配信#23-2 らいばーほーむのみんなで焼肉パーティーだよっ!:2
「えー、というわけで挨拶! はいどもー! シスコンでーす」
「刀以下略!」
「リリスじゃ!」
「春風たつなだ……」
「いくまでっす!」
「デレーナ・ツァンストラよ……」
「う、うさぎ、ですぅ~~っ!」
「暁以下略だよー」
「はつきだぞ!」
「いるか」
「ロリコンですよぉ~」
「神薙みたまだよっ!」
「わたもちおばーちゃん(19歳)です!」
「ゆあー」
「ゆいー」
「はい挨拶終わり! えー、というわけでですね」
【待て待て待て待て!?】
【雑ゥ! 挨拶雑ゥゥゥ!】
【というか、わたもちおばーちゃん(19歳)がパワーワードすぎるんですが!?】
【あと、双子ちゃんが可愛い!】
【つーか、たつな様とツンデレちゃんメッチャ疲れてるじゃんww】
【お前らほんとにこう……ほんとにこう!】
「えー、だって蘇生に時間使い過ぎちゃったし……というか、我が家の双子ちゃんたちが既にお腹を空かせてるんだよ!? ねぇ!?」
「んぅ~、ゆあ、おなかすいた……」
「……す、すいてない、ですっ……!」
くぅ~~~~。
「ふぉ~~~~っ! お腹の音が可愛すぎですよぉ~~~~~!」
「ふゆりさん、叫ぶとまた心臓が止まるぞ!」
「ん、蘇生は大変。特に、たつなとデレーナの二人が大変」
「それ私たちに押し付ける気満々だよね!? 勘弁してほしいんだが!?」
「蘇生って、あんなに疲れるのね……」
【草】
【普通はそう言う状況に遭遇しないから……】
【というか、四期生が入ってくるとして、常識人は心肺蘇生もやらされる可能性があるってことか……】
【まだ見ぬ四期生の常識人よ、南無三……】
【まだ早いがw】
【草】
【というか、やっぱ双子ちゃんが可愛すぎません?】
【わかる】
【たつな様とツンデレちゃんがめっちゃ疲れとるw】
「というわけだから、さっさと準備準備ィ! ほらほらみんな座る座る! 今日は焼肉パーティーしつつ、ゲーム制作の話もしないとなんだからね!」
「そう言えばそうだったな!」
「おー、そう言えば前に言っておったのう! しかし、大人組はもう既に話し合いをしておるんじゃろ? 実際どうだったんじゃ?」
「それを話すために、色々するんだから、はい、みんな座る! ご飯は炊けてるそうだしね! あ、その前に……みんな、お肉は持ってきましたか!」
『『『イエース!』』』
「はいじゃあ、せーので画面に映してください! はいせーのぉぉぉぉ!」
どんっ!
と、お姉ちゃんの言葉に合わせて、テーブルの上にお肉(?)が置かれました。
【????】
【????】
【????????】
【あ、あのー……すみません、なんかこう……え? あの、え?】
【うわぁ……うわぁぁぁ……】
「えー……たつなちゃん、私に進行は無理☆ なので、パース!」
「はいはい……というわけで、進行役を交代したわけだが……うん、ツッコミどころがある人が何人かいるね。というか、一人おかしいし。なので、順番に何を持って来たか訊こうか。まず、はつき君」
「知り合いのお肉屋さんで買ったお肉だぞ! まあ、はつきはお金を持ってるわけじゃないので、ちょっと奮発したステーキ肉だぞ! 切り分けて食べるつもり!」
「うんうん、普通だね、マシだね。はいじゃあ、次、暁」
「ボクは自分が食べたかったから、肉屋さんに行って買って来た豚バラ肉だねー。あ、これでもちょっといい奴なんだー」
「うんうん、君もいいね、全然いい。次、リリス」
「実家で仕入れてる肉じゃ! 国産牛! まあ、我でも買える範囲じゃけど!」
「まあ、そこはいいだろう。実家の伝手という強力な手を使いつつも、そこまで逸脱した物じゃないね。はい次、みたまちゃん」
「えっと、元々企画してた牛タンです。ネット通販でいいのを買ってみました!」
「素晴らしいね。ちなみに私が持って来たのはホルモン系等だね。メインとしては、シマチョウとか、まあモツだね。あと、お酒飲みたい」
【ちょっ、たつな様!?】
【酒飲みたいは草ァ!】
【いいの!? 配信中に酒飲んでいいの!?】
【にしても、学生組+たつな様はまともだぁ……】
【まあ、そのまともな人は酒を飲もうとしてるわけですが】
【うんうん、ここまではまとも……まとも、なんだよなぁ……】
「えー、はい、じゃあ次。デレーナ君」
「黒毛和牛のお肉」
「うん、何してるの?」
「いやだって、みたまママに美味しいお肉食べてもらいたいじゃないですか!?」
「気持ちはわかるけど! いやまあ、いい……うん、君はマシ。次、いるか君」
「ん、タン元」
