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184【真の計画】


”真の計画”


”これまで私たちを翻弄し続けてきた双星の計画だが、その正体がついに判明した。”

”双星がB国へ行くのに同行した本誌記者がすべてを目撃したのだ。”


”これは・・どこから説明していいかわからないと書いておこう。”

”すべての始まりは・・数百年も前なのだ。”


”かつて、A国B国C国はひとつの国だった。”

”激運を与えられた者の使命・・それは、3つの国をひとつに戻すこと。”

”そのために生まれたのが【計画】だったのだ。”


”だが、戦争でひとつの国にすればよいものではない。”

”その様なやり方で統一しても、再び分裂してしまうだろう。”


”そう・・私たちが、心から手を取り合える関係にならなければならないのだ。”


”双星の行動は、すべて計画に基づくものだった。”


”武闘大会に参加して賞金の100億を手にしたのも。”

”その100億を利用価値のない暴風地帯と交換したのも。”

”暴風地帯の風を止め、国へ返したのもすべて計画だった。”


”【元】暴風地帯は、A国王の計らいで国民による開発競争へと発展していった。”

”新たな土地持ち貴族が生まれ、国民の声がより政治に反映されることとなった。”

”それは、新しい時代の幕開け。”

”国同士が争う過去との決別。次の時代を担う新しい風を国政に吹かせたのだ。”


”覚えているだろうか?このA国で革命騒ぎがあったことを。”

”双星が旗印となり、あとは退位を迫るのみ・・というところまで来たのを。”

”だが双星は突然王の支持を表明して騒ぎは急速に鎮静化したことを。”


”実は国王も双星の計画に怯えていた。”

”時には双星を追い落とそうとしたこともあった・・だが!双星は王を支持し続けた。”

”ただのお人好しなのか?それとも計画?もしやただのバカなのかとも思っただろう。”


”すべて、計画だったのだ。”


”70年前にA国はC国に支配された。それは10年前まで続き、そのあいだ王族はB国に匿われていた。”

”A国王はその恩を感じ、B国を真の友好国として接して来たのだ。”

”・・気付いただろうか?国を越えて私たちが心から手を取り合える関係、それをA国王は実践していたのだ!”


”我らのA国王こそ、双星の計画に重要な人物だった!”


”また、国王はC国とも関係を改善していった。”

”二度の魔王騒ぎ。この時C国は率先して援軍を派兵してくれたのだ。”

”これもすべて双星の計画・・そして懐深きA国王のおかげである。”


”・・・・さて、今回の計画は恐ろしいものだった。”


”B国は我らA国とC国を憎んでいた。”

”今のB国こそ、かつて3つの国がひとつだった頃、国を統治していた代表だったと。”

”だが敗れ、痩せた今の土地へ追いやられた・・”

”B国こそ正統な統治者であり、A国C国は簒奪者さんだつしゃだと私たちはB国で聞かされた。”

”・・B国は我らと手を取り合おうとはしないだろう・・そう本誌記者は思った。”


”双星は、B国に強力な兵器を与えた。そして、未発見だった豊かな鉱山をズバリ言い当てた。”

”正直、それ自体人智を越えていた。だが、もっと恐ろしい計画をしていたのだ・・”


”B国は、双星から与えられた力で戦争を始めると言い出した。”

”圧倒的な力に、C国もA国も無事ではすまないだろう・・なぜ双星はこんなことを!”


”・・違ったのだ。すべては計画だった。”


”双星は言った。”

”【この戦いで、B国はすべてを失う】”


”強力な兵器をもってしても、B国は勝てないと言ったのだ。”

”そして戦いに負けたB国は、与えられた兵器も、飢えた国民を救う鉱山を奪われてしまうと・・”


”力を手にした者が誤った道へ進めばどうなるか・・それを双星は伝えていた。”

”たとえ国をひとつにまとめても、力を正しく使えなければ、国は再び分かれてしまう。悲劇が起こる。”

”これは・・B国への試練だったのだ!”


”まだ戦争は始まる前・・準備が始まったところだった。”

”なぜ双星はこのタイミングでそのことをB国へ伝えたのだろうか?”

”双星の話を聞いたB国の王子たちを見て、本誌記者は気付いた。”


”王子たちは、始まろうとしていた戦争を止めるべく動き出した。”

”双星の話に耳を傾けないB国王を説得するため、双子の兄弟が手を取り力を合わせたのだ!”


”そう、これこそが本当の試練だった!”


”双星は・・B国を見捨てるのではなく、どうすればわかってもらえるかで動いていた。”

”戦争は始まる前に終わった。すべては、双星の計画通り。”

”いや・・激運を授けられた者たちが、数百年に渡り綿々と続けて来た【計画】なのだ。”


”私たちが誰も理解できず、誰も敵わなかった双星の計画。”

”すべては、私たちの未来のためだった。”


”真実を知った。いや、知ってしまった。”

”このことをみなさんに伝えると共に、双星から話を聞かなければならないだろう。”

”取材を受けた双星は、いつもの調子でこう言った。”


”「まだ計画は終わっていないから、全部偶然ということにしてください。」”


”なるほど、まだ私たちは3つの国が手を取り合い協力するところまで来ていない。”

”今でも私たちにとってC国は危険な国であり、B国は援軍要請を拒んだ国だ。”

”だが、A国王がいる限り、そして双星のような激運を与えられた者が計画する限り、我らに絶望はない。”


”私たちの未来は明るい”


・・

・・・・


大臣「お、王様!こここ国民の支持が8割を越えました!」

国王「(慌てるな、我らは常に当たり前をこなしてきたに過ぎんキリッ)」

国王「ぃいやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


・・

・・・・


?「ひゃっはー!部数大幅増だぜえええええええええ!!!」

?「定期購読の申し込みも止まらねえええええええええ!!!」


・・

・・・・


モルダー「双星がやってくれたおかげでセールだあああ!」

コード「初めて双星と話したときのことを思いだすぜ・・ずっと双星は計画を進めていたんだな。」

アルファ「双星が宝くじを当てた時よね。あれからずいぶん差をつけられちゃったわ。」

ゴッド「いや違う。双星は変わらず接してくれている。そしてオレがミラクル・ゴッドであることも変わらん。」

アルファ「そうね。」

タヌキ「こうなりゃとことん計画の行く末を見てみたいぜ!」

信者「信者が増えて大変だ。会員番号のケタがまた増えた。」

麗しのミルキーウェイ「モルダーが言ったことを説明すると、ここは双星が泊っている宿で、飲食もできるの。」

麗しのミルキーウェイ「双星がやらかすと人でにぎわうのよね・・で、オーナーが便乗してセールするの♪いえーい♪」

るーしー「いえーい」

ルシファー「始祖様、早く戻られないとセバス殿がお怒りになりますよ。」


・・

・・・・


通行人ダブルモブ「次はどんな計画するんだ?」

3本足モブ「いやー楽しみだ。どんどんやっちゃってくれよ!」

双星「全部偶然です。計画とかありません。」

超刺激モブ「ははは、もうその手は通じないよ。」

カロリーモブ「全部わかってるんだから♪」

取り返しのつかないところまで来てい・・だいぶ前からか。


・・

・・・・


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