224奪われた過去(高等部)
次は・・高等部か。
佐藤さん美少女だ・・
双星「しかし、なぜ男子学生服?」
佐藤「どんな格好しても自由でしょう?」
佐藤「双星さんはセーラー服を着てみませんか?」
双星「いいえ。」
佐藤「ブレザー派でしたか。」
双星「は・・いいえ。」
・・
・・・・
ここは・・トイレ?タバコ臭い。
生徒1「・・」
生徒2「誰だ!?なんだお前かよ。」
生徒3「ちぇ、よそ行こうぜ。」
生徒4「先公かと思ってびびっちまったぜ。」
生徒5「うっわ、お前先公なんかびびってんの?だっせー。」
生徒4「ちっっげーよ!」
生徒1「・・」
先生「ん!?なんだここは!タバコか!?お前タバコを吸ってたのか!?」
生徒1「吸ってません。」
先生「じゃあ誰が吸ってた!?」
生徒1「・・」
先生「ほら言えない。お前が吸ってたからだ!」
・・
佐藤「中学時代のことがあったから、言えなかったんですね。」
佐藤「また孤立しないように・・」
双星「・・忘れた。」
佐藤「(目が死んでる・・やっぱこのルートは無理ありますよ・・るーしーさん)」
・・
・・・・
生物教師「花に水をあげてるの?」
生徒「・・ここの花壇はいつも日かげです。」
生徒「人が手をかけてあげないといけないんです。」
生物教師「人が植えるとそうなるわ。」
生物教師「でもね、日なたを好む植物と、日かげを好む植物があるの。」
生物教師「日なたを好むのはヒマワリや松の木。」
生物教師「日かげを好むのは蘭やシダね。」
生物教師「生き物が育つには、適した環境が必要なの。」
生物教師「人が手をかけて育たなかったら・・それは人のせい。」
生徒「人も・・育つのに適した環境がありますか?」
生物教師「あるわ。」
生物教師「人は誰もが他人の影響を受ける。」
生物教師「立派に成長する環境を整えるのが大人の役目。」
生物教師「悩みがあったら、いつでも相談してね。」
・・
佐藤「初等部ならともかく、高等部になれば女性として意識してますよね?」
双星「・・まぁ一応。でもこの先生は婚約者がいたから別に・・」
佐藤「一説によると、既婚者はより魅力的に見えるそうですよ。」
双星「誰の説ですかそれ。」
それに先生はまだ婚約段階だから。
邪魔しちゃ悪いよ・・それに、俺なんかじゃ・・
・・
獄獅「やあやあ先生、飲みに行きませんか?」
生物教師「ふたりでですか?すみません、今はそういうの断っているんです。」
獄獅「そういえば結婚するんでしたっけ・・ですが、いいんですかねえ・・」
生物教師「何がですか?」
獄獅「実は先生の婚約者さん・・ああいけない、つい口が滑ってしまいそうだった。」
生物教師「あの人が何か?」
獄獅「いえちょっとした過去の恋愛話ですが・・ああ興味ありませんよね。」
生物教師「知りたいです。教えてください。」
獄獅「ここで話すのもなんですし、ふたりきりで・・ね。」
・・
双星「先生の幸せを壊すなあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
佐藤「双星さん落ち着いてください。接敵は他の人のいないところで・・先生を巻き込んでしまいますよ。」
双星「あいつ・・絶対に許さない。」
佐藤「(温厚な双星さんを怒らすなんて・・しかし、逆恨みでここまでやりますかね・・)」
・・
・・・・
双星「追い詰めたぞ!ここで終わりにする!」
獄獅「よお、いい感じになって来たじゃないか・・これなら大学部と職場の方はしなくて良さそうだな。」
双星「どういう意味だ?」
獄獅「我慢できないのはこっちも同じでね・・」
獄獅「ついて来いよ・・双星、お前ひとりでな。」
俺だけ?
佐藤「双星さん、これを・・元々、双星さんが使うために調整されたものです。」
星恋さんが佐藤さんに渡した魔剣・・
でも、俺が使うためにって・・?
獄獅「早く来い!過去がいらないのか!」
俺の過去自体は別に・・
獄獅「あー、お前は大学部でもぼっちだったんだっけ。」
獄獅「でも綺麗な先輩に誘われて潰れかけのサークルに入ったんだよな。」
双星「あ、ちょ、その話は!」
獄獅「なんでもハイハイとパシリするお前は、影で笑われていたなあ。」
獄獅「それを知ってもパシリし続けるのはどんな気分だった?」
双星「い、いいだろ別に!そんなこと!」
獄獅「ぼっちよりパシリの方がマシだったか?でもなあ・・その先輩が部室でしてたことは・・」
双星「わかったから、すぐ行くって!」
俺は佐藤さんから魔剣を受け取り、男の後を追った。
佐藤「ご武運を・・あとは、タイミングですね。」
・・
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