87馬太郎の冒険
オレは馬太郎。
あまり使えない人間を引き連れ、おっそろしいもんの解決に挑んでる。
馬「なにがあっても絶対諦めないぜ!」
双星「帰りたいなぁ。」
こいつは使えないオレの僕の人間だ。
頼りないが、いざというときは中々役に立つんだぜ。
ま、最後はオレがやらなきゃダメなんだがな。
双星「なんか、乗っ取られている気がする・・」
妄想激しいのもマイナスだ。だがその発想力が意外と役に立ったりする。
なんでも使いようなんだな。
・・オレは役に立たない人間を連れて、門の前に来ている。
昨夜はここから魔物たちが現れた。
怪しさ満点だ。
双星「この門・・開くけど、入ってみる?」
馬「・・お前行けや。」
君子危うきに近寄らず、人間も中々いい言葉を作るものだ。
双星「・・死にたくないよ。」
馬「やばそうだったら猿の手にでも願えばいいだろ。」
猿の手「年中無休でお待ちしております。」
双星「やだ」
馬「はよ行けや!」
オレは人間を門の中へ蹴り飛ばした。
馬「・・無事に帰って来いよ(満足気)」
・・
・・・・
帰ったら、あの馬は役に立たなかったって報告しとこう。
一度帰って現状わかったとこだけ報告すりゃいいと思うんだけどなぁ。
俺になにかあったらなにもわからないままだろう。
・・で、ここどこ?
そういや町に門はあったけど、その向こう側ってなかったよな。
つまりここは物理的な空間というより、異世界的な場所か。
サメ顔女の子「・・」
うわっ・・って、サメ顔の女の子だ。
双星「昨日はありがとう。おかげで助かったよ。」
サメ顔女の子「・・」
ってそれどころじゃない!この子まで門に連れ去られたってことだよな。
双星「く・・どうすればみんなを助けられるんだ・・」
サメ顔女の子「・・」
女の子は、奥の方を指差してくれた。
双星「あっち?えっと・・ありがとう!」
サメ顔女の子「・・」
女の子は手を振って見送ってくれた。
なんで女の子が知っているのかはわからないけど、とりあえず行ってみるか。
・・
・・・・
女の子が指差した先へ行くと、変わった場所に辿り着いた。
いきなり生き物っぽい部屋というか・・心臓部というか・・
双星「心臓・・だよな?」
どくん、どくん・・と鼓動が聞こえる。
つまりこいつを倒せば解決!・・かな?
ごくりと唾を飲み込み、覚悟を決めた。
・・
・・・・
異変はすぐ起こった。
心臓部っぽいところを攻撃するたびに、この異世界が震えているのがわかる。
俺はヒミカさんから渡された魔剣を持つ手に力を込め・・トドメの一撃を入れた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・立ってられないほど揺れて・・
・・
・・・・




