41準備
いー部屋だ!
双星「ってベッドひとつしかないけど、ひとりひと部屋?」
ダークエルフ「炎の山へ行くのはお前だけになる。」
双星「え?」
ダークエルフ「お前が逃げないよう人質をとらされるだろう。当然メイドになるが、ひとり残したら殺される可能性もある。放ってはおけない。」
メイド「だ、大丈夫ですよ!私なんかいいですからダークエルフさんは双星様を助けてあげてください。」
ダークエルフ「だめだ。誰ひとり欠けることなく帰るぞ。」
ダークエルフさん主人公なります?俺脇役でいいし。
メイド「双星様・・ごめんなさい。」
双星「いやいいって。俺ひとりで平気さ。」
メイド「・・」
メイドさん気にしてるな・・でもなんて慰めればいいんだろう・・
カーペット「そこのダークエルフにも役目がある。お前が指示しろ。」
え?
カーペット「第一王子の病気は人為的なものだ。病気になる薬を大臣が取り寄せてたから、証拠になるものを確保させとけ。」
カーペットまで手伝ってくれるのは嬉しいけど、自分たちで解決してくれたらもっと嬉しかった。
カーペット「オレたちは動けないし、人間は共通語を知らない。どう解決しろと?」
それもそうだ・・共通語?なにそれ?
双星「えっと、ダークエルフさんには残ってやってほしいことがあるんだ。」
俺はカーペットから教えてもらったことを伝えた。
あとは・・寝るだけだな。
・・
・・・・
メイド「双星様、時間です。」
双星「ん・・8時間は寝てたい・・」
ダークエルフ「睡眠時間は6時間以上、1.5時間単位で目覚めるのがいいぞ。8時間より7.5時間か9時間がお勧めだ。」
メイド「今はそんな寝てられません!」
ああ、出発の時間か。
うわぁ、すっげえやりたくない。寝てたい。
ベッドがさ・・すごーいふかふかなんだもん。
メイド「眠気覚まし必要ですか?」
双星「うん、お願い。」
パシーン!
メイド張り手がさく裂した。
メイド「ご、ごめんなさい大丈夫ですか!?思ったより強くしちゃった!」
双星「大丈夫、おかげで目が覚めたよ。」
なるほど、これがご褒美か。
ダークエルフ「荷物は用意しておいた。私からは魔法アイテムの氷の壁だ。ドラゴンのブレスを一度は防げる。」
メイド「私はたくさん食事を用意しました。ドラゴンが食べてる隙に逃げてください。それと傷薬と非常食。」
双星「ありがとう・・よし、行ってくるか!」
死んだらどうしようかなぁ・・というかメイドさんとダークエルフさんはどうなるの?
カーペット「殺されるに決まってるだろ。」
・・失敗は許されない、か。
なんでこんなことになったんだろう。俺はただ毎日を平和に過ごせればよかったのに。
カーペット「お前が全部支配すればいい。この国も他の国も、世界を支配して、お前が平和な世界を作れ。」
カーペット「他人が作った世界は理不尽で当然だ。」
・・俺が・・世界を支配?
冗談だろう・・?
・・
・・・・




