ブレイクスルーかもしれない
いつもありがとうございます!!
しかし不安を抱こうとも事態は好転しない。とりあえず僕は解体を続け、素材となる部分を取り分けた。魔物化したイノシシであれば特異な牙、丈夫な皮、頑強な骨だ。損傷の具合から皮はきれいに剥げず、まともに取れたのは激戦を経ても折れず曲がらなかった牙と骨のみ。
(魔物と化した野生動物の肉は美味しいらしいが……アンデットにやられたと考えると口にはできないな)
スケルトンの配下にはゾンビ、もしくは腐食を司る存在がいるのだろう。まばらにだが腐乱している箇所がある。魔族の体であれば衛生を気にしなくともよいが、味に関しては問題がある。好き好んで腐肉を口に入れるほど前世を辞めちゃいない。多少毒されていようとも許容できないものはある。
(これは……罠の餌とかに使うとしよう。うまくいけば有利に狩りができる。あとはーー)
ワームに関しては粘液、消化液などは素材となるらしいが容器がない。肉も珍味であるらしいが食い気は起きないし、アンデットとの戦闘を考えると食用にできるものは素材の山にはない。トレントは無事だが魔素を通しやすい木材であって食い物ではないし、謎の肉塊に関してはなぜ持ってきたのか理解に苦しむ。
(ゴブリンとオークも魔石を抜いたら素材としてはいらないが……)
前世のオタク知識がこちらでも通用すればオークの睾丸は精力剤、内臓なども他に活用法があるかもしれない。だが前世のオタク知識が役立ったことはない、どれもが微妙にずれていたり思いもよらぬ解釈だったりと様々だ。
(200年の経験はあるが、色々と色眼鏡に騙されてきたし苦労もしてきた。スケルトンも魔法が使えるし、ゴーレムだって思ったよりも機敏で動きも滑らかだ。もういっそゼロから考えた方が早いかもしれない……それか人族の知識を仕入れるかした方が手っ取り早いか)
そう考えるとますます諜報に力を注ぎたくなる。解体を終えて処理を済ませたら召喚・生成できるか確かめてみよう。僕は分別されていく素材と処理に困る山々を積み上げ続け、一区切りがつきそうな頃にあることを思いついた。
(死体丸々素材として使ったら、意思疎通できる部下として再構築できるんじゃないか……)
今回かなり短いですがご容赦を……まだ体調が戻っていません。
それとブックマークを追加してくれた方、本当にありがとうございます!!
いい気分で寝る事ができそうです。
年末、新年早々体調崩すとか運がないのか厄の前払いか分かりませんね。
寒い時期ですので、皆様は体調管理をしっかりと元気な新年を過ごしてください。




