表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/227

163双星の決断


ダークエルフ「双星、双星!」

双星「え?あ、なに?」

ダークエルフ「意見がまとまらないから双星に決めてもらうって話だけど・・調子悪い?少し休む?」

ミルカ「無理しなくてもいい。横になるか?」

双星「だ、大丈夫。えっと、今後の計画だよね・・」

俺が皇帝にならないルート?

下手に支配を広げたら王になって皇帝に・・それじゃあダメだ!

じゃあずっとこのまま・・だといる意味がないよね?


双星「少し現状を整理してもらえるかな?」

ダークエルフ「ああ。まず私たちは5つの地域を支配している。」

ダークエルフ「私たちの強みは軍事力と領土数、それと・・勢い。」

勢いか・・まぁ全戦全勝だもんな。流れはこちらにある。運命のおかげなのかな・・でも、もう運命は・・


ダークエルフ「弱みは友好勢力がないこと、領土は大きくてもあまり発展していないこと、人材に乏しいこと。」

人材とか戦闘力に全振りした人ばかりだもんな。

あーでも、ダークエルフさんなら内政もできそう。


ダークエルフ「常勝無敗な私たちを恐れて、周囲の国がこれ以上攻め込む様子はないわ・・今のところは。」

ダークエルフ「でも・・不安がっている。包囲網とか作られたらピンチかも。領土が大きくなれば、守りにくくなるから。」

強みを活かし、弱点を抑え、それでいて俺が皇帝にならないルート・・もう投げ出すしかなさそう。

でも・・もう逃げたくない!


幹部「アイテル軍はすぐ倒せそうですよ。小さいですが支配地が増えます!敵も消せます!」

幹部「アイテル軍を追い詰めた3つの勢力が不戦条約を求めています。友好勢力を作るチャンスです!」

ダークエルフ「だがその3勢力はアイテルを理由なく攻めた。信用できるのか?」

幹部「信用など不要。利用できればそれでいい!」

ダークエルフ「まぁな。」

なるほど。


双星「アイテルに友好勢力はいないの?」

ウラノス「あそこは歴史ある国だからな。友好勢力も多い。」

ウラノス「・・だが、近くにはいない。アイテルの周囲は例の3勢力と我らだ。」

なるほど。

・・よし、決めた!


双星「俺たちはアイテルに降伏する!」

ダークエルフ「?」

ミルカ「?」

ウラノス「くくく。」

テミス「?」

コルド大将「?」

幹部「?」

幹部「・・あ、降伏勧告ですか?一瞬わかりませんでしたよ。」

幹部「死に体といってもアイテルは名門です。降伏は受け入れませんよ。」

双星「降伏するのはこっち側。俺たちはアイテルの支配下に入る!」

しーんとなった。

・・いや、ウラノスさんだけ楽しそうに笑ってる。


幹部「ちょ、アイテルとか滅びる寸前ですよ!」

幹部「大勢力が滅びかけの勢力に降伏するとか過去の歴史を見てもありえません!」

幹部「つ、疲れているんですよ。少し休んでは・・」


双星「アイテルは名門だ。大勢力だったのだから、文官も豊富にいるだろう。」

双星「友好勢力も多い。これらは俺たちの持っていないものだ。」


双星「逆にアイテルに足りないモノを俺たちは持っている。」

双星「アイテルに攻め込んだ3勢力と戦う軍事力、拠点となる領土、そして勢い!天の時だ!!」


双星「アイテルに降伏し力を与えれば、諦めかけていたアイテルの敗残兵も集まる。」

双星「アイテルを主に仰ぎ、アイテルの領土を奪い返し、3勢力も潰す!」

双星「そうすればこの国で最も大きな勢力になる!・・囚われている皇帝陛下を救出する力も十分得られる!」

双星「すべての勢力を支配する必要はない!陛下をお助けして、皆が陛下に忠誠を誓えばそれでいい。」

双星「いつまで乱世をやってるつもりだ?最短ルートで戦乱の世を終わらせるぞ!」

とりあえず、俺がトップから降りれば皇帝にはならずに済むよね?(重要)


幹部「ちょ、どういうことだ・・」

幹部「え、わけわからないんだが・・」

幹部「せっかく大勢力になったのに、それを手放すなんて・・」

ヒミカ「双星に常識を求めても無駄だぞ。常識がかわいそうだ。」

ミルカ「まぁ早く終わらせるに越したことはないな・・我が王が言い出したら止めるが。」

ダークエルフ「私は双星の決定を実現させるだけだ。」

テミス「せっかくここまでやったのに・・パパはなんで笑ってるの?」

ウラノス「誰が乱世を終わらせようと、一般人にとっては支配者が変わるだけだ。」

ウラノス「必ず、皇帝を利用して権力を握りたいだけ・・そう噂される。」

ウラノス「それを防ぐために、双星殿は徹底して”正義”を行おうとしているのだろう。」

コルド大将「私は賛成だ。皇帝殿をお助けして乱世を終わらせる・・誰かがやらなければならないのだ!」

テミス「確かにそれができるなら・・で、でも、いいのパパ?」

ウラノス「まあな。ここを取るのにどれだけ苦労したか。」

幹部「ですよねー。」

幹部「ウラノスはがんばったよな。」

幹部「むしろウラノスがほぼ全部やったんだけどな。」

テミス「あたしもパパを手伝ったけど?」

ウラノス「だがひとつだけ俺も同じことを思っていた。」

ウラノス「いささか・・乱世が長すぎるとな。」

話が長いなぁ。俺の話も長かったけど。


ウラノス「とっとと乱世を終わらせるとするか。アイテルとの交渉をしに行ってくる。」

テミス「あたしも手伝います!」

コルド大将「私はコルドの兵を激励してこよう。これから激しい戦いになりそうだからな。」

ヒミカ「なら私はここの兵たちを軽く鍛えておこう。A国の流儀を植えつ・・教えてやるか。」

ミルカ「私は人々に双星の正義を喧伝するか。ついでに3勢力の自分勝手さも。」

ダークエルフ「私は魔法アイテムを量産しておこう。ここから先は早さが重要になりそうね。」

俺は何すればいい?


幹部「人生ゲームでもして待つか。」

幹部「お菓子とジュース用意しないとな。」

幹部「あ、双星殿も一緒にやる?」

・・そっち側はやだなぁ・・俺も正義のお仕事したい。


・・

・・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