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ステラ  作者: メリカ
8/9

『8』  言ってはいけない真実

しばらく更新せずにネタを作っていました・・・

(そろそろネタ切れのため・・・)


長い間ゴメンナサイ・・・

ガチャン


タクトがドアを閉めた・・・振り返ると女の人がいる・・・

この人が長老なのだろうか??かなり若い・・・20代ぐらいに見える・・・

「それで話とは何だ?」

長老(?)が聞く・・・タクトがわけを話そうと思ったら、リリがルイの方を見て

「こっからはちょっとルイには話せないから、家から出てほしんだけど。」

それを聞いてルイと長老は不思議そうな顔をした

「え???なんでだめなんですか?」

ルイが質問する・・・だがその質問には答えられない・・・ルイにはタクトがストラル人とは言えないからだ・・・

「何かわけありか・・・だが、ルイは人にばらすようなことはしない子だ、言ってもいいだろう」

長老の言葉に、リリは戸惑う・・・そんなに大変なことなのであろうか?

「んじゃあ言うけど!!人にばらさないことは絶対守ってね!!」

リリが念を押すように言った・・・そしてリリが説明した


ここに来た理由・・・そしてタクトがストラル人であること・・・


長老とルイは黙って聞いていた・・・リリの話が終わるとルイは、タクトの方を見て

「そんなことがあったんですか・・・しかし驚きました!タクトさんがストラル人だったんだとは…」

「そうだな、たしかにありえないことだからな・・・だが、君達が期待してたことは一切分からない・・・悪いな」


長老の言葉にリリはがっかりして

「そっかぁ~~~手がかりなしか・・・残念だけどなにも話からなかったね~」

たしかに、なにも分からなかった・・・でも、タクトは疑問に思うことがあった・・・

「なあ・・・なんでストラル人って言ったらだめなんだ・・・?」


タクトが言った瞬間、みんなが一斉に黙った・・・言ってはだめだったことなのであろうか・・・?


少ししてから長老とルイがいっせいに突っ込む


「このことについて長に何も聞いてないのかね?」

「リリ!!何も教えてあげなかったんですか!?」

ダブルの突っ込み・・・どっちから答えればいいかわからない・・・

「ええと・・・あたしは!!ばれなきゃ大丈夫だから別に言わなくていいかな~って思ってたの!!長は・・・たぶんあたしが言ったか、長老が言うと思ったんだと思う・・・」

「それで、本人がこのことを知らずに他の人に言ってしまったらどうするのだ?」

「・・・・一応注意はしておいたんだけど・・・」


はぁ~と長老はため息をしてから

「まあ・・・いいだろう・・・ここですべて話す・・・」

長老の話はこんなだった


~かつては・・・この世の世界は一つだった~

だが・・・最初から種族は違っていたのだ・・・

一つは、今で言うと《シープ》この種族は不思議な力を使うことができる・・・・


いまは、多様な種族があるが、もとは一つであった


もうひとつは《ストラル》・・・不思議な力はなかったが、高レベルな知識があった・・・


この二つの種族は、お互いを受け入れず・・・たがいに分かれ・・・そして、争いが行われた・・・


これだけでは圧倒的にシープの方が有利に思える・・・しかし、現実は違った!!


ストラルはその高い知識を使って、兵器を作りだしたのだ・・・・


もちろん、シープは自分が持っている力だけで戦っていたので、兵器はなかった・・・


そして、シープは負けた・・・ここまでも地獄だったが、これからもっと恐ろしい地獄が待っていた・・・


ストラルは、シープを無理矢理したがわせ、その力を使い・・・新たな技術を生み出していた・・・


ここまでは、まだ良かった・・・しかし、日がたつにつれてストラルはシープを物扱いするようになり・・・休みを与えず・・・素直に命令を聞かなかったものは殺し・・・そして、すべての力を使いきって役にたたなくなったものは・・・捨てるか、実験台にしたのだ・・・


毎日毎日、このような行いをされてきたシープは、また戦おうとしたが・・・自分たちはあの兵器の前では無力だ・・・戦っても負ける・・・しだいにシープは神に祈り、助けを求めていた・・・


その祈りが通じたかどうかは知らないが、神は、この世界を二つに分けた・・・


これによりシープは解放され、世界には幸福が訪れた・・・


「と、古い本に書いてあった話なんだが・・・問題はここからなんだ・・・」

長老からバトンタッチされたようにルイが話し始めた

「ストラル人はこのことを、もう忘れていますが・・・私たちはこの恨みを忘れないようにと、ずっと昔から受け継いでいます・・・」

「それでストラル人がいたら憎しみがよみがえって、殺しちゃんじゃないかな?」

「その通りだ・・・特に気おつけないといけないのがライル族だ・・・あそこは、ストラル人の血が混ざっているものがいる・・・それだけで殺しているのだからな・・・もう生き残っているものがいるかどうかも分からないからな・・・」

「え??どうやってストラル人だかわかるんだ?」

タクトの質問にはたしかなことはわからない・・・

「気配とかなんじゃない・・・?」

リリのあいまいな答え・・・分からないのは仕方ないが・・・


「言っちゃいけないことは分かったんだからもういいよね?それより!!」

リリが話題を変えた

「この霧はなに??霧がでるなんてここではおかしいんじゃないの!?」

リリの質問に対して、長老は感心した

「ほお・・・よくわかったな。たしかに最近異常気象になっている・・・」

「その理由は??」

「確かなことは言えない・・・だがもしかしたら・・・エレボスが目覚める前兆なのかもしれない・・・」

え!!とリリは声をもらし

「エレボスってあの・・・?神話に出てくるやつでしょ?」

「ああ、そうだ・・・だが、それは神話ではなく本当のことなのだ・・・信じたくないがな・・・」

「どうしてそれが言えんの!?」

少し長老は黙った・・・どれを説明しようか迷っているらしい・・・そして


「君は光の戦士を知っているかね?」

「ええと、たしか昔エレボスと戦ったものとか・・・」

「その特徴は?」

「体の一部が金色になっているって聞いた・・・って、え!?」

リリがびっくりするも仕方ないだろう・・・ルイの髪の毛が金色なのだ・・・

「え、う、うそ・・・まさか・・・ルイが・・・?」

しばらく沈黙が続いた・・・そして

「その通りです・・・私は光の戦士の一人・・・エレボスを倒すために生まれてきたもの・・・」

古い神話は本当だった・・・そしてルイは、重い宿命を持って生まれてきたのだ・・・












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