51武闘大会2
馬「おい知ってるか?また武闘大会があるんだぜ。」
馬「お前も出るのか?」
大会があるのも知らなかったけど・・
俺はこうやって馬の世話をしてお金をもらえるだけで十分だよ。
危険なのもう嫌。
双星「なんで馬が情報通なの?」
馬「騎馬隊の連中が訓練のときに話すのが聞こえるんだよ。」
馬「連中の中にも参加したがってるのがいるぜ。」
双星「それも100億の賞金が出るの?」
馬「んな大会をポンポン開けるわけねーだろ。賞金1億の中規模大会だよ。」
馬「でもさ、1億でも悪くないよな。オレも参加してやろうか。」
馬「どうせ馬は参加資格ねーよ。ま、参加できればオレが優勝するだろうがな。」
双星「いや無理だろ。」
馬「勝負は時の運。誰が勝つかわからないから楽しいんじゃねーか。」
馬「じゃあさ、お前は・・勝って当たり前だったのか?こないだの大会。」
双星「俺が間違ってた。」
実力以外の要素がなにかあるよな。うん。
双星「もう嫌というくらい知名度上がったし、俺は参加を見送るかな。」
参加したら、どうせまたないことないこと噂されたり記事にされてりするだろうし。
馬「いいじゃん出ろよ。」
馬「みんなの予想を裏切って予選敗退もOKだ。」
それ参加する意味あるの?
・・
・・・・
双星「というわけで、大会があるらしいね。」
メイド「武闘大会なんて危ないです。参加しなくて済むならそれに越したことありません。」
ダークエルフ「世の中いつでも危険を孕んでいる。危険を避けてたら危機を乗り越える強さが身に着かない。」
メイド「世の中にある危険を取り除いていけばいいんです。誰でも安心して生きていける世界にしていくのが大事なんです。」
ダークエルフ「無理だな。人間そのものが危険だ・・人類が絶滅すれば解決するかな。」
メイド「ダークエルフという危険もありますよね。」
あ、これ全員死亡ENDに行きそう。
こんこん。
双星「ま、まぁ。とにかく俺は出る予定ないから。」
メイド「そういえば、前回の大会中に来てたラッキー協会ってどうなってんでしょうね。」
ダークエルフ「100億のうち8割よこせだの、決勝を棄権しろだの無茶言ってたやつらか。」
双星「そういやさ、100億で買った土地は返したけど、100億は国に渡したままなんだよね。」
結局100億もらってないのと同じ状態。
こんこん。
メイド「ひどい話ですよね!王様に慈悲はないのでしょうか!?」
ダークエルフ「革命起こすなら全力で手伝う。」
双星「いやそこまでは・・」
メイド「辛いなら私が慰めてあげますからね。」
メイドさんが前から抱きついてきた。
こんこん。
ダークエルフ「なら私も。」
ダークエルフさんが後ろから・・お、俺の後ろ頭を優しく包んでくれているのは、む・・胸か?
ああ、もう100億も世界もどうでもいい。今が幸せならそれでいいじゃないか。
がちゃ。
受付「毎日そんなことしてるんですか?」
ヒミカ「いい御身分だな。」
双星「うわぁ!ヒミカさんに受付のおねーさん!?いつの間に?」
ヒミカ「何度もノックした。声は聞こえるのにおかしいと思って開けたのだ。」
受付「ひどいです双星さん!私というものがありながら!慰謝料ください!」
双星「・・受付のおねーさんとはなにもありませんでしたよね?」
受付「慰謝料もらえれば文句はありません!」
知ってる。
ダークエルフ「私たちが部屋の中で双星となにをしようが勝手だ。お前らの所有物でもないのだからな。」
メイド「zzz」
あ、メイドさんが俺に抱きついたまま寝息を立て始めた。
ベッドに連れていくことにした。
ヒミカ「双星は・・・・く、国に仕えているのだから、国のものと言っても過言ではない。自由など認めん!」
そんなバカな!
ダークエルフ「いつでもあんな下働きやめてもいいんだぞ。早々に腐敗したお前らの仲間にされるのは不名誉だ。」
ヒミカ「我らは国のため民のため尽くしている!腐敗などと言われる筋合いはない!」
ダークエルフ「お前の隣にいるやつもそうか?」
受付「え?」
ヒミカ「・・く、なにも言い返せない!」
受付のおねーさん・・腐敗って言われてますよ。
ダークエルフ「それに双星は土地を返したのだから、100億も双星に返すのが道理だろう。」
ヒミカ「それについては私も王へ進言してるのだが・・返すのを渋っててな・・すまん・・」
あ、ヒミカさんが目を逸らした。
ダークエルフ「早くやるべきことをしてくれ。でないとブラスト様に顔向けもできん。」
ヒミカ「ああ。」
双星「ヒミカさんも大変なんだよ。あまり無理言わないであげて。」
ダークエルフ「わかってる。腐敗というのは根深いところで行われている不正のことだ。もっと中枢のな・・」
受付「じゃあさ、みんなで革命しましょう。」
双星「・・いやそれはちょっと・・」
受付「次の新女王は私がなりまーす♪」
腐敗するの確定じゃないですかやだー。




