《9》 ~覚醒~
前回、ルイから重大発表(?)がありました~
かなり重大キーワードだったんです♪(やっと出せてよかった~)
2人は不幸です(笑)これからいろいろなことに巻き込まれていきます(笑)
本当にルイが光の戦士なのだろうか・・・?
たまたま髪が金色だったという可能性もある・・・しかし、この異常気象を考えると可能性が高いことのように思える。
「ホントに・・・ホントにそうなの!?」
リリはまだ信じられないよう・・・いや、なんだか認めたくないような感じがしてくる・・・
「本当です・・・」
「証拠でもあるの?髪の色だけじゃ証拠になんないよ!!」
リリが抵抗してきた・・・なぜそこまで否定するのだろうか?
「え~と・・・なんというか・・・本能?」
「ほ、本能???」
リリとタクトが口をそろえた・・・真剣に質問しているのに・・・なんというばかげた答えなんだろうか・・・
「なんか心の中からほわ~んと浮かんでくるというか・・・頭の中に最初からある感じです」
人によっては馬鹿にしているような感じがしてくる・・・
一回ため息をついてリリは
「そんなんじゃなくて・・・もっと具体的にない・・・?」
「具体的ってどんな感じですか?」
この質問返しには多少困る・・・
「う~ん・・・!!」
何かいいアイディアを思いついたようだ
「魔術は?本で読んだことあるよ!!光の戦士は他のものとは違う、特殊な魔術を使うって!!」
(本・・・?)
リリの言葉に、今まで黙っていた長老がつぶやいた
「あ!それならたぶんできます♪」
ルイはそういうと、シュピ!!とつえを出した
「離れてください!!」
みんながルイから離れた。それを確認してからルイは
「いきますよ!!」
この言葉を合図にしたかのように、ルイの周りから黄金の光が出てきた
「ちょっとまて!!へやのなかでやったら・・・・」
長老の言葉ムシで
~光よ~・・・・・・・・・!!
最初の言葉しか聞こえなかったが・・・何やら呪文みたいなのを唱えていた
何も起こらないようにおもえたその時!!
ドカーーーーーーーーーン!!
上から隕石みたいに、光の塊が落ちてきた。
すさまじい破壊力・・・部屋の中がめちゃくちゃだ・・・
しばらく沈黙が続いた・・・ルイが笑顔でこっちに振り返って
「これで信用してくれますか?(かなり笑顔)」
「え、ええいいけど・・でも・・・」
リリがちらりと長老を見る・・・怒り爆発寸前だった・・・・(やばいよやばいよ~)
「え!!まだしんようしてくれないんですか!?(半泣き)」
「そ、そうじゃなくて・・・」
リリがタクトにこそこそ言い始める・・・
(ちょっと長老の様子見てみて・・・)
タクトも長老を見た・・・いつ怒りだすのか分からない・・・
(あれはやばいだろ・・・・)
(ルイ・・・また説教だね・・・)
(あの様子じゃ・・・オレたちも巻き込まれそうだぞ・・・)
(!!やば!!今のうち逃げとこっか・・・)
(ひどいけど賛成・・・この部屋はやく逃げた方いいしな)
(んじゃあいくよ!!)
リリの言葉を合図に、2人ともダッシュで出口に向かう・・・(うわ!!ひど!!)
「あれ?2人ともどこに行くんですか??」
ルイの言葉を無視!!長老が怒る前に、逃げる!!それが二人にとっていま、一番大切なことだった・・・そして急いでドアを開け・・・出た
バタン!!
ドアを閉めてようやく安心できた・・・・
「セ~~~~フ」
リリが歓喜の声を上げる
「たすかった~~~~」
タクトもこれで安心した・・・
「まったくおまえはああああああああああああああああああ!!(激怒×100)」
!!!!!!!!!!!!!!!
