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13/32

Review.13:三人だけ。

試験期間が終了しました。

これより更新再開いたします!


――午後六時。


オレは、部長、そして部長の目論見通りについてきた藍造時先生の三人で、第二体育館に訪れていた。

普段は、運動部などで賑やかな体育館だが、今日はひっそりと静まり返っている。

閉じられてどこまでも静謐な館内は、現実空間とは切り離されたような気配――良く言えば神秘的な、悪く言えば禍々しい雰囲気を醸し出していた。

「おぅおぅ、こりゃまた……」

キョロキョロと辺りを見回す先生。

その手には煙草らしき物が握られて……ん、タバコ?

「……先生、常平は敷地内禁煙っすよ?」

「ん?あぁ。こりゃ煙草じゃねェよ」

――どういう意味だそれは。

言い訳か?

「吸引薬だ。ほら、匂いが違うだろう?」

先生が、煙立つ煙草を差し出してきた。

「……む」

確かに違う。

煙草の、あの息苦しい臭いではない。

気持ちが安らぐような、心地良い匂いだ。

強いて言うなら、ハーブ類のそれだろうか。

「近いぜ間。これは数種類の香草といくつかの紅茶葉をブレンドして巻いてあるんだ。んまァ気休めさ。大目に見てくれ」

「……間君。今は〈名無しの怪〉の解明が先決だよ」

あ、そうだった。

煙草どうのこうの言っている場合じゃないな。

早いところ何か証拠を掴まなければ。

「三人もいるんだ、別れて捜そう。小さなことでも報告。よし、では早速始めよう」

「了解ッす」

「俺に任せとけぃ」

――こうして。

第二体育館で、三人だけの捜索劇が幕を開けた――


どうも皆様、遅れて申し訳ありませんでした(^_^;)

これより、本格的に〈現研〉が動き出しましたね。

真相に近付くほど、事象とは危険なものです。

さて、どうなるのでしょうか?

次回をお楽しみに!

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