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93【みんなに質問してみた】


双星「軍人って喧嘩も強いんですか?」

ヒミカ「鍛えているからある程度はな。だが戦争と喧嘩では求められる強さが違うから、あまり期待されても困る。」

双星「求められる強さ?」

ヒミカ「戦争では殺されないよう相手を殺すこともあるが、喧嘩で相手を殺そうとしてはダメだろう?」

ヒミカ「ただ殺すだけなら武器を使えばいい。だが不殺というのはそれではいけない。どんなに強くても不殺は難しいのだ。」

なるほど。


・・

・・・・


双星「ヒミカさんって普段は普通ですよね。軍人って戦いたがったりしないんですか?」

ヒミカ「戦闘狂は戦いたがる故に死ぬ。結局は戦いを好まない者の方が多くなる。」

ヒミカ「軍人は戦闘をコントロールするのも仕事だ。敵をなだめ戦闘を回避することもあれば、怒らせ戦闘に導くこともある。」

双星「ああ、挑発は普通に使いますもんね。じゃあちょっと挑発してみてください。」

ヒミカ「そうだな・・頭の悪い作者がIQの高い登場人物を書いた小説ほど愉快なものはない。」

ヒミカ「童貞の書く恋愛小説」

ヒミカ「いつも外れる経済論」

・・おや?

もっと当たり障りない内容でお願いします。心臓に悪いです。


・・

・・・・


双星「ヒミカさんと受付のおねーさんはそれなりに長い付き合いですよね?」

ヒミカ「まぁそれなりにな。」

受付「権力者のコネうまうまだお。」

双星「・・なんで付き合ってられるんですか?」

ヒミカ「本心を隠して礼儀正しくされるより、素直になんでも言ってもらえる方が私は好きだからかな。」

ヒミカ「性格以外は優秀だしな。」

双星「変わってほしいとか思わないんですか?ヒミカさんなら受付のおねーさんを教育できそうな気がしますけど。」

ヒミカ「心変わりする人間は、また心変わりする。一度裏切った者が信用できないのも、また裏切るのでは?と思うからだろう?」

ヒミカ「考えの定まらない子供を教育するならまだしも、考えの固まった大人を教育してどうする。」

ヒミカ「ころころ考えの変わるクズが出来上がるだけだ。」

辛辣だ。

でもそれだと犯罪者の更生とかおかしな話になりません?


・・

・・・・


双星「どうしてエルフ族やダークエルフ族の耳って長くてとんがってるの?」

ダークエルフ「実は、耳の長くないエルフやダークエルフもいる。」

双星「え!?」

ダークエルフ「進化の過程で耳の違う者同士が、それぞれ違う土地で進化していったんだろう。」

双星「はー、進化ってすごい。」

ダークエルフ「進化を逆にたどると、より面白いことがわかる。」

ダークエルフ「多くの生き物が、似た姿をしているとは思わないか?」

双星「ドッペルゲンガー?」

ダークエルフ「いや、例えば目が2つの生き物はどれくらいいる?」

双星「え?人間に、犬に、猫に、鳥に、魚に・・結構色んな生き物がそうかな。」

虫とか植物くらい?目が2つじゃないのって。

あ、魚は目が3つ以上の種類もあるんだっけ?


ダークエルフ「人は耳がある。ではなぜ鳥も耳がある?」

双星「え・・ないと敵が感知できなくてやられちゃうし・・」

ダークエルフ「実は魚にも耳のように音を聞く器官がある。」

水の中で音が聞けても・・必要なんだろうか?


