205受付のおねーさんの勝利予想
次の日。
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日程
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× × × × × ×
× × 4 休 5 休
6 休 7 休 8
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今日は四回戦
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今日は四回戦。
対戦相手は超神さん。
闘うなら朝食も喉を通らないけど、最初から降参するつもりなら多少は食べられる。
ダークエルフ「で、今日はどうやって勝つの?」
双星「やだなぁ、どうやっても勝てませんって。」
メイド「そうですよ。どうやって勝つかではなく、どうやって計画を進めるかだと思います。」
それも違うよ?
ダークエルフ「それなら軍人女の考えに賛成ね。双星が優勝してこそだと思うわ。」
メイド「負けても計画を遂行する方がかっこよくないですか?」
ダークエルフ「なるほど。」
双星「あれ?昨日の会合にはふたりともいなかったよね?なんで知ってるの?」
ダークエルフ「ある筋から聞いた。」
メイド「世の中にはすごい人がたくさんいますよね。」
俺の知らない人脈もあるか・・でもそうだよな。
違うからこそみんなの力を結集するとすごい力になる。
・・俺が今まで生き残って来たのは、みんなのおかげでもあるんだよなぁ。
・・
・・・・
みんなから受けた恩で押し潰されそうな気がしながら、試合会場へ向かう。
おや、あれは・・
双星「るーしーさん。」
るーしー「説教してきた」
双星「え?」
それだけ言って、るーしーさんは去って行った。
いや・・まぁ、るーしーさんも試合ですか?と聞こうとしたけど・・
・・誰を説教したんだ?ルシファーさん?
・・
・・・・
受付「双星さん、今日は対戦相手の棄権で勝利してください。」
双星「ちょっとそれは・・俺の力じゃ・・む、無理・・」
受付「もう私の予定はそうなってるんです!」
受付のおねーさんは、紙を取り出した。
これは・・”優勝者を当てよう券”
受付「優勝者がどういう勝ち方をするか当てるんですよ。」
三回戦で聞いたから知ってる。
ひと口100で、当たれば億になるんだっけ?
受付「双星さんで10口買っていますよ♪ということで今日は対戦相手の棄権で勝利♪」
双星「いやその、今日は棄権っていうか、俺が降参しようかと・・」
受付「うまくこう、双星さんの運の良さで、相手が棄権する方向で調整できませんか?」
双星「無理です!」
受付「ぶーぶー、双星さんのいじわる。控室で拷問されちゃえばいいんだ。」
控室は拷問する場ではありません。
拷問は拷問部屋で・・いや、無くていいよそんな部屋。
俺は控室に入った。
ヒミカ「双星大丈夫か?後遺症とかないか?」
双星「え?い、いえ、ありませんが・・俺なにかあったんですか?」
ヒミカ「無事なら・・それでいい。」
巴「双星さん・・今日の試合・・圧勝、してほしいな。」
双星「無理です!」
ヒミカ「魔剣が必要なら貸すぞ・・まぁ、ミルカの話だと魔剣の力を封印されるそうだが。」
双星「えーーーそんなのもうチートじゃないですか!」
ヒミカ「お前もチートのようなものだろ。」
巴「チートVSチートですね。より強いチートが勝ちます。」
一般人が楽しめる大会にしましょうよ!
こんこん。
受付「そーせーさーん。あっそびっましょー。」
双星「遊びたいのは山々ですが、試合の後でお願いします。」
俺は控室を出て、受付のおねーさんと一緒に試合会場へ行く。
受付「楽しい遊びを知っていますよ。私の”優勝者を当てよう券”を揃える遊びです。」
双星「あーちょっと知育レベルが高すぎて俺には難しいですね。」
受付「ちょっと、ちょっとだけ、先っぽだけ対戦相手が棄権すればいいですから。」
先っぽ?
受付「もう予定は決まってるんです!」
受付「四回戦【棄権】、五回戦【降参】、六回戦【失格】、七回戦【戦闘不能】、八回戦【棄権】」
受付「これで優勝してください。」
【戦闘不能】が、普通に対戦相手を倒した場合かな?
七回戦(準決勝)でようやく普通に勝つのか・・
あ、八回戦(決勝)が対戦相手の棄権での勝利とか・・あれ?そういえば前回大会も・・
受付「というわけで、がんばってください。」
双星「対戦相手の棄権って、俺がどうがんばっても無理ですよね?」
受付「諦めたら試合終了ですよ!」
双星「限度があります!」
受付「自分の限界を設定しない!」
いいこと言ってる気がしますけど、今は使うタイミングじゃないです!
俺は試合の舞台へ足を進めた。
・・
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