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エッセイアラカルト

脳内トーク

作者: 降井田むさし
掲載日:2023/04/30

 中学時代の、体育祭の綱引き終了後。

「倒れたりしてたけど、ちゃんとやってた?」とクラスメートに言われた。

それは誤解だ。


綱を引っ張っているときに、左側にいた友達が原因だ。

右側にいた僕の左手が、左側にいた友達の右手と縄の間に挟まれた。


そして、激痛が走った。

痛い痛いと言ってるのに友達は、全然直そうとしてくれなかった。

ずっとずっと、痛いまま終わった。


その結果、負けた。

そして、負けた原因にされそうになった。






 あることを、ふと思った。

【えーっと、しいていえば、Bですね】。

一見、普通の文章に見える。

だがこれは、かなりヤバい文章だ。


AとCに似た言葉がある。

そして、本物のBもある。

それに、惑わされてしまう。

Aなのか、Cなのか、Bなのか。

もう、何がなんだか分からなくなる。


アルファベットを、言う予定の時。

『えーっと』は、言ってはダメだ。

『しいていえば』も、言ってはならない。






 最近、なりたいものがある。

少し前から、なりたいと思っている。

でも今世では、たぶん叶わないものだ。


来世でなりたいと、少し思っているもの。

それは、樹木だ。

水分量の多い、樹木だ。


森林火災を、食い止めるような。

そんな水分量の多い、樹木に僕はなりたい。


水分量の多い、横並びの樹木たち。

その、一員になりたい。

なれれば、英雄だ。






 マスクを外すのは、恥ずかしい。

そう思うように、なってしまった。

こんな時代だから。


パンツを脱ぐ、恥ずかしさ。

その、やや下くらいかもしれない。

ほぼ、同じ感覚だろう。


それと同じ感覚が、他にも表れた。

それが、手袋だ。

あの、手袋だ。

かなりの重症だろう。


手袋を外すのが、なぜ恥ずかしいのか。

なぜ外すのを、ためらうのか。

自分でも、よく分からない。


コンプレックスがある顔を、見られたくない。

そんな感じで、手を見られたくない。

そう思ったことは、一度もない。

だから、謎だ。






重症だな、と思ったこと。

それはまだ、いくつかある。

これは、そのひとつだ。


【カーテンを閉めて】と言われた。

でもそれが、【丹田を締めて】に聞こえた。


丹田の詳細を、知らなかった。

丹田知識が、それほどなかった。

なのに、そう聞こえてしまった。


それはもう、丹田さんが乗り移ったんだろう。

それか、寝ているときに【タンデン、タンデン、タンデン、タンデン】。

そう、誰かが耳元で囁いていたのだろう。

違うか。


丹田は、へその下あたりらしい。

そこに、力を入れることが【丹田を締める】だろう。

家で指示されることは、ないやつだ。

絶対に、言われないやつだ。

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