ダークエルフ「足は人間だけのものか?手は人間だけのものか?心臓は人間だけのものか?」

ダークエルフ「まったく違う生き物なのに、なぜか同じような機能がある?」

ダークエルフ「それは私たちが、共通の祖先から進化したと言われているからだ。」

双星「マジか・・あ、でもさ、なら植物は違うよね。全然違う形だし、共通点もないもんね。」

ダークエルフ「残念ながら植物も私たちと同じ、子孫を作るという能力を持っている。」

双星「え?でもそれって当たり前のことじゃないの!?」

ダークエルフ「祖先を辿れば、脳もない目もない耳もない、そもそも生物とも言えないが・・遺伝情報を変える方法を持っている”なにか”がいた。」

ダークエルフ「それが多くの生き物の原型とされている。」

双星「・・」

ダークエルフ「原初の世界は呼吸すらろくにできず、生命を破壊する”なにか”が地表にいたとされている。」

ダークエルフ「海中で生まれた植物が世界を変え、地表にいた”なにか”は空の彼方へ追いやられた。」

ダークエルフ「それから生物は地上に進出し、多様な進化を重ねて”今”がある。」

ダークエルフ「さて・・これから生き物はどう進化するか・・」

・・なんとなくさ、今の世界が特別だと思っていたけど・・

もしかして、今って昔からずっと続く世界の歴史・・その中の、ほんの僅かな時間なのかも。

昔の生き物たちは、なにを思いなにを感じて生きてきたのかな。


・・

・・・・


双星「メイドさんは貧民街出身だよね?いわゆるスラム。住んでて危なくなかったの?」

メイド「私のところは地元住人に優しい極道さんがいたのでそれほどは。」

双星「でも犯罪集団だよねそれ?」

メイド「退廃地区なんです。10年前にC国からA国に戻ってから公共サービスが停止してしまって。」

メイド「一時はすごく荒れて、よくあるスラムになっていましたが、地元の人たちが団結して変えようとしました。」

メイド「それが極道となり、搾取はする、法は守らない、でもなにもしない国に代わって守ってくれます。」

メイド「地元を守るために作られた組織なので、覚醒剤はNGです。代わりに大麻やお酒、煙草に賭博はありますね。」

メイド「貧乏なくらいで、地元住人は結構安全に暮らしていますよ。」

なるほど、地元住人以外は守ってもらえなさそうだな。


双星「・・あれ?覚醒剤はNGで、大麻はOK?どっちも危険じゃないの?」

メイド「大麻は自然界のものですから、危険性も自然に準拠します。品種改良みたいに人の手が加わると別ですけどね。」

メイド「覚醒剤は人工的に作りますので、いくらでも危険なものが作れます。」

メイド「また覚醒剤の歴史は新しく、私たちの体にも馴染んでいません。」

双星「なら大麻はいいもの?」

メイド「お酒と同様、中毒性があります。お酒より持ち運びしやすく使い方もたくさんあって気軽に使用できるんです。」

メイド「中毒性のあるものが気軽に使えるのはよくないですよね。」

双星「なら大麻は危険?」

メイド「常用は危険です。摂取量も気をつけなければなりません。若い人は危険度が高くなります。」

メイド「ですが、病気で苦しむ人の痛みを取り除いてくれたり、疲れた心を癒してくれます。」

メイド「使い方がわかっていれば、危険は少ないですよ。」

双星「・・大麻ってどうなの?」

よくわからなくなってきた。


メイド「お酒を飲んで馬車を運転する危ない人や、アルコール中毒者さんがいますよね。」

メイド「大麻も同じです。正しく使えない人が絶対に現れます。」

メイド「それに大麻は病気の痛みや疲れた心を癒してくれても、病気を取り除くわけでも疲れる原因を取り除いてくれるわけでもありません。」

メイド「付き合いで使わざるをえない人、人生から目を背けるために大麻を使い続ける人。人は環境に左右される生き物です。」

メイド「・・合法なら使って、違法なら使わない。よそはよそ、うちはうちでいいと思いますよ。」

まぁA国では違法だし、使わないなら使わないでいいの・・か?

俺は使ったことないし、まぁいいんだけど。


双星「メイドさんは使ったことある?」

メイド「それが・・私は体が小さいから大人になっても使うなって言われました。」

双星「体の大きさって関係あるの?」

メイド「同じ摂取量でも、体の小さい方が危険だって。こういうのは割合だそうです。」

へー。使ってなくても詳しく知ってるんだな。

こういうのも環境かな?

危険のないところで育つと、なにも知らないお嬢様ができあがるように。


・・

・・・・


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