45真剣衰弱勝負!(勝負になってない)
向こうから3名、こっちはメイドさんとダークエルフさんと俺の3名。
楽しく遊ぼう!
信者「先行は譲ってあげますよ。出番がないとかわいそうですからね。」
ダークエルフ「やはりなにか仕組んだな?」
信者「私は宣言する!次の私の番ですべてのカードをとる!!!」
おおお、と周りが盛り上がる。
完全に細工していると思うんだけど、観客は気にしないのかな。
信者「さあどうぞ。まずはお手並み拝見。」
双星「よーしがんばるぞ。」
メイド「全部とっちゃってください。」
ダークエルフ「すぐ終わらせろ。」
双星「無理。」
真剣衰弱って、すぐ終わるようなゲームじゃないでしょ。
カードを二枚めくる。
あ、揃った。
信者「な!?・・ふふふ、中々やりますね。」
双星「運がよかった。」
次、二枚めくる。
また揃った。
観客から感嘆の声が聞こえる。
信者「・・こ、こういうことも稀にありますよね。」
双星「ですよね。偶然って怖いです。」
次、二枚めくる。
・・また揃っちゃった。
観客の方からオーっと声が上がる。
信者「・・」
メイド「・・」
ダークエルフ「・・」
双星「えっと、揃ったからまためくりますね。」
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
観客の方からは、笑い声や応援の声が大きく聞こえるようになった。
信者「ま、まぐれですよ。」
双星「ですよねー。」
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
二枚めくる。
揃った。
信者「・・」
メイド「・・」
ダークエルフ「・・」
観客「・・」
なんか、静かになったな。
二枚めくる。
また揃った。
信者「い・・イカサマだ!」
ダークエルフ「お前らが用意したカードで、お前らが配置したんだ。お前らじゃあるまいし、イカサマなど不可能だ。」
双星「偶然ですよ。」
信者「偶然・・だと・・」
観客「おいあいつまさか・・」
観客「ああ。この間の大会で・・」
観客「偶然を装う天才・・」
観客「双星だ!!!」
観客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
いきなり観客が盛り上がった。
観客「やばい、やばいって。ラッキー協会より運がいいとかウケるんだけど!」
観客「うわラッキー協会超無様~」
観客「相手が悪いよなー。ま、全部双星の計画なんだろうけど。」
いわれのない中傷を受けてる気がする。
観客「ラッキー協会がかわいそうだからわざと間違えてやれよー。」
当たりがわからないのにわざと間違えるってできるもんなの?
適当に二枚めくる。
揃っちゃったし。
また観客がドっと湧いた。
メイド「全部もってかれましたね。」
ダークエルフ「相手の得意分野で真っ向勝負して打ち破る。観客からは爽快だろうな。」
なんで全部当たるんだろう。強運?それとも・・俺が選んでいるように見えて、誰かが俺を操ってる?
だとしたら、俺の意思を消してみよう。
俺は目を閉じた。
そしてカードを・・あれ、カードどこだ?
観客「おい目を閉じ始めたぞ。」
観客「カード見つかんないでやんの。」
あった。1枚めくる。
ここかな?もう1枚めくる。
歓声が聞こえた。
目を開けると、カードが揃ってた。
観客「芸が細かいなぁ。」
観客「全部もうわかってやってんだぜ。」
観客「見ろよラッキー協会(笑)の顔。サルみたいに真っ赤だぜ。」
双星「あのー、ここまで当てるつもりないんですよ。」
観客の方から笑いの渦が発生した。
観客「当てるつもりないとか。なにしたいんだよ真剣衰弱で。」
観客「そりゃあれだろ。ラッキー協会をからかいたいんだろうな。」
観客「高度な情報戦(笑)」
うーん、ラッキー協会の人たちの表情が怖い。
ここらで外したいんだが。
あ、また揃った。
当てるより外す方が難しいってどんな理屈だよ!
カード「双星さん双星さん。私をめくってください。」
お、天の助け?
カードをめくった。
カード「双星さん双星さん、次に私をめくってください。外すことができます。」
サンキュー助かるよ。
カードをめくった。
揃った。
カード「てへぺろ。」
絶対許さん。
その後も全部揃えてしまい、結局全部のカードを集めてしまった。
・・
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