218年収を2倍に!
宿の食事処へ行くと、俺を訪ねて来た人がいた。
見たところ俺と同じくらいの男の人。
双星「部屋には来ないのですか?」
男「信者の方に止められてしまって・・」
信者「見知らぬやつは通さん!」
頼もしいというか、そんなことする権利ないよね?頼んでないし。
双星「まぁ、何の用ですか?」
男「実は・・恋をしてしまいまして。どうかご高名な双星さんに相談したくて・・」
・・恋愛経験0ですがなにか?
男「軍には、以前双星さんに相談した方がいたそうで。」
男「とても親身になってくれて、問題を解決してくれたと聞きました。」
ああ、女子高生と付き合う方法とか話したあれか。
結局ヒミカさんがいるからって軍で働くことで落ち着いたけど。
男「もうここしか頼るところはなくて・・どうか、よろしくお願いします!」
双星「と、言われましても・・今どこまで進んでいるんですか?」
男「近所の方で、面識がある・・という程度でして・・」
双星「あなたは何をしている方ですか?」
男「はい、冒険者ギルドで事務員をしています。」
双星「相手の方は何をしている方なのかわかりますか?」
男「学生です。」
おや、また女子高生と付き合う方法を語らないといけないの?
双星「あなたの年齢は?」
男「35です。」
年上だった。
双星「相手の方の年齢はわかりますか?」
男「14です。」
女子中学生やーーーーーーーーーん!!!
モルダー「・・おい双星、そいつヤバいやつだから関わらない方がいい。」
コード「お前まで逮捕されるぞ。」
アルファ「警察呼ぶ?」
タヌキ「あ、ヒミカ様で頼む!」
麗しのミルキーウェイ「軍人を呼んでどうするの?」
罪を犯す前に逮捕はちょっと・・
双星「えーと、14歳が好きなんですか?」
男「違うんです!あの子じゃないとダメなんです!年齢とか関係ありません!!」
モルダー「ロリコンはみんなそう言うんだぞ。諦めろ。」
コード「どう考えても脈ないぞ。」
男「そんなことありません!彼女とは朝の出社時によく会いますが、笑顔で挨拶してくれるんです!!!」
もしかして可能性はある!?
アルファ「女は興味ない男には笑顔で無難に接するわよ。」
麗しのミルキーウェイ「1対1で考えている時点でダメ。親御さんの教育がいいからだとわからないの?」
・・なるほど。
男「く・・誰に相談しても無理だのやめろだの・・私の気持ちは本物なんです!!!!!」
モルダー「現実を見ろ!35の男が14の子供を好きだなんて、異常すぎる!」
双星「まぁ年齢は関係ないと思いますよ。」
男「ですよね!」
双星「あなたは他の人に比べて魅力的だと言えることがありますか?」
男「彼女への愛なら誰にも負けません!」
双星「もし彼女が専業主婦になりたいと言ったらどうしますか?」
男「願いを叶えます!」
双星「では、今の年収を2倍にしてください。」
男「・・は?なんで?」
双星「歳の差は21歳あります。そして一般的に、男性は女性より短命です。」
双星「あなたが亡くなってから20年以上、彼女さんは無収入になるかもしれません。」
双星「もしあなたが彼女さんを本当に愛しているというのなら、まず年収を2倍以上にしましょう。」
双星「期間は4年です。いくらでも高くて構いませんよ。」
男「えええええ」
男は急いで年収を増やしに向かった。
モルダー「できんのかあれ?」
双星「さぁ。でも4年経てば相手の人も18になるから・・付き合ってもそう問題ない年齢だと思うよ。」
歳の差は変わらないけど・・変えようがないし。
双星「もし年収2倍にできれば・・それはそれですごくない?」
双星「自慢していいくらいだし、きっとモテるよ。」
アルファ「そううまくいくかしら?」
まぁ、後始末は4年後の俺に任せるか!
タヌキ「でもさ、双星なら年収2倍とか1日でやっちゃいそうだよな。」
コード「いや、1時間で十分だろうよ。」
双星「さすがにちょっと・・」
無理でしょ。
ヒミカ「邪魔するぞ。ちょうどいい、双星、お前に用事だ。」
タヌキ「やったあヒミカ様だ!」
双星「今度はどんな厄介事ですか?」
ヒミカ「辞令だ。」
辞令っていうと、人事異動や転勤とかのお報せ?
双星「俺の仕事変わるんですか?」
ヒミカ「残念だが馬小屋の仕事はそのままで、王の相談役に任命された。」
双星「・・どんな仕事ですか?」
ヒミカ「そのままだ。王が悩んでいたら助言をすればいい。」
俺には務まらない気がする。頭のいい人がやるべきかと。
ヒミカ「もちろん給金も出る。重要な仕事だからな、今までのおおよそ3倍になるぞ。」
3倍?
モルダー「・・まだ1時間も経ってねえから・・」
コード「・・そっかーちょっと間違えたぜ・・」
アルファ「・・なぜこうなるのか理解に苦しむわ・・」
タヌキ「・・なぜだろうなあ・・」
麗しのミルキーウェイ「・・いつ見てもお見事よねぇ・・」
信者「会誌に書くネタがまた増えた・・また激選しなきゃ・・」
あ、そういや今日はミラクル・ゴッドさんいないんだ(現実から目を逸らしー)
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