96C国王女
双星「説得失敗かぁ。C国王の気持ちよくわかるよ。」
ダークエルフ「ここはA国より守りが充実している。危険な戦場へ出向くより、守る方が理にかなっている。」
メイド「助け合いが大切とはいっても、命を懸けてこっちを助けろとまでは言えませんもんね。」
それでも助けが必要な状況なんだよね。
王女「あら~、お久しぶりですね。」
双星「ええとあなたは・・あ、サル型の魔物と戦ったときの!」
王女「今日はどうしたんですか?あ、観光ですね。」
平和そうだなぁ。前に会ったときものんきだったっけ。
・・あれ、でもあれは演技じゃないかって話だったような・・?
双星「魔族が攻めてきて大変なんで、救援をお願いしたかったんですが・・断られました。ははは。」
王女「私兵でよければお助けしますわ。1万くらいしか送れませんが。」
双星「えええすごく助かりますが、い、いいんですか!?王様っていうかあなたのお父さんが断った件ですよ?」
王女「困ったときは助け合いですから。」
双星「・・ど、どうしよう。」
素直に受けていいものだろうか。
C国の兵はA国では受け入れられないって話を王様としちゃったし・・
ダークエルフ「一応受けていいんじゃない?断る理由もないし。」
メイド「手ぶらで帰るより十分いい結果です。」
うん、そうだけど・・
やっぱこの王女様は天然なのかな。
王女「あ、あそこにいるのは・・ミルカちゃ~ん!」
ミルカ「・・王女様。できればちゃん付けはやめてください。」
王女「あのね、A国に救援出すから、ミルカちゃんもお願いね♪」
ミルカ「は?・・いいですが、対魔族ですよね?」
王女「はい。よろしくお願いしますわ。」
ミルカさんも大変そうだ。
・・
・・・・
王女様からミルカさんと兵1万をレンタルしてA国に戻る。
帰り道。
双星「すぐ兵を出してもらって助かります。これからよろしくお願いします、ミルカさん。」
ミルカ「ああ。」
双星「あ・・突然なんで怒ってます?バナナ食べますか?」
ミルカ「そうじゃない!あと私はサルじゃない!」
人間もバナナ食べるよ。俺も食べるし、ゴリラも食べる。
ダークエルフ「あの王女のことか?」
ミルカ「ダークエルフになにがわかる。」
ダークエルフ「誰でもわかるさ。いくらなんでも即日で兵を1万貸すのは無理だ・・予め準備していたのなら別だがな。」
ミルカ「・・」
双星「超偶然運が良かったってこと?」
強運?
ダークエルフ「予想していたか、他のことに使う予定だったか・・」
双星「・・なんのために?」
ダークエルフ「さあ・・それに、王宮暮らしの王女が兵1万を自由に動かせるのも普通じゃない。いくらなんでも多すぎる。」
・・そういや1万とか戦争するの?ってくらいの兵力だよなぁ。
兵を指揮する将軍タイプにも見えなかったし、なんでそんなに兵の指揮権を持ってたんだろう?
ミルカ「・・あの方がなにを考えているかわからん。だが不思議とあの方のすることはよい結果をもたらす。」
双星「それって強運とか!?」
ミルカ「駒は指示通り動くだけだ。詳しいことなど知らん。」
もしかして・・俺と同じで不思議となにしても良い結果になっちゃうのかも。
以前あった魔族のサル事件みたいに。
メイド「帰ったらすぐ戦場でしょうかね?」
そういや俺はどうするんだろう?なにも指示なければ馬小屋に戻るけど・・
馬「馬として?」
ひひーん・・いやお前らの世話係としてだよ。
・・
・・・・




