220いつもと違う日常
次の日。
んー・・・・ここどこ?
目を覚ますと、知らない宿でひとり目覚めた。
メイドさんは?ダークエルフさんは?昨日も一緒に寝たと思ったんだけど・・
外を出歩くと、A国なのはわかった。
・・宿に戻るか。
・・
・・・・
いつもの宿へ到着。
中に入るといつもの食事処。
いつものメンバーがいる・・るーしーさんはいないけど。
モルダー「おやお前は・・どっかで見たような気が・・」
コード「ボケるには早くねーか?こいつは双星だ。去年武闘大会で準優勝だったやつだぞ。」
ん?
モルダー「そういやそうだった。準優勝したやつのことなんて覚えてないよな。」
え?え?
アルファ「その準優勝者さんが何か用かしら?」
ゴッド「・・」
タヌキ「おいおい、まさか前回に続き今回の武闘大会で優勝した【獄獅】にリベンジか?」
麗しのミルキーウェイ「やめときなさい。あなたが敵う相手じゃないわ。」
・・何の話?
双星「えーと、メイドさんとダークエルフさんに用なんですが・・います?」
モルダー「それなら部屋にいるぞ。獄獅さんを怒らせないようにな。」
なんで俺のこと覚えていないの?
それに準優勝?
あれ?もしかして今までのことは全部夢だった・・?
と思ったけど、俺の実力じゃ準優勝も無理だよな。なにかおかしい。
・・
・・・・
とりあえずいつもの部屋のドアを開ける。
中にはメイドさんとダークエルフさん・・それと、見知らぬ男がひとりいた。
メイド「どちら様でしょうか?」
ダークエルフ「ノックをしないのは失礼じゃない?」
え?
獄獅「オレ様の部屋に勝手に入んなよ。ほら出てけ。」
俺は部屋を追い出された。
???
・・
・・・・
再び食事処に戻る。
モルダー「お、どうだった?」
双星「どうもこうも、よくわからなかった。」
モルダー「?」
コード「悩み事か?格安で相談に乗るぜ!」
アルファ「相談なら女性の方がいいんじゃない♪」
ゴッド「・・」
麗しのミルキーウェイ「ゴッドが黙るなんて珍しいわね。どうしたの?」
ゴッド「・・精霊が脅えている。」
麗しのミルキーウェイ「?」
ミラクル・ゴッドさんは何か感じ取っている?
・・
・・・・
とりあえず受付のおねーさんのところへ行こうと宿の外へ出ると・・なにか来る!
E国で得た相手の位置がわかる力。
街中じゃ使いどころ少ないけど・・すごい速さで移動しているのがあればさすがにわかる。
逃げないと!
今なら決勝戦のバフが残っている。
いや、だめだ!
人の多い街中で全力移動したらまずぶつかる。
となれば・・上、か。
俺は、地面から塀、塀から屋根へと飛び移った。
・・昨日の重心を意識した修行が役に立っている。
でなきゃ塀に乗ろうとして窓まで行っちゃうと思う。
あっ・・バフの効果が切れ始めた。
数分かけて連続使用してたから、数分かけて徐々に効果が無くなっていくと予想。
・・
・・・・
俺は屋根から屋根を移動しながら走り逃げる。
徐々にバフの効果が無くなっていくのがわかる。
これまではバフの効果が高すぎて必要以上に力を抑えていたけど・・
今の感じ・・全力を出しつつ自分を制御できてる!
そうか、この感じが重心のとり方なんだ。
なんとなくわかってきた気がする。
・・なんだけど・・さっきからすごい速さで近づいて来ていたやつ・・
俺の真後ろにいる。
全力で逃げているのに・・つかず離れず距離を保っている。
なんだ?何者だ?
後ろを見たい衝動に駆られる。
でも・・見てはいけない気がする。
しかしバフがそろそろ完全に切れる。
そうすれば、屋根から屋根に飛び移るなんて芸当できない・・
俺は・・・・意を決して後ろを見た。
・・・・
こいつは生き物の類なのだろうか?
・・顔に相当する部位がなかった。
「シネ」
トンッと、ほんの少し体を押された。
しまった・・それだけで俺はバランスを崩し、屋根から落ちる。
悪魔王「はいキャッチ。」
悪魔王さん!?
超神「邪悪の遣いは死んでどうぞ。」
超神さんが、俺の後ろにいたやつを倒した。
超神「キーアイテムゲットね。」
悪魔王「神の力を借りるわよ。」
神の力?
悪魔王「エンペラーズスキル発動!タイムトラベラー!」
まばたきした瞬間、場面が変わった。
別の場所に移動?
ここは・・A国じゃない・・俺の故郷・・・・E国!?
悪魔王「はい、これ任せるわ。」
超神「私たちは時間稼ぎしてくるから。」
佐藤「よろしくお願いします。」
あれ?ラッキー協会の佐藤さん?
でも・・かわいいぃ!小学生くらいになってる。
これは間違いなく女の子だ!
超神さんと悪魔王さんは、再びどこかへ行ってしまった。
・・
・・・・




