表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/26

第8.5話 第一皇子の独白






最近、母上や周りの者達は変わってしまった。



今まで散々第二皇子(アイツ)のことを邪険にしてきたのに、手の平を返したように優しくしている。



その理由は……まぁ、多少は同情するものなのかもしれない。

子供の頃から暗殺者を送られて、ずっと誰にも守られず一人でなんとかしてきたらしい。

でも、アイツは自分でなんとかできたんだから……今更可哀想がったって仕方ないじゃないか。

というか、逆に言えばそんだけ力があるってことで。

皇位を狙っていないとか言っていたが、もしその力が認められたら。

他の奴らがアイツの力に期待して、祭り上げて、皇位を狙うかもしれないじゃないか。


何も変わっていない。

それどころか、今回の件(状況改善)はアイツに力をつけさせてしまう。

………わたしの地位が、危ぶまれるだけじゃないか。



なのに、今更アイツに優しくするなんて。



あんなに、わたしにアイツは敵だと教え込んだのはお前達なのに。



どうして、そう簡単に変わってしまうんだ。





わたしは、大人達のように……そう簡単に変えることができないよ。











大人達に小さい頃から教え込まれてたから、そんな大人達が手の平返しても……簡単に考えを変えることはできないって話でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