はじまった・・・長老の説教が・・・これは早くても1時間はかかるだろう・・・・
「どうする~~~?ここに居たってどうしおもないし・・・」
リリが困った声でいう
「・・・とりあえず自由行動にしないか・・・?」
「それ賛成~んじゃあ2時間後にここに集合ね!!」(2時間って・・・)
2時間でもまだ終わってないような気がするが・・・まあ、とりあえずいいだろう
~2時間後~
タクトが来た時にはもうリリはいた
「あ!来たね!!」
「中の様子は?」
「静かになったよ、たぶん終わったんじゃない?」
ずいぶん早い・・・・なにかあったのだろうか・・・?
リリがドアを開けたその時!!
シュピュ!!
なんとナイフが飛んできた!!
「うわあ!!」
リリがギリギリでかわした・・・だが今度は連続で飛ばしてくる!!
シュピピピピピピピピピピピ!!
ざっと20っ本ぐらい飛ばしてきた!!これではさっきみたいによけられない!!
「ちっ!!」
りりは舌打ちしてから、飛んだ・・・後ろに・・・
そして空中を、3回転してから華麗に着地!!すごい身のこなしだ
タクトは唖然としながらみていた・・・
「なにすんの!?(怒)」
リリが怒る・・・まあ、怒るのは普通だが・・・
「ほお、なかなかの身のこなしだな」
ナイフを投げた犯人は長老みたいだ・・・
「刺さったらどうするつもり!?(怒)」
怒っているリリとは裏腹に長老はかなり冷静な回答を述べた
「よけると思っていたから投げたのだ、君ならよけられると思ってね」
そう言われるとこれ以上怒れない・・・
「予想は当たった・・・いや、予想以上だったかもしれないな・・・これなら安心だ」
「へ?安心?」
なぜいきなり言われてよくわからなくなってくる・・・
「さっきの判断力と言い、今の身のこなし・・・これを見込んで君たちに頼みがある」
いきなり頼みごとをされるとは・・・ちょっと想像外だ
「実は・・・ルイの護衛を頼みたい」
「へ?護衛???」
「いや、言い方が悪かったな、一緒に旅をしてほしいんだ。ようするに・・・仲間になってくれ」
「えええ!?なんで!?」
次から次へと・・・話がはやい・・・
「とりあえず中に入れ、詳しくはそこで話す」
よくわからないが、いまは入った方がよさそうだ・・・2人ともいえに入った。
家に入ってみると・・・かなり落ち込んだルイがすわっていた・・・・
「それでわけは、ルイが光の戦士として覚醒したからだ」
「か、覚醒?」
何を言っているんだろうか??さっぱりわからない・・・
「さっきの技を見ただろう、あの技は私でも見たことがない・・・あの技はたぶん、光の戦士が使っていたものだろう・・・」
「それはさっき覚醒したってこと?」
「その通りだ、ということは、エレボスがいるのも本当だってことだ・・・ルイが光の戦士なら当然倒さなくてはならない。だが、一人では無理なので他の光の戦士も探さないといけないのだ」
「それをオレたちが手伝う・・・ってことか~」
スケールがすごくなってきた・・・これも当然、予想外だ・・・
「そうだ、話が早いな!ルイだけでは必ずドジルのでね・・・・」
長老も気づいていた・・・ルイがかなりドジルことを・・・・
「というわけで、一緒についていってくれないか?」
「あたしはいいよ、タクトもいいよね?」
タクトがうなずき、これでルイと一緒に旅をすることになった
「決まったならさっそくいこ!!いつまでもルイ!!落ち込まないの!!」
いこうとしたとき・・・・
「待ちたまえ、2人とも魔術は使えるか?」
「あたしは使えるけど・・・タクトはつかえないよね?」
当然だ・・・タクトはストラル人だ・・・・
「なら、いますぐ覚えたほうがいい」
「え!?ストラル人って魔術使えないでしょ?」
「ストラル人が来たことはないのだ、意外とできるかもしれない。それに、今後役立つからな」
なんだかやばくなってきた・・・
「別に覚えなくてもいいんじゃ・・・」
「い・ま・す・ぐ!!覚えるべきだ!!さあ、やるぞ!!」
つかまってしまった・・・・長老に・・・・・・・・・
ついにつかまったか・・・・