自縄自縛か妄想か
いつもありがとうございます!!
僕は周辺警戒をしているスケルトン、ゴーレムに魔石の回収を頼むことにした。人に任せるのではなく自分自身でも行いたいこところだが、戦闘・隠密行動をすれば魔力を消費していく。召喚・生成に支障が出るのはもちろんだが、一番の問題は対応力低下だ。
(前回のような急襲に備えておきたい。それに……)
大軍であれば近づかれる前に察知はできるが、相手が少人数の場合は話は別だ。単純に見つけることが難しく、精鋭で固められれば困難を極める。周辺警戒から報告がないからと油断はできない、前回の軍勢から決死隊や精鋭が送り込まれる可能性だってなくはない。
(アンデット・ゴーレムの対策をされれば感知すらできない恐れもある。相手の強さや装備次第では全滅の可能性も……)
そう考えると強い個体が護衛に急務だ。ダンジョンの拡張、罠なども必要だろう。それに情報収集も忘れてはいけない。
だがそれらを同時に行うには魔力量が足りないので、変換できる魔石の獲得は大前提となる。喫緊なことを成すのに時間がかかるのはいい気分じゃない。
(コアの近くにいれば回復が早まる。だがそれもたかが知れている……)
かといって動いて消耗するわけにもいかない。だがそうなると動けないし、何もしないという選択肢はないのが現状だ。その結果頭を回しているのだが浮かんでくるのはネガティブなことばかり。
(いっそ寝てしまって回復を早めるほうが有意義か……?)
そう思い目を閉じてみるが、頭が余計に働きはじめてしまった。行商人プランに瑕疵はないか、今の少ない魔力量では襲撃が助からない、いくらかの戦力はダンジョンに配置したほうがいいか、それだと場所をバラしているようなものだ……などなどキリがない。
(寝れないし休めやしない……やはり考えるしかないのか)
心が重くなるのを感じた。考えるのは最悪のケースとその想定、そしてその対策案と失敗した際の代替案。それらを何通りも組み立てては崩し、別のケースや見落としがないかを考える。
はっきり言って疲れる面倒くさい作業だ。自分の危機を具体的に考え、そして死に直面することを考え、ひねり出した案が破られることを考える。ストレスしかたまらない、だがこれ以外にやることがない。
(なんとも言えないのが……この擬似的な自傷行為が無駄じゃない、有意義なことってとこだよなあ)
気づいたら頭をガリガリと掻きむしっていた。それと気のせいであってほしいが、魔力の回復が遅いような気がする。
(魔力が精神状態に左右されてるな……)
先ほど気づいたのですが、ブックマークが50を突破していたんですね!!
長かったですが少しずつ前進していっているので、これからも頑張れそうです。
とっ散らかっている展開ですが、楽しんでいただけたら幸いです。




