《7》 ~階段だらけ~
またかなり時間を開けてしまいました・・・・
(見ていてくれていた方ゴメンナサイ・・・)
今回はちょっと省略しているところもあります。
(全部書いた見あきるので・・・)
1段、また1段と登っていく・・・
「あともう少しで登りきります。頑張りましょう。」
ルイが疲れきった二人を励ます・・・無理はない、この階段は約500段近くあるのだ・・・
「あと少しって・・・いつになったら着くの!!」
「まだあるって、この階段・・・一体何段あるんだよ!?」
二人が息を切らしながら互いにもんく(?)を言う・・・
(あれ?)
リリが何かに気がついた
「ねぇ・・・なんでルイはそんなに平気な顔をしているの・・・?」
「あ、そういえば・・・毎日登っているからか??」
「はい、毎日・・・これを6回ぐらいですかね・・・」
「6回!?」
タクトとリリが口をそろえた
「ええ、階段はこれだけではありませんからね。(笑)」
笑って言っている・・・ルイとは一体何者なんだ・・・
「さて、休憩時間は終わりです。はやく長老がいる家に行きましょう。」
とりあえずルイは仕切るのがうまい人のようだ。
~10分後~
とりあえず頂上に着いた!!・・・・・・・・・・・・が、それらしき建物が見つからない・・・
「ねぇ・・・ルイ・・・・その・・・長老さんがいる建物ってどこ・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「家すらないよな・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ルイは黙っている・・・
「・・・ゴメンナサイ・・・」
「まさかと思うけどね・・・」
「そのまさかだろ・・・」
言うまでもない・・・・道を間違えたのだ・・・(ありゃりゃ)
2人がいっせいにため息をする
「んでこっからどうするの(怒)」
「もどって他の道を探すしかないだろ・・・」
ルイがタクトが言った後に急にぱっと明るくなった
「そうですね、戻って探しましょう!!ここではないんだったら近くの階段だと思います。」
「え~戻んの~」
「では早く降りましょう。」
いやそうなリリとは裏腹に、ルイはちゃっちゃと話をまとめてしまった・・・
~約30分後~
階段を降り切った。
「たぶん近くに階段があると思います。それを登ればつきます!!(たぶん)」
最後にちっちゃく言ったたぶんを除けば、自信たっぷりのようだ。(ホントに大丈夫かな・・・)
この言葉でタクトもリリも安心したようなので二人とも嫌とは言わずに登った
~50分後~
頂上に着いた!!・・・・・・・・・・・・・・が、またしてもそれらしきものは見当たらない・・・
「また間違えてしまいました・・・ですが!!次こそ絶対に大丈夫です!!(たぶん)」
また、ちっちゃくたぶんといったが、ルイ以外にここを知っている人はいないので、ついていくしかなかった・・・・・・・・・・・
~その後の結果~
リベンジ2回目・・・・失敗
リベンジ3回目・・・・失敗
リベンジ4回目・・・・失敗
リベンジ5回目・・・・失敗
リベンジ6回目・・・・失敗
さすがに6回まで行くとルイも疲れてきたようだ・・・そして二人はダウン寸前・・・
(6回もよく付き合ったな~)
リリは我慢の限界になり、ルイに激怒した
「ちょっと!!いつになったら着くの!?(怒)」
「う・・・ゴメンナサイ・・・・」
「あ~もう!!ここ階段何個あるのよ!!(怒)」
リリが起こりながら質問した
「15個です!!」
「はぁ???15個!?なんでそんなにあんの!!(怒)」
15個・・・なぜそんなに階段があるのだろうか・・・・
タクトは心の中で考えてみた・・・そしたら一個気づいたことがあった
「なぁ・・・そんなに階段があるんだったら、目印がないと困るじゃ・・・」
「あ!!!そっか!!ルイなんか目印みたいなのはない?」
「え・・・見たことはないです・・・」
「んじゃあ違うか・・・そしたら違う方法で・・・ってあれ???」
リリが何かに気づいた
「ねぇあれなに????」
リリが指をさした、さした方向に看板みたいなのがある・・・・
近づいてみてみると、何やら文字が書いてあるようだ・・・ルイが読んでみる
「えっと[この先長老の家、用がないものは近づくな]・・・と書いてあります・・・」
「これってさ・・・・」
「間違いなく案内看板だね・・・・」
あきれている二人に対してルイは
「こ、こんなところに、こんな便利なものがあったのですね!!感動です!!」
明らかに感動・・・喜んでいるようだ・・・
「だからみなさん一回で家に着くんですね♪てっきり場所を覚えていると思っていました♪」
「こんなのに気づかない方がおかしいと思うけど・・・」
リリが即座に突っ込む
「これで長老の家にいけますね!!さっそく行きましょう♪」
「え~~~~~~~~~~~またいくの~~~~~~~~~」
「はい!!早く行きましょう♪」
しぶしぶ登り始める・・・・
~20分後~
やっと、長老の家に着いた・・・・ここにきてから何時間かかったんだろう・・・・
「着きました!!」
「ほんとについたの・・・・?」
「はい!!今度は間違いありません!!」
「やっとついたか・・・・」
ルイが玄関(?)に近づき、ドアを開ける
「長老、あなたに会いたいっていう人たちがいるのですが~」
返事はない・・・まさか前みたいに寝ている・・・・?
2人は不安になった・・・
「長老??いないのですか?」
ルイが再び呼びかける・・・すると
「家に入る時はノックをしろと教えたはずだが?」
家の奥から女の人の声が聞こえてきた・・・長老と言う割には若い感じがする・・・
「ごめんなさい・・・・」
ルイが泣きそうになりながら謝る・・・
「まあいい、今度から注意すること!!まったく・・・何度言ったらわかるんだ!!」
いきなりの説教・・・・自分たちがいることを忘れているのだろうか・・・・
ルイが涙目になって立っている・・・ちょっとかわいそうだ・・・
「あの!!イーリス族の長老さんですよね!?」
リリが大きな声で言った。(勇気あるな・・・)
「ん?ああ、そうだが・・・何か用か?」
さっきまで黙っていたルイが話す
「えっと、この人達はスリグ族の長からここのことを聞いてきたそうです」
「ほう・・・あの長からか・・・・」
この話は気にとめたようだ
「いいだろう入りなさい、じっくり話を聞こうじゃないか!!」
とりあえずいえにはいることができるようだ・・・
これでやっと話が聞ける・・・・はっきりいって長かった・・・
2人はルイに続いて家にはいっていた。