223奪われた過去(中等部)
場面が変わり・・佐藤さんが成長している!
十代前半ってとこか。なんか・・男っぽい?
あれ?初等部の頃は完全に女の子な気がしたのに・・あ、俺も少し大きくなっている。
佐藤「初等部の過去は元通りになったみたいですね。次は・・中等部ですか。」
双星「帰りたい・・」
佐藤「さすがに教師は変わるでしょう?」
双星「・・どうだったかな・・思い出したくない。」
佐藤「(これ、最後まで持ちますかね・・?)」
・・
・・・・
生徒1「お前がチクったんだな!」
生徒2「タバコくらいで先公にチクんなよな!」
生徒3「親が呼び出されてすっげー怒られたんだからな!」
生徒4「タバコは体によくないよ。やめた方がいい。」
生徒1「は?お前ふざけんなよ!」
生徒2「そんくらい知ってんだよ!その上で吸ってんだ!」
生徒3「この・・チクり魔が!」
・・
双星「・・ああ、こんなこともあったな・・」
佐藤「(これしか無難そうなのが無かった・・)」
双星「ここから色々あったな・・俺の物が無くなったり、他のやつの物が無くなって俺の持ち物から見つかったり・・」
双星「そのうち誰も話しかけなくなって、俺も話しかけづらくて・・」
佐藤「えーと次へ行きましょう。敵は双星さんの幸せを狙ってきますよ。」
幸せなんて・・あったっけ・・?
・・
・・・・
体育教師「はいOK。14秒59、ついに15秒切ったわね。」
生徒「は、はい。ギリギリですが。」
体育教師「ギリでもいいのよ。ちゃんと記録しとくから、これがあなたの実力よ。」
生徒「はい!」
・・
佐藤「・・年上好き?」
双星「うーん、あまり自覚はないんだけどなぁ。」
走っている間は気楽だ。余計なことを考えずに済む。
佐藤「ちなみに初等部の頃は部活やっていましたか?」
双星「まぁ、吹奏楽部をちょっとだけ・・」
佐藤「ちょっとだけ?途中でやめたんですか?」
双星「卒業までやりましたけど・・へたくそで・・吹奏楽って合奏なんですよね・・」
双星「部活って基本うまい人が多いから、並以下は肩身が狭かったです。」
双星「というか昔は・・やめるって概念を知らなかったんですよね。」
佐藤「と言いますと?」
双星「大人の言うことは絶対で、部活は強制だったから、絶対にやめちゃいけないって思っていました・・」
佐藤「洗脳、ですね・・あ、来ましたよ。」
・・
獄獅「暑いのに大変でしょう、スポーツドリンク用意しましたよ。」
獄獅「もちろん生徒の分もありますから。」
体育教師「あら、いつもありがとうございます。」
獄獅「聞きましたよ。よその学園の部活で不祥事があったそうですね。
獄獅「そのせいで、まったく無関係なあなたまで責められていると。」
体育教師「生徒の親御さんからしたら、よその学園もうちも同じなのよ。」
体育教師「でもそれは子供が大切だから。」
体育教師「その気持ちは痛いほどわかるの・・だから私は精一杯やるだけやる。それしかできないの。」
獄獅「ええ、ええ、わかります。先生とは熱い教育論を交わしたいですね。」
獄獅「どうですか?いい店がありますので・・ふたりだけでゆっくりと・・・・」
・・
佐藤「ああやって双星さんの居場所を奪っていくんです。」
佐藤「この後どうなるか聞きますか?」
双星「・・いやいい、あの男を倒そう。」
そうすれば解決するんだよね?
・・
・・・・
ザッ。
獄獅「・・やっと来たか。無能な人間が。」
双星「俺の過去を返して!」
あまりいい過去じゃないけど。
佐藤「今なら心変わりしてもいいですよ。神様はお優しいですから、許してくれます。」
獄獅「バーカ。神なんていねえよ。」
獄獅「魔物よ、こいつらを始末しろ!」
男は魔物を召喚した。
獄獅「じゃあな。しつこいやつは嫌われるぜ。」
双星「待て!」
追いかけようとするが、魔物が立ち塞がった。
魔物「ここは母さん!」
父さんだと思います。
佐藤「通さんですよね?」
双星「く・・なんて高度なひっかけ・・」
戦闘態勢に入ろう!
双星「創造の力よ!」
俺はヘルメットを女の子に変えた。
そして短剣を構える・・いや。
双星「そ、創造の力よ!」
初等部で手に入れた羽も使ってみた。
一枚の羽は、羽の生えた女の子に変わった。
羽の女の子「ラララ・ルー♪」
佐藤「ハーピィですか。それにしても・・創造の力を使いこなしていますね。」
双星「特に難しい感じはしませんけど。」
願えばすぐ応えてくれますよ?
魔物「イクぞ!」
ヘルメットの女の子「森の精霊エントよ、私たちを守りたまえ!」
地面からツルが生え、魔物に絡みついた。
魔物「う、動けん!」
羽の女の子「ルルル・ラー♪」
佐藤さんの攻撃力が上がった。
俺の攻撃力が上がった。
ヘルメットの女の子の攻撃力が上がった。
羽の女の子は歌って満足した。
サポートが充実して来たなぁ・・俺たちは魔物を倒した。
魔物は消え、鋭い爪が残った。
これは・・強そう。
佐藤「では次へ行きましょう。」
双星「気が重い・・そういえば、心変わりしたら神様は許してくれるんですか?地獄へ堕ちたりは?」
佐藤「そうですねぇ・・地獄は更生施設みたいなものなんですよ。なので、心から更生したらそれでいいんです。」
佐藤「すべての人が救われるのが前提ですから。」
双星「苦しんだ被害者は?」
佐藤「それは別の形で救いがあります。皆が救われますのでご安心を。」
それならいいのかな・・いいのか?まぁわからないけど、神様のルールに口出しするのは・・なんか違う気がする。
・・
・・・・




