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周辺国家、それと目算

いつもありがとうございます!!

 僕はもう一度なにを召喚・生成するか考えることにした。ゴーレムには先ほどの個体とともに周辺警戒の任についてもらい、一人で集中して考える。


(やはりまずは諜報だなあ……)


 いくら物資と情報を行商人として送り出して仕入れるとはいえ、流入が一つでは確度に欠ける。駆け出しの商売人が手広く集められるとは思えないし、噂の類など玉石混合が関の山だろう。それらを精査するためにも別口から情報を得る必要がある。だが相手の中枢に潜り込めるほどの存在はまだまだ呼べない。


(関所や検閲のない村や街、スラムなどを経由できる者が望ましいかな……)


 思考に方向性をつければ具体案が出てくる。村ならたいした情報はない、だが最寄りの場所なら挙兵を察知できるのではないか。街ならば検閲を突破できるか忍び込める存在、それも人と関わるか関わらないかで選択肢が変わる。スラムならば腕が立つ者、ズル賢く立ち回れる者など様々だ。


(それに派遣場所の質、その国家の特徴も考えないといけないが……)


 その情報は何もないーーいや、正確に言えば魔族の間で流れている話程度は知っている。その信憑性は非常に疑わしいが、何もないよりはマシでだろう。周辺国家は海路による貿易を強みとする海洋国家、神々の恩恵によって栄えていると喧伝している宗教国家、独自の体制と価値観によって運営されている独裁国家、多くの諸外国とパイプを持つと言われている共和国。この4カ国だ。


(一度は全てに諜報員を派遣したいが……宗教国家に悪魔の類はダメだろうな、結界や検閲が厳しそうだ。獣か不定形の魔物がいいだろう、知能があるかはわからないが)


 実際問題という具合に考えを練っていくと、ある程度の目算はついた。必ず成功するとは言いがたいが、失敗すれば修正して再度試せばいい。まずは手探りの状態を脱することを考えよう。


(そうなればまずは開拓村、辺境の村々だな。そこから浅くてもいいから情報を得て、追い追い国家別に対策を立てていくーーだが……)


 今回主力となっていたであろう海洋国家側には多少本腰を入れたい、僕はそう思わずにはいられなかった。報告によれば連隊規模の軍勢は気合が入っていたらしいし、それ以外の二方向からの大隊は消極的だったらしい。


(連隊規模の軍勢を派遣した海洋国家、本気ならすぐに対策を立ててくるはず。そして二方向からきた大隊は様子見と見るべきか……それに独裁国家側に共和国側の意図はどうみるべきか)


 考えても確信は得られなかった。僕はとりあえず先ほど目算をつけた存在を召喚・生成しようとメニューをスクロールさせる。選ぶのは夢魔であり巷の男を籠絡させるサキュバス、使い魔での諜報を期待して魔女、影に忍び盗聴できるはずのシャドウ、魅了や眷属化など多彩な恩恵を期待できる吸血鬼。

 僕はこの4種を召喚・生成することに決めた。だが一気に終わらせるほどの魔力量はないし、能力の低い者を呼び出しては都合が悪い。


(ここは一旦、魔石を集めることにするか……時間が空くことも考えると、行商人として送り出す衣類を生成するか。その方が効率的だ)

先日言ったPV数ですが、更新した以降の時間で一気に伸びました。

とてもありがたいことです、応援ありがとうございます!!

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