表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
河の向こうの鬼神社  作者: 風見由奈
1/1

想い成就の守り

僕は自分の名前が嫌いだ、皆に笑われるから。

深川 裕梨って名前は女の子みたいな名前でダサいらしい。

「名前って変えられないのかな…」

塾の帰りに白い息を吐きながらそっと呟く。

ザザッ。

木々の揺れる音がする、僕は自分の耳を疑った。

この辺りはビルだらけ。大きい木なんて一本もない。しかも

その音は…川の中から聞こえてきたんだ…。

鬼縛川…本当はもっと普通の名前の川だけど、鬼みたいな形の石像に縄が縛り付けられた変なオブジェがあることからそう呼ばれている。

『昔いた鬼が暴れすぎて神によって力を封じられて石になった』とか噂で聞いたことあるけど…僕はそういうの信じた事ない。(怖いから)

気のせいだろう、と川を上からのぞき込む。

「……なんだ?あれ」

不透明な緑色の水面に真っ赤な鳥居がはっきりと見える。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