06ショーウィンドウを見つめる女の子
はぁ~飲みすぎちゃった。
明日からがんばろう。
あ、美少女発見!お店のショーケースをじっと見ている。
双星「お嬢さんなにか欲しいものでもあるのかな?」
?「え?あ、いえ・・」
ショーケースにはギターが置かれている。
双星「ギターが欲しいの?」
?「・・見ているだけです。うちは貧乏で、まだ妹たちにお金がかかりますから。」
値段を見ると・・15万だった。
双星「15万か。よーしじゃあこれをあげよう!」
俺は賞金の200万が入った封筒を、美少女に渡した。
?「え?・・・・わ!こ、こんなにもらえません!」
双星「いいからいいからお金が必要なんだろう?俺にお金を持たせても碌な使い方しないから。有効に使ってやって。」
?「は、はい・・ありがとうございます!」
いいことをした。
俺はいい気分で宿に戻った。
・・
・・・・
次の日。
・・俺はなんてことしてしまったんだ!
200万を誰だか知らない人にあげるなんて!
うー酔い過ぎた・・かな・・
うわーせめて100万でも返してもらえないかなぁ。
もしくは200万分エッチなことさせてほしい。
・・さすがに無理かなぁ。
あの女の子、ギター買ったかな・・ちょっと見てくるか。
・・・・
昨日の楽器屋へ行くと、女の子がいた。
?「あ、会えてよかった。」
双星「どうしたの?ギター買えた?」
?「いえその・・お金、お返しします。」
双星「ん?」
?「昨日お母さんに言われました。なにもしないのにお金をもらうのは乞食だって。」
?「お金がなくても、乞食になってはいけないと言われました。だからお返しします。」
双星「立派なお母さんなんだね。」
双星「でも困ったな。今までで一番まともなお金の使い方だと思ったんだが。」
?「今までで一番ですか・・」
双星「お金があれば使っちゃうから・・たまには、世の中のためになにかしたくなるんだよ。」
双星「そうだ、俺の代わりにそのお金使ってよ。その方がお金も有意義に使われるから。」
?「えええ!?」
双星「世の中にはさ、やりたいことがあるけどお金がないから諦めている子がいると思うんだよ。」
?「・・」
双星「でも誰だってチャンスはあってもいいはずだ。みんな平等、みんな公平。」
双星「俺なんかでも世の中をよくしたいと思う。でも俺にはどうこうする力なんてない。」
双星「でも!・・もし、もしもだよ。このお金でほんの少しでも世の中をよくできるのなら・・俺はそういう人たちに使ってもらいたいね。」
双星「いうなれば募金だよ。世の中の募金活動ってさ、経費とかで10~20%くらい使われているんだよ。」
双星「んで残りの80~90%の使い道は?っていうと、中には他の慈善団体に寄付するとか・・んでその慈善団体も同じように10%~20%くらい経費で使う。」
双星「募金した金額のどれくらいが本当に使って欲しい人に届いてるかわかったもんじゃない。」
双星「・・あ、こんなところに100%俺が募金するお金を使ってくれそうな人がいる!」
?「え?私?」
双星「いやー実に有効な募金だ!習い事?妹さんの学費?存分に使ってくれるとおじさん嬉しいな!」
?「え、でも、私・・」
双星「情けは人の為ならずって言ってね、お嬢さんが大人になったら困っている人を助けてあげてよ。」
双星「お嬢さんが誰かを助ける。その人が他の誰かを助ける。その人がまた他の誰かを助け・・もし俺が困ったとき、きっと誰かが助けてくれる。」
双星「幸せのバトン、お願いできないかな。」
?「・・・・わかりました。確かにバトン受け取りました!」
・・
・・・・
俺はダッシュで宿に帰り、布団に潜り込んだ。
・・おじさんじゃないもん。お兄さんだもん。
自分で言っておいてなんだが、まだ若いはず。29はおじさんじゃないよね?
あとお金・・なんで返してくれるって言ってくれたのに受け取らなかったんだああああああああああああああああ
・・
・・・・




