36馬の飼育員
しばらく休養して、俺は馬小屋で飼育員することになった。
ああ・・平和だな。
馬「体なまってるから走りたいんだけど。」
馬「もっとエサ食わせろ!」
馬「なあなあ、あの子とつがいになりたいんだが。」
馬が喋らなければもっと平和なのに。
おかげで世話しやすいけどさ。
ヒミカ「調子はどうだ?」
双星「ヒミカさん。ええ順調です。それにしても、この国の馬って喋るんですね。」
ヒミカ「・・お前はいきなりなにを言ってるんだ?そんなわけないだろう。」
双星「え?でも・・」
馬「おい飼育員。ヒミカ様がオレに乗るよう頼んでくれ。」
馬「あ、次オレ!オレ!」
馬「ふふ、飼育員の腕の見せ所だぞ。」
もしかしたらこういう鳴き声なのかも・・んなわけないか。
この国なんかおかしくない?
はっ、異変は俺ではなくこの国なのかも。だからおかしいことが何度も起こる。
きっとそうだ!
ならば俺のすることはひとつ。
双星「ヒミカさん、馬たちがヒミカさんに乗ってもらいたいそうですよ。」
この環境になれることだな。
環境に適応することって大事だと思う。地元を飛び出して数年、俺はそう悟ったよ。
外国には外国の文化がある。外国に来た以上、俺はそれを尊重したい。
だから馬が喋っても気にしない。きっと文化だ。
ヒミカ「まぁ構わんが、お前は馬の気持ちがわかるのか?」
双星「飼育員ですから。ある程度は。」
馬「乗ってもらうなら男より女だよな!」
馬「柔らかいケツがたまらん。」
馬「ヒミカ様、乗った後で撫でてくれるんだがその優しさときたらもう・・最高です!」
ヒミカさんは人間からも動物からも慕われてるんだなぁ。
俺もせめて動物からは好かれたい。
馬「だが断る。」
飼育員権限で馬刺しにできないかな?たぶん無理だろうけど。
・・
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