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痛感したくはなかった

いつもありがとうございます!!

 この異世界において精神の存在は大きい。魔術や魔法、陣術に精霊など”前世ではオカルトやファンタジーに分類されていたもの”が主流となっている世界だ。その影響は計り知れない、気の持ちようで変わることも多いと聞く。


(落ち着け、冷静になれ……)


 だがそう思えば思うほど囚われてく。それを感じ、じわじわと実感していく感覚がなんとも言いがたい。自分が自分の領分ではないと思わされる。


(くそっ、こんな時は考えるヒマを削ればいいんだが……)


 精神と密接な関係でもある体を動かすのは避けたい、肉体的な疲れはいずれ精神にまで影響を及ぼす。そうなると考える隙間を作らないほど思考するしかない。だがそれも精神的にまいってしまう体たらくだ、状況がどう転んでも悪そうに思えてならない。


(なら、何も考えないという選択もあるが……)


 それは勿体ないと感じる。休んでいる間に状況は変化し、自分を追い詰める算段と準備が進んでいくだろう。


(だめだ落ち着け、冷静になれ……)


 今やれることはない。魔石の収集と回復を待つのが唯一できることだ。これからの計画も立てた、ダンジョンの拡充案も用意した。自分のない頭、才能もない腕、頼りない体、根が張ったような足でやれることはやっている。


(わかってる、自分が対処できないものには対処できないーーいや諦めるな)


 いまだ思いついていない案があるはずだ。

 僕は考えないこと、自分が見向きもしないこと焦点を当てようとしたが無駄に終わった。結局は似たような案に類似した対策案、お粗末な代替案しか浮かばない。


(所詮はどう足掻いても自分、どう変わろうと自分か……もし僕と相性の良いーーいや悪い相手が現れたら、どう抵抗しようとも追い詰められ終わりだろうな)


 自分ではどうしようもない。わかっていたことだ、知っていたことだ、だが痛感なんてしたくはなかった。お山の大将で井の中の蛙でよかった、見ていたり知っている範囲で幸せを錯覚できていればよかった。


(だがそれも出来はしない。既にサイは投げられ、勝たなければいけない状況になってしまった)


 少なくとも負けてはいけない、そんな道を手繰りよせてしまったんだ。

 僕は冷えていくような感覚の中で、そう収束していった。落ち着けばなんてことはない、ただの再確認で、見ていなかったものを直視させられただけだ。

ついに150ptを超えました!!

ブックマークの追加をしてくれた皆様、評価をしてくれた方々に感謝申し上げます!!


なんか説教くさい場面が続きますが、動けないシーンにも意味を持たせようとしたらこうなってしまいました。

面白く書こうとしましたが、心の動きに気を取られるばかりでエンタメ性が薄いですね……


課題が山積みの作品ですが、これからも楽しんでいただければ幸いです。

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