「それ普通にいい奴だよね? 何してるの?」
「タンが好きって言ってたから」
「そうか……うん、君もマシな方だね……じゃあ、うん、次、ひかり」
「海鮮セット。内訳は、ホタテ、イカ、サザエ……あと、エビです」
「……あの、どう見てもそれ、高いよね? エビとか、なんかこう……でかくない?」
「いやー、どうせならいっぱい食べたいよね!」
「そうか……うんそうか。まあ、海鮮セットも焼肉パーティーでやるのもいいよね……わかるわかる。それで、わたもち君」
「うちも、ちょっといい程度のステーキ肉ですぜー」
「うん、実に美味しそうだね。まとも。まだもとも。で、刀」
「おう、俺は色々と見越してレバー持って来たぞ。キロ単位で」
「なんて気遣いが出来るんだ……実際、失血しまくった人が二人いるので、とても助かる」
【あの、普通に高級食材のオンパレードというか……何してるの? この人達】
【俺たちの知ってる焼肉パーティーじゃねぇ! 高い奴しかねぇ!】
【金をかけすぎているッ……!】
【だが、ここまででもまだ前座なんだよな? ヤバくね?】
【ヤバいな……】
【どう見ても残りの三人がヤバイ】
【それはそれとして、レバーキロ単位で草】
【まあ……既に失血しまくった奴がいるし……らいばーほーむと言えばレバーだろ?】
【いやだなぁw】
「さて……ここまで行ったところで最後だ。えー、委員長スキーギャル、ゲーマーコミュ障、狂人ロリコン。君たち、何を買って来たんだい?」
「「「A5ランクのシャトーブリアン」」」
「なんで被る!? 普通そこ被るぅ!? というか、A5の時点でおかしいよね? 特にギャル! なんで一塊!? とんでもない値が付く奴だよね!? 何してるの!? 配信で食べる焼肉パーティーに全力投球どころのレベルじゃなくないかい!?」
【草ァ!】
【えぇぇぇ……】
【そこ被るとか、なんでぇ……?】
【らいばーほーむの金持ち組がよぉ……】
【つーか、塊で買えるって何? どんな財力してんの? いくまっちおかしくね!?】
【まあほら、お嬢様学校出身らしいし……いやなんでらいばーほーむしてんの?】
【謎すぎるぅ……】
「お、おおぅ……滅多にというか、一生に一度生で見られるかどうかみたいな塊の高級肉が置いてあるぞ……こわっ」
「ん、あれは想定外すぎる」
「あの、食べるのが怖いです……」
「さすがふゆりちゃんたちだねぇ。くっ、私にもっと財力があれば!」
「正直、ひかり先輩ならそのレベルに達しそうですよねー」
「わかるわ……っていうか、あたしも割と奮発した方だったけど、上には上がいたどころか、月と鼈過ぎない?」
「ツンデレ先輩、はつきなんて、一般人が頑張って買ってみました! って言うレベルのお肉だぞ……? ツンデレ先輩も十分すごいぞ……」
【普通はそうなんだよなぁww】
【はつきっちの買って来た肉でもすっごい上手そうなのにね】
【これはもう相手が悪かったとしか……】
【ただ焼肉パーティーをするだけの配信に全力を注ぎこみ過ぎているアホ共……こわ】
【さすがらいばーほーむ……と言いたいところだけど、今回はドン引きだわw】
【まあ、持っていたものがなぁ……】
「訊くまでもないが……うさぎ君がそれをチョイスした理由は?」
「お、美味しいものを、た、食べてほしく、て……す、すみませぇぇん……」
「いや、うん、その心意気はすごくいい。いいと思う。だけどね……最高級レベルの肉を持ってくるとか反則すぎない!? ふゆり君はなぜ!?」
「え? みたまちゃんをえづk――ごほんっ! 美味しい物を食べさせてあげたいなぁ~~~って思いましてぇ~」
「絶対今餌付けって言いかけたよね? 高い肉で釣ろうとしてるよね? 君、人としてどうなんだい?」
「ロリに私の持てる全てでもってぶつかる……当然ですよねぇ~?」
「いやそれ当然じゃない。頭がおかしい」
【草】
【草】
【濃いなぁ……】
【らいばーほーむ初見勢ワイ、高級食材だらけの焼肉パーティーを見て、泡噴いて倒れそう】
【安心しろ……らいばーほーむファンたちでも今回のこれはドン引きだ】
【てっきり、ちょっと高い肉ー、くらいかとおもったのになぁ……】
【しかも、見せびらかすのが目的じゃなくて、美味しい物を食べてほしいってのがこう……ね。らいばーほーむだわ】
【自慢するわけじゃないからね、これ】
「じゃあ、いくま君……君は? というかそれ、どこから買って来た!?」
「知り合いの卸業者っしょ」
「君の実家はどうなってるんだい!?」
「んー、ちょっとお金がある家?」
「絶対違うよね!? 少なくとも、これが買えるレベルの物って相当だよね!? 出費的に痛くないのかい!?」
