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プロローグ
最低限理解可能であれば上手・下手は問いません。
という小説家になろう様のお言葉に全てを賭けて投稿してみました。
最低限も理解出来ねぇよ!!という意見が出たら・・・怖いので感想ブロックしておきます。
あたしの住むスズランの村には、言い伝えがある。
村の海岸にある祠の中に、岩に突き刺さってる剣があって、それを引き抜いた者がいずれ世界を統べる王として君臨するだろう、という、まぁ、どこにでもありそうなおとぎ話。
あたしだけじゃなく、この村の連中誰一人、そんな話は信じていなかった。ただ単に、ご先祖様から受け継いだ伝統を、わけもわからず守ってるだけ。これが、神様を祀ってるとかはっきりした理由があればまた違うんだろうけど、あるのはただ突き刺さった剣と、大雑把な言い伝えだけ。
そんなわけのわからないものを、よくわからないまま守っている。それが、あたしの住む村だった。