26八回戦(決勝戦)
次の日。
双星「出ないと決めてたけど、試合の日だからか落ち着かない。」
ヒミカ「さてどうなるか・・恐ろしさとわくわくの両方の気分だ。」
俺は恐ろしさ90%かな。それでも10%はわくわくできるんだから人間って不思議。
がちゃ!
受付「双星さん!なにしてるんですか!!!」
双星「あれ?受付のおねーさん・・お仕事は?」
受付「もー早く試合会場に来てください!」
ヒミカ「連絡はしたはずだ。双星は棄権するとな。」
受付「でもそれは対戦相手も棄権するって話だったじゃないですか。来てますよ対戦相手!」
双星「え?」
ヒミカ「・・」
受付「騙されたんですよ。100億がかかってるんですから、きっと何重もの罠に嵌められたんです。」
双星「どどどどういうこと?」
ヒミカ「・・ふたつのラッキー協会がグルだとしたら・・か。」
ダークエルフ「言われてみれば、やってくる順番が同じだったな。」
双星「俺にもわかる説明をお願いします!」
ダークエルフ「最初に無愛想、横柄な使者を寄越してこちらを不快にする。その後で誠実な使者を送ると信頼されやすい。」
ダークエルフ「アホみたいに最初の使者を信じて優勝すれば80億、次の使者を信じれば棄権すれば対戦相手からいくらかもらえるって寸法だ。」
ダークエルフ「対戦相手がグルの可能性も考えた方がいい。」
双星「そんなぁ。」
受付「ほら!だから早く試合会場へ行きましょう!そして私に100億を!」
最後のはないけど。
双星「じゃあ行くか。勝つかはわからないけど。」
ヒミカ「なんだかんだで勝ちそうな気はする。」
受付「100億!100億!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
突然、窓の外で爆発が起こった。
ヒミカ「敵?いや遠い・・」
受付「あ、あれって・・試合会場の方じゃないですか?」
窓から見ると、試合会場が・・なくなっていた。
「運のない対戦相手だこと」
声が・・聞こえた気がした。
受付「いやー私の仕事場(金)がー!」
大変なことになった。
双星「すぐ行こう!怪我人や二次災害が起こるかもしれない。」
ヒミカ「うむ、急ぐぞ!!」
メイド「た、大変なことになりました・・」
ダークエルフ「(もしかしたら・・貴重なものが手に入るかもしれない・・)」
・・
・・・・
現地へ行くと、試合会場はクレーターになって煙が上っていた。
ヒミカ「すぐ被害状況を確認しろ!それと近くの病院へ急いで行き、急患の受け入れの準備を要請するのだ!」
兵士たち「は!」
現地に駆け付けた兵士たちにヒミカさんが指示を下す。
メイドさんは作業している人たちにお茶や手ぬぐいを配っていた。
ダークエルフさんは・・あれ?見当たらないな。一緒に出たはずだけど。
俺はガレキの撤去にあたっていた。
もしかしたらこの下には誰かがいるかもしれない・・一刻一秒を争う事態であることに恐怖を感じながら・・
受付「双星さん!こっち!こっち来てください!」
双星「は、はい!」
受付のおねーさんの呼びかけに応じ向かう。
・・・・
双星「ここは?」
受付「ちょうどここで試合するんですよ。」
はぁ。
受付「はい試合の時間になりました。対戦相手不在のため、双星選手の優勝です。」
受付「わーい100億だー。」
ちょ、それどころじゃないでしょ!!!
・・
・・・・




