39変装、人買いと奴隷
行きたくなかったけど、仕方なく行くことにした。
行かないと延々と暗殺者送られるって言うんだもん。
はぁ・・
メイド「でもヒミカ様が支度金くれたんですよね?100万も。」
ダークエルフ「軍人女じゃなくて、国王がな。」
双星「100万って多いのか少ないのかわからん。服飾費だよね?」
ダークエルフ「いや。大会賞金を払いたくないからだろ。殺されに行けって意味。」
・・うわー。
双星「俺、死ぬの?」
ダークエルフ「私が阻止する。」
きゃーダークエルフさんかっこいい!頼りにしてます!
ダークエルフ「さて、そのまま行けば即殺される。必要なのは?」
武装?
メイド「変装ですね。」
ダークエルフ「その通り。私たちだと気付かれず、なおかつ違和感ない変装をしないとだめ。」
このメンバーで変装・・
双星「人買いと商品?」
ダークエルフ「・・」
メイド「・・」
いやだって、メイドさんかわいいし、ダークエルフさんも綺麗だしエロい身体してるから・・
ダークエルフって希少だし。
ダークエルフ「ならそれで行きましょう。」
メイド「いいんですか?」
ダークエルフ「双星の希望を叶えるのが私の役目。夜の生活を希望するなら・・そちらも叶えてあげるわ。」
超魅力的な話だけど、メイドさんが睨んでいるのでちょっと無理です!
こうして、俺たちは変装して敵地へ侵入することにした。
・・
・・・・
・・なんで俺が商品になってるんだろう?
ダークエルフさんが人買い、俺とメイドさんが商品となり、馬車に乗って敵地へ。
双星「やばい、この格好しっくりくる。」
メイド「貧しい生活でしたから、売られるとかリアルです。」
ダークエルフ「本当に売ってあげようか?」
メイド「双星様になら、私のすべてを売ります。」
それ、今までとなにが違うんだろう?
双星「奴隷ってどんなもんなんだろう?色々やばい噂話は聞くけど。」
ダークエルフ「主人次第。癇癪持ちのキチガイとかだと悲惨。」
ダークエルフ「だが、奴隷を財産だと理解している者なら不自由ない生活を送れる。勉強も教えてくれることもある。」
双星「勉強なんて奴隷に必要なの?」
ダークエルフ「奴隷とは主にとって財産。質の高い奴隷を所有することは、主の価値をも押し上げる。」
ダークエルフ「勉強だけじゃない。専門技能の習得に金を出してくれたり、良い生活環境を与えられたりすることもある。」
メイド「奴隷って使い捨てのイメージでしたけど、違うんですね。」
ダークエルフ「優秀で忠実な奴隷なら、結婚相手の世話もする。将来性のある子どもを期待してな。」
メイド「優秀で忠実・・どれくらい優秀で忠実ならいいのですか?」
ダークエルフ「メイドくらい優秀で忠実なら問題ない。」
メイド「わ、私なんてまだまだですよ。」
ダークエルフ「奴隷も様々だ。主人を殺そうとする奴隷、盗みを働く奴隷、主人の子供をレイプしたり。」
ダークエルフ「奴隷は犯罪率も高い。仕方なく枷をはめたりムチで叩くこともある。」
双星「まーなりたくて奴隷になる人なんていないもんな。」
ダークエルフ「いや。自由な世界に放り出された元奴隷の中には、また奴隷になりたがる者も多い。」
ダークエルフ「世界は生活を保障しないが、奴隷は生活を保障されている。そして世界も奴隷もルールがあり束縛してくる。場合によっては奴隷の方がマシだ。」
ダークエルフ「そうだな・・良識ある主に仕えた良識ある奴隷は幸せになれる。だが多くの主も奴隷もそれを理解しない。」
双星「へーそうなんだ。」
メイド「ちょっと驚きですね。」
ダークエルフ「ただそんなケースほぼない。大抵どっちかがキチってる。」
双星「・・」
メイド「・・」
世の中って、うまくいかないもんだよね。
ダークエルフ「人間はキチガイだらけだ。まともな人間の方が少数派と言っても過言じゃない。」
メイド「双星様は少数派の方ですよ!」
ダークエルフ「わかってる。でなければ私は仕えない。」
なんか、照れちゃうな。
馬車は変わらぬ速さで敵国へ進んでいる。
馬車馬って偉いよな。人間より役に立つんじゃないのかと思うくらい。
馬「かわいい嫁さん紹介してもいいんだよ。がんばって働くよ。」
あ、レンタルなんで。雇い主に言ってください。
馬「そんなぁ><にんじんください」
・・
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