんも大分重症だし、完全に人として終わりかけてるけど! それ以上にたつな様が死にかけているぅぅぅ!】

【猫夜はつき:大惨事だぞ……はつきも、ちょっと母性で脳がぶっ壊されそうだけどね!】


「じゃ、じゃあ、このまま膝枕+耳かきをお願いしても……!?」

「それはいいけど……先に、お部屋のお掃除を済ませちゃわないとね。だから、ちょっとの間お預けです」

「そ、そんなっ……」

「そんなこの世の終わりみたいな反応をされても……」


 そんなに膝枕と耳かきされたい、のかな?


「……それじゃあ、いい娘で待っててくれたら、たくさん甘やかしてあげるから、ね?」

「いい娘で待ってますママ!」

「変わり身が速い……! で、でも、うん、じゃあ、すぐに終わらせちゃうね」

「待ってるっ」


【いるかちゃんってこんなキャラだったかなぁ……】

【もうおぎゃり属性を持った人はいらんよ……】

【いや待て、普段ツンデレってる人と、普段からクールってる人じゃ微妙にジャンルが違うっ! つまり、二度美味しい!】

【お前天才か!?】

【春風たつな:この世界、頭おかしき、者ばかり】

【575は草】

【たつな様……お労しやwww】

【なにわろてんねん】


 それじゃあ、仕上げをしちゃわないとね。

 気が付けば、みたまの母性に脳破壊をされた人が増えてしまった回です。

 信じられるか? こんなにクソ強母性なのに、元男の娘の16歳なんだぜ?

 まあ、いるかの場合はブラック企業がアレ過ぎたのと、地味にいるかの過去的なアレにもかかわって来ますが……まあ、うん。よかったね!

 多分、次回でいるか編は終わる!

 あと、もしかすると、この回が終わると、10話以内にイベント編に入ると思います。多分ね! 私がやらかさなければね! まあ、若干一名やらかしそうな奴がいるけど……気にしたら負け!

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