「全然! むしろ、経済を回せたっしょ!」
「うわぁ……」
【たつな様ドン引きで草】
【いやこれは……うん、アウトです】
【ここまでの財力って考えると、マジでいくまっちの実家が気になり過ぎる……】
【これ、下手したら誰もが知ってる有名な会社の令嬢、って可能性があるよね……?】
【おそらくは……】
【ちょっとやそっとレベルの会社の社長令嬢とかじゃ絶対無理だろ……】
「おかーさん……おなかすいた……」
「……ゆ、ゆい、も、その……す、すいてない、ですけど……すきました……」
「あっ! そ、そうだよね! まだお昼食べてないもんね! あ、あの、たつなおねぇたま、ツッコミは大事だけど、その……二人がお腹すいちゃってるみたいなので……」
「っと、すまない、そうだったね。今この場にはみたまちゃんの子供がいたね。うん、もう、あれだ。君たちにツッコミを入れても無駄だし、目の前に鎮座する超高級食材の圧が消えることはないので、そろそろ始めようか」
【みたまちゃんの子供ww】
【おかしい……一番子供がいないはずの年齢なのに、なぜか子供がいる……】
【子持ちVTuber……しかも二児……】
【一応まだ妹判定だから! まだ妹だから! ……まあ、大人になったら娘らしいですが】
【可愛いなー】
「ちなみに、野菜類は事前に用意しているのでそこは安心してほしい。焼肉に野菜がないとか、問題だしね。そうだよね、みたまちゃん」
「うん! 野菜の無い焼肉は、焼き肉じゃないです! キャベツと玉ねぎが好きだよっ!」
【わかるw】
【すっごいわかるw】
【いい感じに艶が出るまで焼いたキャベツとかクソ美味い】
【わかりみが深い……】
「えー、あとは飲み物! 今回はお酒も飲んでいいということなので、飲みたい人は言って欲しい。ビール、ワイン、日本酒、他にも色々……って、ちょっと待って」
「どしたのー、たつなちゃん?」
「いや、あのさ……この酒類、誰が用意した?」
「社長じゃないの?」
「あたしはそう訊いてますけど」
「そっか……じゃあ、さ…………スピリタスはなんか違くない!? 殺す気か!? 私たちを殺す気なのかい!?」
【草ァ!】
【スピリタスwww】
【おい何とんでもないもん混ぜてんだよwww】
【バカ野郎!】
【スピリタス……?】
【なんぞや?】
「スピリタスを知らない人のために軽く説明をすると……世界一強いお酒で、度数は96%。参考までに言うと、消毒用アルコールが70~80%。つまり、消毒用アルコールよりも遥かに高い酒だ」
【バカすぎるww】
【なんでそんなもんがあるんだよww】
【何に使う気ぃ!?】
「おおぅ、はつきは普通に果実系のお酒にするぞ……」
「では、私は焼酎のロックでぇ~」
「ん、私も果実系であればなんでもいい」
「折角だし……あたしは赤ワインにするわ」
「ボクは日本酒でー」
「なら、俺も日本酒を貰うぜ!」
「私は……あー、ビールでいいや。なんかもう、疲れた。飲みたい気分だ」
「じゃあ、私もビールで!」
「わ、わたし、もか、果実系で……」
「うぅむ、我は酒が苦手故、ジュースを所望しよう! カル○スで!」
「うちもまだ誕生日は迎えてねぇので、ジュースで! あ、パインジュース!」
「あ、じゃあわたしも。二人もそれでいいかな? それとも、オレンジジュース?」
「ゆあ、リンゴジュース」
「……お、オレンジがいー、です」
「うん、じゃあ、それにしよっか」
【ほぼ全員酒飲む気じゃねぇか!】
【陛下、酒苦手なのかw】
【というか、陛下の見た目で酒を飲むのはこう……犯罪臭が】
【たしかにww】
「犯罪臭じゃとぉ!? いや我、苦手じゃから! 飲めないわけじゃないから!」
「まあ、飲まないに越したことはないよ。……っと、スタッフの人が持って来てくれたらしい。それじゃあ、早速焼き肉パーティーを始めようか。はい、みんなグラスとかコップを持って。うん、持ったね、それじゃあ……かんぱーい!」
『『『かんぱーい!』』』
と、たつなおねぇたまの号令で、ようやく焼肉パーティーが始まりました。
【やっと始まったww】
【すでにかなりの時間が消費されてるんですがww】
【まあほら、全員コラボってことで、結構枠はとってあるみたいだし?】
【いやもう……うん、酷い】
【酒が入ったこいつらとか怖くない……?】
【酒癖悪い奴、いたっけ?】
【さぁ……】
配信回のモノローグが最近限りなく減りました。
正直、無くてもいいかなって。最低限あればいいよね! って感じが強い。あったほうがいいですかね? モノローグ。




