195初めての魔法
次の日。
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日程
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× × × 休 2 休
3 休 4 休 5 休
6 休 7 休 8
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今日は中休み
明日は二回戦
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昨日は疲れたから今日はゆっくり休もう。
ヌヌヌ・・
ぐーぐー・・
すやすや・・
ZZZ・・
スースー・・
スヤァ・・
・・あれ?
目が覚め窓を見ると、外はもう夕方になっていた。
メイドさんもダークエルフさんもいない・・
明日に向けて何もしないわけにはいかないよね。
毎日少しずつでも成長しないと・・でも、どうしよう?
?「オレを使うんだ!」
誰?
?「昨日、人間がマラクにいい闘いしたよな。」
うん。
?「エンチャントしてたのわかったか?」
エンチャントって、武器に魔力を付与して威力を高めるやつだよね?
俺は魔法使えないよ。
?「コモンルーンと言って、魔力を込めた術式を覚えるだけで使える魔法がある。」
?「さぁ、キミもかっこいい魔法使いになろう!」
魔法使いか・・
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ドラゴン「なっ・・我の最強ブレスが防がれた・・だと・・」
双星「人は常に進化している!」
双星「もはやドラゴンは人間の脅威ではない!」
双星「そう、このコモンルーンがあればね♪」
今なら定価398000000(約4億)お求めは今すぐ!
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セールストークになった!?
?「たけえよ。」
ごもっともです。
あれ?
喋っているのは封筒だった。
封筒「オレの力をお前に与えよう。さぁ開けるのだ。」
俺は誘われるまま封筒を開ける。
中には紙が入っている。これを覚えれば俺も超かっこいい魔法使いに・・
封筒「お前の伝説はここから始まる!」
俺は新たな魔法を覚えた!
”この魔法は・・痔を治します!”
・・これって、B国で超神さんがくれたやつやん!
封筒「よくぞここまで成長した・・もう思い残すことはない・・がくっ。」
ちょっ!
かっこよさと対極なんですが!
こんな魔法覚えたら・・・・俺が痔を治療したって思われるじゃないか!!!!!
悪いことをしていなくても、人は秘密を抱えることがある。
俺はプライバシーの大切さを学んだ。
・・
・・・・
部屋を出て宿の食事処へ行くと、いつものメンバーがいつものようにいた。
モルダー「お、双星。部屋に閉じこもって秘密作戦か?」
コード「一回戦は熱かったな。でも魔剣の威力は下げてくれ、あれはやばい。」
アルファ「私たちも応援に行ったのよ。」
ゴッド「よい対応だった!ミラクル・ゴッドの名を譲ってもいいくらいだ!」
いりません。
双星「応援に来てくれてありがとうございます。観客の殆どがヒミカさんの応援でしたから居づらかったでしょう。」
モルダー「あ、ヒミカ様の応援してたわ。」
コード「安心しろ、ついでに双星の応援もした(つもりだ)から。」
俺の味方0人説。
タヌキ「そういや二回戦の相手の試合を見に行ったそうじゃねえか。作戦思いついたんだろ?教えてくれよ。」
信者「あ、すみませんファンクラブ会報はもう少しかかります。」
会報?
麗しのミルキーウェイ「これで、この宿で初戦突破したのはふたりね。誇らしいんじゃない?マスター。」
マスター「お客様の活躍がただただ嬉しいだけですよ。誇りは胸に秘めるものです。」
ふたり?
双星「俺以外にも参加している人がいるの?」
もしかして・・ダークエルフさん?いや予選の時点で一緒にいたか。
るーしー「うぃ」
小さな女の子が食べながら手を挙げた。
えっと、確か・・ルシファーさんたちの創造主とか言ってたような。
すごい子・・なのかな?
るーしー「るーしー」
双星「るーしーさんですね。お互いがんばりましょう。」
双星「闘うことになったらお手柔らかにお願いします。」
るーしー「こくり」
モルダー「おい双星!お前なにそんな小さい子にまで馬鹿丁寧に話してんだ。」
双星「いや別に・・」
相手によって対応変えるのって面倒じゃない?
ルシファー「双星が始祖様とあたるなら、決勝戦だな。」
よかった。子供相手は闘いにくいよ。
どうせ優勝はマラクさんだろうし、この子と闘うことはなさそうだよね。
宅配員「すみませーん。依頼された荷物の集荷に来ました。」
マスター「ご苦労様です。すぐ持って来ますね。」
宅配員「遅くなってすみませんでしたぁ。」
マスター「この時期に人手が足りなくなるのはわかっていますから。」
マスター「お互い商売大変ですががんばりましょう。」
宅配員「ありがとうございます。その言葉に甘えてしまわないようがんばります。」
マスター「・・っと。重いですが大丈夫ですか?」
宅配員「あーどうでしょうか・・あはは。」
重いものを運べば少しは運動になるかな?
双星「俺が手伝いますよ。」
宅配員「いいんですか?」
双星「ええ。」
宅配員「ありがとうございます。ではこの箱を外の馬車までお願いします。」
俺は、箱を馬車まで運んだ。
結構重かったな。でも運動にはならなさそう。ちょっとしか運んでないもんな。
宅配員「じゃあ隣座ってください。」
双星「はい。」
・・はい?
俺と宅配員さんは馬車に乗り、馬車が走り出した。
宅配員「ついて来てください。」
双星「・・・・はい。」
宅配員「すみませーん。集荷の荷物をとりに来ました!」
?「お、ご苦労さん。じゃあこれ盗賊ギルドへ頼むね。」
宅配員「双星さん馬車までお願いします。」
双星「・・・・・・はい。」
俺は、荷物を馬車へ運んだ。
宅配員「次行きますよ!」
双星「・・・・・・・・はい。」
集荷作業が終わった頃には夜になっていた。
俺は宅配所から宿まで走って戻った。
モルダー「遅かったな。何してたんだ?」
わかりません。
・・
・・・・




